愛原様のたわごと(24年8月11日)






愛原「つい一週間前の話だが、日経平均株価が過去最大の下落幅を更新したらしいな。」

逆沢「けどその翌日に、過去最大の上昇幅を記録したらしいけどね。訳わかんないわ。」

鼎「そのせいか、狼狽売りという言葉が一時トレンド入りしたらしいよね。」

逆沢「狼狽売りってなんだ?」

愛原「言葉の通りそのまんま。株でいえば、株価の下落の大きさにびびって、慌てて株を売却してしまうこと。為替なら、相場が激しく変動したせいで、含み益の大半が一気に吹き飛んだ、もしくは含み益が含み損に大転換した、あるいは含み損が一気に致命傷レベルに膨れ上がったのを受けて、慌ててポシジョンを整理してしまうような類だな。」

鼎「ネットでは、過去最大級の下落を記録したタイミングで投げ売りした投資家たちを、狼狽売りと小馬鹿にしたようなコメントが割とあったりもしたんだけど。」

愛原「政府あたりは、一連の株価の急変動を受けて、冷静な対応とやらを呼びかけていたな。」

逆沢「冷静な対応って、なんやねん? 株を手放すなと言いたいのか? それとも手放せと言いたいのか? 日本人お得意のやってる感だけで中身ゼロの呼びかけといえば、それまでだけど。」

愛原「冷静な対応とか、適切な対応とやらを呼びかけていれば、中身ゼロでも、ちゃんとフォローした気になれるんだから、まぁ暢気なものだな。」

逆沢「お前だったら、こんな時、どんな風にアドバイスする?」

愛原「俺は相場の専門家じゃないから、知った風なアドバイスなんかしたくない。が、それなりに責任ある役職についているが故にそれが許されないなら、【投資は自己責任】とだけ公式にはコメントする。自分の頭で考えて、自分の責任で決断するのが当然の話な訳だから。」

鼎「とある大手証券会社は、積み立て投資家に向けて一連の株価変動に対して、【投資初心者の方は不安も大きいかと思いますが、焦りは禁物です。長期投資という大前提を忘れず、落ち着きましょう】というコメントを出したそうだけど。」

逆沢「政府が出した冷静な対応とやらと大した差はなさそうだけど、不安を打ち消したい思惑も含めて解釈すれば、要は、狼狽売りするくらいならアホルダーになれって事か?」

愛原「まぁ証券会社としては、投資家が離れるような流れは絶対に阻止したいだろうからな。損を確定させて客を怒らせるくらいなら、いずれ来る爆益を妄想させて、長く付き合ってもらった方がずっと良いという事もあるだろう。」

鼎「けどこの急変動で一番狼狽してたのは、実は【冷静な対応】を呼びかけた政府自身の気がするのは私だけかな?」

愛原「政府自身が何度も為替介入まですることで、ようやく円安の流れが反転したと思ったし、日銀も政府と連動して利上げを示唆していたのに、株価の大幅下落を受けた直後に、日銀副総裁に余計なコメントさせて、手のひらを返しやがったからな。狼狽しただけならともかく、方針転換の姿勢まで見せたら、動転そのものというか。正直、容認できない。」

逆沢「あははは。どこかの提督いわくの高度の柔軟性って奴じゃないの? 要するに行き当たりばったりって奴? 無計画、その場しのぎと言い換えてもいい奴というか。」

鼎「私からみれば政府や日銀自身が一番狼狽して正気を失ったようにしか見えないけど、彼らにしてみれば冷静かつ柔軟に戦略転換したという解釈になるのかな?」

愛原「俺からみれば、痛みに耐えかねて、正しい流れをひっくり返したようにしか思えないけどな。円高政策を推し進めるなら、こんなの、ほんの序の口に過ぎないのに。」

逆沢「ん? みんな円安の痛みに耐えかねて、円高を望んでいたのではなかったのか?」

愛原「円安にも円高にもメリット・デメリットはある。どっちを志向しても、一定の痛みは避けられない。ただ取り返しがつかなくなるのは、明らかに円安政策の方だけどな。」

鼎「円安に誘導する政策は、クスリを打つことで痛みを和らげるようなものだよね。その場しのぎにはなるけど、慢性化すると、効き目がだんだん弱まる上に、確実に心身を損壊させる方向というか。」

愛原「円高に誘導する政策は、その逆だな。特に長きにわたる規制緩和などでクスリ漬けの体質になってしまっていると、簡単に禁断症状に陥りやすい。」

逆沢「もっとも、利上げとか、自国通貨高を促すような政策は、アメリカとか他の国でも、景気を冷やすとか言われて、大抵忌み嫌われがちだけどね。」

愛原「しかし上げられるときにしっかり上げておかないと、不景気になって利下げしたくなった時に、さらに下げる余地がなくなるからな。それに下げすぎると、その分だけ国力低下につながるという、深刻な悪影響もあるし。だからまともな国は、上げられるときにできるだけ上げるし、下げ幅もできるだけ抑えたがる。」

逆沢「円高方向になると、株安になるのも仕方ない事なのか?」

愛原「日本国内では、日経平均株価なんていう円ベースの評価が一般的だが、公開株式の相場は本来ドルベースだからな。だから仮に企業価値が全く変わらなくても1ドル100円が1ドル150円になれば、円ベースでは株価も1.5倍になる。当たり前の話。ましてオルカンの投資信託などなら、為替ヘッジしてない限り、よりその傾向が露骨に出ると思われる。」

逆沢「あー、なるほど。アメリカ人投資家からすれば、上がりも下がりもしない面白みのない株でも、日本人投資家からみれば、円の価値が2/3に下落すれば、株価の方は1.5倍に増えた感じに見えてしまうってか。見てる基準がドルと円で違うから。」

鼎「円安になる程、企業の収益が増えたように錯覚するのも、同様の理由だよね。ここ数年、税収も企業の利益も過去最高益みたいな言葉が躍ってたけど、円の価値がそれだけ落ちているから、ある意味、当然というか。」

愛原「企業の場合は、輸出産業であるか否かでの差も大きく出るが、輸出企業であったり、そことの取引がメインであればあるほど、当然円安の恩恵も受けやすいだろうな。俺的には、恩恵なんて言葉は本来使いたくないが。単なる数字のマジックにすぎないから。」

逆沢「アルゼンチンやトルコや、昔のジンバブエが、過去最高税収とか、過去最高益を毎年更新中と喜んでるくらい、滑稽な話でしかないってか?」

愛原「そう。極めて滑稽な話。しかし、為替相場が反転すれば、当然その逆の事が起きる。」

逆沢「日本円が150円から100円に戻ったら、株価が2/3に急落しても、全然おかしくないって事か?」

愛原「海外株を中心にやってる人は、なおのこと、円高になると深刻な悪影響を被りやすいだろうな。為替ヘッジをしてない場合。」

逆沢「今年になって、積み立てNISAを始めた人ほど、円高に触れるとショックは大きいってか?」

愛原「表面上わな。実際はまだ始めて1年未満だろうから、今後20年以上ずっと積み立て続ける意思があるなら、全く気にしなくていい誤差になるだろうが。むしろ円高期間が長ければ長いほど、彼らにとって恩恵が大きいだろう。割安で株を変える時期がその分だけ増えるわけだから。日本は少子高齢化などで、国力低下は避けられないと悲観的な人も多いが、仮にそんな悲観的な未来が実現してしまうなら、なおのこと、円高期間は長ければ長いほど望ましい。仮に20年後には、1ドル300円以上が当たり前になっていてもおかしくないなら、1ドル100円など、円高の期間を少しでも伸ばして、その時期にしっかりと株を買いこんだ方が絶対に幸せになれるからな。」

鼎「つまり今年積み立てNISAを始めたような投資初心者に対して、狼狽売りするなというのは、ある意味、正しいって事かな?」

愛原「彼らにとってみれば、円高に振れれば振れるほど、安く株を積み立てられるチャンスが増えるからな。株価下落と聞くと狼狽するのは当然だろうが、下落すればするほど安く買い増しできるくらいに思ってればいい。もっとも所持金の8割以上を株などにぶっこんでるヘビーな投資家や、既に50歳越えてて積み立てやナンピンの余地の少ない高齢投資家に関しては、別の対処が必要になるだろうが。」

逆沢「別の対処というと?」

愛原「積極的な狼狽売りも、選択肢の中に入れておいた方がいいという事だ。」

逆沢「まさかの逆張り?」

愛原「違う。特にヘビー投資家の場合、積み立てとかドルコスト平均法といった悠長な手段ではなく、ドカンとまとめ買いして売り時が来るまでじっくり寝かして放置というスタイルの者も多いが、この場合、今の相場で寝たふりを続けていると、売り時を逃して後悔してしまう危険があるからだ。あと高齢投資家も、絶好の売り時が来る前に死ぬリスクがより高い。」

鼎「売り時を逃して後悔するというと、バブル崩壊の悲劇を思い出すよね。あの時も、一時日経平均4万円近くに達しながら、バブル崩壊で気が付いたら2万円割ってたくらいだから。」

逆沢「バブル崩壊で恐ろしいのは、その後、30年以上も株価が回復しなかった方だわ。寝かしていたらいずれ元に戻ると思ってたら、何十年経っても戻らず、寿命の方が先に来たって人も結構いたろうし。」

鼎「余剰資金が多い人だったら、相場が安い時にどんどん買い増しして、高づかみの傷を薄めることもできただろうけど、そうでない人は、売り時を逃すと何十年も塩漬けにするか、酷い損切りをするしかなくなって、すごく悲惨だよね。」

愛原「だから所持金の8割以上を株に変えてるようなヘビー投資家や高齢投資家に対してまで、握力を強くしろとはとても言えない。俺には未来は読めないので、どういう選択肢を取るのが正解かは分からないが、選択肢を間違えたら極めて危険な位置にいるという自覚くらいはしておいた方がいい。【投資は自己責任】という自覚を強く持った上で、自分なりの勝負勘で選択肢を選び取ってもらいたいとしか言えない。」

鼎「今年積み立てNISAを始めたばかりの若いビギナーさんと、ヘビー投資家や高齢投資家では、取るべき対応が実は全然違うって事かな?」

逆沢「けどバブル崩壊を例にとるのは、さすがに大げさじゃね? 今の相場をそこまで危険視している人なんて、ネットを見回す限り、ほとんどいなさそうだし。バブル崩壊の再来を警戒する人と比べたら、まだ南海トラフ地震を警戒して、買い占めを図る人の方がまだ多そうな気すらするし。」

愛原「あー、なんか3日ほど前に南海トラフ地震の臨時速報とやらが出て、買い占め現象が一部地域で起きたようだな。」

逆沢「そうそう。私は【こちらも何の社会実験だ?】と思う程度には、正常性バイアスに毒されてる訳だけど、今の株価を見てバブル崩壊を思い出すような人なんて、南海トラフ地震を警戒する人以下だと思うわけよ。」

愛原「【飛べるかどうかを疑った瞬間に飛べなくなってしまう】とか言ってピーターパン現象を説いた黒田東彦前日銀総裁が聞いたら、お前の主張に全面的に賛同しそうだな。みんなが株価の崩壊なんて起こるわけがないと信じる限りは、実際に株価の崩壊も起きるはずがないという意味で。」

逆沢「でも実際、弾けるバブルなんて無いだろ? 土地の高騰みたいな現象も全く起きてないし。」

愛原「約30数年ぶりの異常な円安と株高自体が、俺にはバブルそのものにしか見えないけどな。長期的にみれば円安は避けられないと考える俺からしても、ちょっとスピードが異常というか。」

鼎「円の価値が3分の2になったから、株価が1.5倍になったというだけなら分かりやすいけど、実際はそれ以上の株価になったのが、私には気になるかな? 実体経済と比べても、高騰しすぎてるというか。反動が怖すぎるレベルで。」

愛原「積み立てNISAも含めて、投資ブームの影響もあるだろうな。30年ぶりと言ってよいレベルで株価が高騰状態なだけに、高値づかみになってなければ良いと思うけどな。バブル景気の時みたいに。」

鼎「バブル景気の時も、バブルで好景気の時に高値づかみを恐れた人はほとんどいなかったよね。むしろブームに乗り遅れて儲け損なう事を恐れた人ばっかりだったというか。」

愛原「【靴磨きが株に関心を持ち始めたら暴落が近い】とも言われるが、これは大抵の場合において正しい。彼らは暴落が起きても、それを絶好の買い場としか考えない。バブル崩壊の時もそうだった。ある日突然、株価が半減したのではなく、約9か月もの長い時間乱高下を繰り返しながら、最終的に落ちていったからな。バブル末期に何度も乱高下する中、下げ時を買いのチャンスと受け止めて、どんどん買い増した結果、さらに傷口を広げていった勇者が当時どれだけいた事か・・・。」

逆沢「乱高下という事は、上手くやれば、何度でも売り買いを繰り返して大儲けできそうな相場だけどね。」

愛原「上手くやれば、な。但し、乱高下といっても基本的には下げトレンドだ。大暴落した後に大暴騰するといっても、暴落前以上の相場まではなかなか戻らない。これも数字のトリックの話になるが、株価が50%下落した直後に、50%高騰しても、トータルでは25%の下落だからな。逃げ遅れると、取り返しがつかない危険な相場という事くらいは認識しておいた方がいい。」

鼎「ただ当時とは、大きく違うところもあるよね。当時は土地神話が根底にあって、その土地バブルが弾けたから、大変なことになったけど。」

愛原「土地バブルは、ねずみ講と基本的に同じだからな。自分が買った値段より、さらに高い値段で買ってくれる客が現れ続ける限りは、いくらでも相場は跳ね上がり、好景気を牽引し続けてくれるが、いずれ必ず限界が来て、あるタイミングで大きくはじける。戦国時代の茶器バブルもそれに近いものがあったようだが。」

鼎「末期には、城を貰うより茶器を貰う方がうれしいなんてことを言う武将まで現れたり。ルソン島で作られただけのただの日用品に過ぎない壺までが、舶来品の茶器としてもてはやされたりしたとも言われてるよね。茶器バブル、ここに極まれりというか。」

愛原「本来、何の価値もないルソン壺を有り難がるようなのは、本来何の価値もない田舎の原っぱをこれから高騰すると騙して高く売りつける原野商法と大差ないからな。バブル末期でよくある共通の光景ではあるな。秀吉は千利休を処刑するなどの無茶苦茶をする事で、無理やりバブル崩壊を抑えようとしていた感もあるが。」

逆沢「ただ、茶器や土地と株は、色々違うんじゃね?」

愛原「全く別物と捉えるか、似たようなものと捉えるかは、個人の主観だから是非は言わない。ただ人々が価値を高く認めれば実態と関係なく高騰し、逆なら暴落する点は共通項もある。逆に相違点に着目するなら、国際情勢や国の政策によって、ある程度は操作が可能という点があるわな。」

逆沢「黒田前日銀総裁がしたように、株を国の機関が買い支えるような暴挙を行ったり、円安誘導に成功すれば、株価はそれなりに高く保つこともできるってか?」

愛原「但し、どちらも邪道ではあるけどな。円安に誘導すれば、その場の景気には好影響だが、国力は確実に低下する。優秀な人材の国外流出が加速し、外国の優良な商品も手に入りにくくなるからな。資源がある国ならまだしも、そうでなければ加工貿易で財を成そうにも、肝心の原材料が手に入りにくくなるため、高品質の製品を作りにくくなる。つまり付加価値を付けて高く売るという事が困難になり、自国通貨安を利用して、安かろう悪かろうの製品を大量輸出する方針を主流とせざるを得なくなる。薄利多売戦略でいこうにも、高価な機械は導入困難になるため、多くの発展途上国が得意とするような、安い労働力の人海戦術で押し切らざるを得なくなる。あと国が株を買い占めるような真似をすれば、企業の国営化が加速する。そうなると潰れるべき企業でも政府が大株主である事で潰れにくくなり、市場原理が歪められ、競争力も失われていく。」

逆沢「けど円安に慣れた国民は、シャブ漬けの中毒者と同じだからね~。実際、思わぬ株安に狼狽したのか、政府も日銀も、方針転換の姿勢を見せたくらいだし。」

愛原「シャブ中毒者や株成金どもに激しく嫌われても相場の是正に突き進めるか、支持率低下に歯止めをかけるために日和って異様な円安相場を容認するか? 政府も大きな岐路に立たされてると言えるわな。」

鼎「ただ、世界経済は、決して日本を中心に回っているわけではないよね。特にアメリカの景気次第で、日本経済なんて、どうにも動かされそうなところもあると言うか。」

愛原「株価に関しては、特にそうだな。世界経済が冷え込めば、円安円高に関わらず、株安は避けられない。為替相場に関しては、各国政府が特殊な為替操作をせず、自然に任せれば、好景気時にはドル高(相対的に円安)、不景気時にはドル安(相対的には円高)に向かいやすい。まぁ、そういう理由もあって、なおのこと、円高の印象は悪くなりがちともいえるが。」

鼎「円高だから日本の景気が悪くなるのではなく、世界経済が悪いから日本経済も悪くなるだけで、円高は直接の原因ではないのに、なぜか円高を諸悪の根源と考えたがる人は少なくないよね。」

逆沢「ツバメが低く飛ぶと雨が降るなんて話も聞くけど、ツバメが雨を降らせていると勘違いするようなものね。」

愛原「ヒトが雨を予想して傘を持ち歩くのと同じようなものだからな。別にヒトが傘を持ち歩いたから、雨が降る訳ではない。円高も同じ。円高を無理やり是正しても、それと世界経済は別。アメリカの景気が悪くなったから、アメリカが利下げという名の傘を差す(結果的に円高に向かいやすくなる)だけで、円高になったせいで景気が悪くなるわけでは決してないからな。」

逆沢「アメリカが傘を用意したから雨が降ったわけではない。そこの因果を間違えたら駄目って事ね。」

愛原「まぁトランプは、強いアメリカを目指している割に、強いドル安指向だから、彼が政権を取れば円高にはどうしても向かいやすくなるだろう。まぁトランプ以外が政権を取っても、円高に振れやすい空気は増している。なので岸田や植田が、余計な真似をしなければ、行き過ぎた円安には一定のブレーキがかかるとは思うのだが。」

逆沢「ただ、先週の株価大暴落を受けて、その余計な真似を早速始めたって感じか? 日銀の副総裁に余計なコメントまでさせて。」

愛原「ヒトから傘を取り上げたからといって、雨雲が退散したりしないように、無理やり円安を維持しても、株価を高く保てる保証なんて全くないんだけどな。そりゃ円安をさらに推し進めて、1ドル200円くらいにすれば、円換算での株価自体はさらに上がるだろうが。自国通貨を紙くずにするのと引き換えに、円換算での株価だけを上昇させても、見た目詐欺以外の何者でもないからな。」

鼎「名目上の賃金は上昇しても、実質賃金は下がり続けるようなものだよね。」

逆沢「そういや、ようやく実質賃金の下落に歯止めがかかりそうという報道も最近見たけど。」

愛原「ようやく円安にブレーキがかかったからな。けど岸田や植田が、円安誘導に舵をきったら、台無しになるだろうけど。」

逆沢「今、日本経済は、株価と名目賃金を取るか、国力と実質賃金を取るかの瀬戸際にあるってか?」

鼎「けど仮に大幅な円高に振れても、一度値上げした商品の相場はそのままになりそうな気がしなくもないけど・・・。」

愛原「それは各企業の判断としか、言えんな。ただ円高に振れれば、度重なる値上げラッシュに一定の歯止めはかかるんじゃないか?」

逆沢「円高は、景気が悪い時に起こりやすいし。目に見えて株価も下がりやすいから、どうしても印象は悪いけど、長い目で見たら目指すべきはこちらという感じか?」

愛原「トランプや安倍のような経済ポピュリストは、株価など、分かりやすい景気の指標がプラスに働きやすい自国通貨安に誘導したがるみたいだけどな。まぁ日本の場合は、日経平均株価なんてまやかし指標と、いい加減、決別した方がいいと俺なんかは思ったりもするが。」

逆沢「まぁ、分かりやすいからねー。TOPIXとかと比べても直観的に把握しやすいし。」

鼎「ただ、相場が1ドル110円くらいの適正相場に戻ったせいで、株価もその分以上下落(円ベース基準)して、バブル崩壊みたいなものが起こりそうとなったら、岸田総理らが強い懸念を示すのも分かる気がするよ。バブル崩壊の影響で、日本経済は30年以上停滞したわけだから、自民党にとってもトラウマ級だろうし。だから二度と同じ失敗を繰り返したくない決意の表れとも取れそうというか。」

逆沢「正常性バイアスに染まってると言われそうだけど、バブル崩壊の再来なんて、あり得るわけがないと私なんかは思ってるけどね~。岸田もそんな深く考えて路線変更を企てたわけではなく、単に株価急落で狼狽して、脊髄反射的に身を翻しただけの気がするし。」

愛原「一応聞きたいが、バブル崩壊の阻止と言っても、お前ら、あの時、どうすれば良かったと思ってんだ?」

逆沢「ん? そりゃ地価の異常な高騰がそもそもの元凶な訳だから、それを事前に抑えるしかなかったんじゃないの?」

愛原「つまり同様の理屈でいえば、株価の異常な高騰を原因としたバブルを阻止したいなら、株価高騰自体を事前に抑えるしかないわな。けど、現状、日本政府に株価抑制をやる意思なんか微塵もないわな。むしろどうやって株価を高い水準に保ち続けるか?しか頭にないというか。」

鼎「バブル当時の日本政府も、そんな感じだったよね。当時の日本は、アメリカ全土が買えると言われるほどに土地が高騰した事を自慢げに語る人は多くいても、それを抑制しようとする人の声はほとんどなかったというか、賢人の声ほどかき消されていたというのが現実だから。」

逆沢「そりゃ買った土地より、もっと高く土地が売れないと困るからね~。当時の土地転がししてた人達としては。せっかく奮発して高値で買った土地の価値が下落するような政策なんて、絶対に受け入れられるわけないというか。」

愛原「本来なら、土地成金を泣かしても地価上昇に歯止めをかけるべきだったが、当時の政府にそれはできなかった。今も同様。株価を意図的に下げるような政策なんて、ヘタレ政府にできる訳が無いと思われる。」

鼎「せっかく奮発して買った株の価値が下落するような政策なんて、同様に受け入れられるわけがないって事かな? 歴史に学ぶのではなく、歴史を繰り返すだけなら、すごく悲しすぎるよね。」

逆沢「とすると30数年前のバブル崩壊も、どうやっても避けようがなかった歴史の必然ってか?」

鼎「仮に未然にバブル崩壊の惨劇を阻止できないとすれば、政府ができるのは起きた後のショックを最小限にやわらげる事くらいだよね。」

逆沢「地震対策みたいなものか? 地震自体は未然に阻止できないけど、起きた地震による悪影響を最小限に留める事はできるようなものというか。」

鼎「けど当時の日本政府は、その後の対策も大きく間違えたよね。農協などの大口投資家の損失を最大限穴埋めする代わりに、就職氷河期を作り出して第二次ベビーブーム世代を多く見捨てて、取り返しのつかない少子化と、失われた30年を招いてしまったというか。」

逆沢「まさか、それと同じような未来がこれから起こるとか言って、脅かすつもりか?」

愛原「南海トラフ地震じゃないが、確率として起こりえる最悪のケース程度の認識でいいと思うけどな。南海トラフ地震に関しても、無視しても良い程度の確率というか、もしそれが起こってしまったら運が悪かったと諦めるしかない確率という認識の人も割といそうではあるが・・・。未来の事は誰も分からないし。」

鼎「ただバブル崩壊は、リーマンショックのような不景気とは根本的に違うよね。リーマンショックは、米国経済が急速に冷え込んでそれが世界に波及しただけだから、日本の国力的にはあまり関係なかったけど。バブル崩壊の場合は、日本が単独で壮大な自爆をして、日本経済が最も深刻なダメージを受けて、日本の国力自体が低下したものだから。」

愛原「異次元レベルの円安と、積み立てNISAなどの投資誘導政策が組み合わさった事で、株価バブルが発生したという解釈をするなら、置かれた状態としては、リーマンショックよりもバブル崩壊に近いかも知れんな。」

逆沢「どこまで、人を脅かすつもりやねん。お前。」

愛原「お盆の週だし、こういう怪談話も肝が冷えて悪くないだろ?」

逆沢「なんだ、怪談話だったのか? 脅かしやがって。」

愛原「【信じるか信じないかは貴方次第!】って奴だな。別に俺は、未来予知とかもできないし。ていうか岸田や植田次第で、未来が変えられる類でもあるからな。個人的には、黒田と安倍の阿呆が公金で買い上げた株を、できるだけ株高のタイミングでさっさと売り払って負の遺産を清算しろと言いたいが。上手くやれば負の遺産も解消できて、円高にも向かって、今年から積み立てNISAを始めた投資初心者に絶好の買い場も与えられて、実質賃金も上がって、岸田や植田も、歴史上のヒーローになるかも知れないし。とりあえず余計な発言をしでかした副総裁を即時更迭して、発言の打ち消しくらいはして欲しい。別に株安にしろとは全く言わないが、行き過ぎた円安の解消だけは最優先事項で推し進めて欲しいからな。1ドル110円くらいを目標に。」

鼎「けど、やり方を間違ったら、バブル崩壊の再来になる危険もあるんだよね。」

逆沢「純粋な怪談なら、相手は妖怪や幽霊の類だから、私たちにできる事はほとんどないけど、この怪談は、政治によってどんな結果にもなり得る所が厄介ね。」

鼎「この怪談は、バブル崩壊というドラマチックで悲惨なオチと、円安という名の熱湯でゆでガエルになる、救いのないモヤモヤ感だけが残るオチの両面構えという事でいいのかな? 後者の場合は、自覚なきバッドエンドになりそうだけど。妖怪や怨霊に精神を吞まれてしまってはいるけど、精神を呑まれた本人はラリった顔してずっと幸せそうな感じで、メタ視点の怪談の聞き手だけが恐怖を感じるというか。」

愛原「それらの怪談が現実になるかも知れないし。災い転じて福と成すハッピーエンドになるかも知れない。未来は誰にも分からない。ただ注意点として、【信じるか信じないかは貴方次第!】ではあるが、起きるわけがないとタカをくくると、それは時に致命傷になること。政府や証券会社は冷静な対応と称して正常性バイアスが働きやすい心理に誘導したがるが、【人の行く裏に道あり花の山】と呼ばれる投資の世界で、空気に流されたり、お祈りトレードにハマるのは、リスキーと言わざるを得ない。」

鼎「どこかの大手証券会社の未来予測と逆をすればいいなんて、言う人もいるくらいだし。靴磨きが株に関心を寄せ始めたから危ないと言う話もあるくらいだから、【銀行が勧めてくれた投資商品だから大丈夫だろう】みたいな他力本願では、駄目って事かな?」

愛原「特に日本政府の場合、バブル崩壊の前科もあるし。それと同じ道を選びそうな空気も見られるからな。普通なら災害が起きそうなら会社や学校を閉める対応も検討すべきなのに、今回の乱高下に関しては、災害が起きそうなのに【できるだけ落ち着いて、日常生活の維持を心がけさせる】ような空気も感じて、そこが少し不気味ではある。もちろん警報が出ても何も起こらず済む場合の方が多いのだが、大雨警報を出しながら【大雨に狼狽せず、冷静に落ち着いて、将来の受験も見据えて、いつも通り通学しましょう】と呼びかけてるような感もあるというか。」

逆沢「まぁ、オオカミが来るぞ!と煽りまくる必要もないけどね。」

鼎「けど天候やオオカミと違って、政府の対応という人間の判断によって、未来が大きく変わるのは厄介だよね。岸田さんや植田さんの性格を分析して、円高に突き進むか、円安に舵を切るか、アメリカ経済の潮流を汲むか、アメリカにも敢然と立ち向かい世界経済の流れも無視した対応を取るか、あるいは突如の岸田総理辞任の可能性も含めて、今後の予想もしないといけないとすれば。」

逆沢「時の為政者次第って。私たちはどうすればいいんだ?」

愛原「政治的には真面目に考えて投票すること。特に支持率目的で国民をクスリ漬けにするような為政者には、気を付けたい。経済的には【投資は自己責任】という自覚を強く持つこと、くらいだな。今回は、怪談話という体でネタを終えるが、【信じるか信じないかは貴方次第!】。」











過去のたわごと 
2024年  7月28日 怪物化する俗物チーターの一類型 7月14日 悪事を誘引する事で利益を得る人たち
6月30日 二重相場制 6月16日 コンサルタントという外付け軍師
6月2日 事務の達人 5月19日 なろう領主による平和的経済活性術
5月5日 真剣勝負を観戦する喜び 4月21日 無知という名の免罪符
4月7日 権力闘争の一類型 3月24日 劣情
3月10日 腐敗した組織を内部から改める難しさ 2月25日 第三者の憶測に基づく介入
2月11日 結婚しない理由  1月28日 結婚という契約(相互扶助義務と貞操義務)
  1月14日 警察が動きたがらない理由 12月31日 初級者なりの対戦の楽しみ方 
2023年  12月17日 サイト刷新とトップページ変更のお知らせ 12月3日 報道資本主義とブラックジャーナリスト
11月19日 覆滅作戦 11月5日 強者のズルと弱者のズル
10月22日 自称中立(中立という名の傍観) 10月8日 変わらないテレビ局の体質
9月24日 被害者救済の視点と非親告罪について 9月10日 テレビ局の腐敗とテレビ離れ
8月27日 枕営業 8月13日 真相を追及する力
7月30日 昔の罪、昔の不祥事 7月16日 LGBT
7月2日 溺愛もの 6月18日 復讐系と自力救済
6月4日 親の能力や役割を継承する子供たち 5月21日 夢(寝てる時に見る方の)
5月7日 お布施とご利益 4月23日 地方の都市計画
4月9日 いろんな刑罰 3月26日 一度引退した者を現役復帰させるには?
3月12日 格ゲープレイヤーが求めるもの 2月26日 一強・談合体制
2月12日 Street Fighter Vの初心者 1月29日 スポーツとしての格闘ゲーム
1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日
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