愛原様のたわごと(24年8月25日)






愛原「今年も終戦記念日を迎えたわけだが、【戦争がなぜなくならないのか?】という普遍的な疑問というか、悩みについて、まず最初に考えてみたい。」

逆沢「不戦の誓いの場となるはずの長崎の原爆の日の式典で、アメリカを始めとするG7が全て欠席(もしくは格下の代理人を派遣。もちろん主催国の日本は除く)するくらいだからね~。世界の中心にいる人たちが戦争を肯定しているくらいなんだから、そりゃ無くなるわけがないわ。」

鼎「というか、これは設問が悪いかも。本気で戦争をこの世から無くしたいのなら、【戦争がなぜなくならないのか?】ではなく、【戦争を無くす方法】について、議論する事から始めないと。」

逆沢「まぁ、アメリカなどからすれば【みんなが俺様に従えばいい。簡単な事だ】って、回答になりそうだけど。ていうか、ファンタジーの悪役共通の思想かもね。【みんなが好き勝手やるから争いは無くならない。争いを無くすには、みんなを俺様に従わせるしかない】みたいな思想に陥るのは。」

鼎「でも、それは甘いと思うよ。全ての臣民が絶対権力者がどれだけ独裁者に従っても、刺激に飢えた独裁者は、新たな娯楽として、故意にでも争いを生み出すと思うし。コロシアムを作って殺し合いをさせたり。身分格差を作る事で、人と人が憎しみあうように仕組んだり。無論、これは権力者に向かうであろうヘイトをそらす目的もあるだろうけど。」

愛原「その絶対的な権力者が、独善的な性格の場合は、【被害者なき犯罪】を次々生み出して、思想犯を過激に取り締まりだしたりもするだろうな。中絶の是非くらいなら可愛いもので、宗教の押しつけも当たり前。自分たちを尊敬しない者は不敬罪。ちょっとカルトが入ってくると、苦痛こそ美徳と言いだしたり、戦いが人類を強くすると争いを正当化したり、人間は自然に還るべきだとヌードを強制しだしたり、人類はさらなる高みに昇るべきと言い出して人体改造や人体実験をどんどんやり出したり。」

逆沢「何、そのRimworldのideologyみたいなトンデモ思想。」

鼎「けどファンタジーのラスボスには、【人類は滅ぶべき】というカルト思想に染まった人達も結構多いし。案外、普通にあり得るかも知れないよ。」

愛原「人間である以上、どうしても不快な相手というのは出る。これは絶対権力者でも変わらない。たとえ全人類が絶対の忠誠を権力者に誓っていても、【アイツの顔を見るだけで不快になる】という相手が出る事は避けられない。そうなると、あんな不快な肌や髪をした不快な民族は浄化しようみたいな話になってもおかしくない。綺麗に着飾れば生意気と受け取られ、清貧を志せば小汚い貧民どもと、どっちにしても不快感を煽る。面白いジョークの一つも言えないだけで悪態をつかれ、とか言って失言の一つもすれば致命傷になる。不快な相手がいない世の中を理想とした場合、いずれ全ての人類を滅ぼすしかないと世のラスボスたちが判断しても、それはあながち不思議ではないだろうな。」

鼎「不快という理由で、相手を弾圧したり、相手と争うのを肯定する限りは、戦争も絶対に無くならないという事かな?」

逆沢「宇宙人とか魔族とか、もっとヤバイ敵が人類の前に現れた時だけ、人類が結束するシーンは珍しくないけど、より不快な敵が現れたから、そっちとの争いを優先しただけに過ぎないと考えれば、何の矛盾もないってか。だから宇宙人や魔族などの敵を退けられたなら、再び人類同士で争いを再開させても、人類的には全然OKというか。」

愛原「作品によっては、宇宙人が地球人の事を非常に好戦的な種族と評する事も珍しくないが、これはあながち間違っていないだろうな。暇さえあれば地球人同士で殺し合う光景をみれば、宇宙人視点でみれば野蛮人以外の何者でもないからな。」

鼎「同じ種族同士で潰しあって滅ぶ未来も回避して、地球を訪れる事ができるほどの文明を築き上げた宇宙人からみれば、地球人の事を好戦的な生命体としか思えなくても、全然不思議はないって事かな?」

逆沢「熊やライオンですら、生存に必要だから攻撃もするだけで、人間ほどに快楽目的で殺害行為まではしないからね~。」

鼎「そうでなくとも、人類の歴史は、侵略による拡張の歴史だよね。ネィテイブアメリカンやアボリジニらを徹底的に駆逐したような民族が、世界の覇権を握ってるくらいだし。誰よりもたくさんの民族を滅ぼした民族こそが、世界の覇権を握れると言わんばかりというか。」

愛原「その理屈でいえば、モンゴル帝国みたいなのは、どれだけ強くとも、他民族との共存という道を選んだ時点で、覇者の資格はそもそも無かったという事になるのかな? 恐ろしい仮定の話だな。」

逆沢「イスラエルも、大英帝国やアメリカの歴史を知ってるからこそ、民族浄化に励んでんじゃね? モンゴル帝国みたいな一過性の台風で終わらないためにも、イギリス、アメリカに続いて、次世代で世界の覇権を握るためにも、異民族の浄化という儀式は、覇者の通過儀礼として避けられないと考えてもおかしくないというか。」

鼎「けどアメリカでもヨーロッパでも、イスラエルの非道を糾弾する民間人の声は、昔より明らかに増えてるよね。世の中自体は、着実に反戦平和の流れに向かってると信じたいけれど。」

逆沢「大衆レベルだと反戦平和を願う人はそれなりに多そうだけど、政府レベルでは全然浸透してないのが悲しいけどね。長崎の式典にG7全部とついでになぜかEUの大使も含めて、みんな参加拒否とか、あんまり過ぎるだろ?」

愛原「日本のネットユーザーの中には、イスラエルの参加を拒否したのがそもそも間違えというコメントもあったけどな。」

逆沢「それを言ったら、そもそもロシアやベラルーシの参加を拒否したのが、そもそもの間違えの発端だろ? 戦争当事者国の全てを招待して、その上でいっぱい嫌味を聞かせてやれば良かったのに。」

愛原「広島での式典は、当初はその予定だったらしいが、政府から圧力をかけられてロシアとベラルーシの参加を除外する流れになったらしい。一方、長崎の方は元々戦争当事者国であるイスラエルを外し、その代わり被害者国であるパレスチナを参加させた。まぁウクライナの参加を認めるなら、パレスチナの参加も認めないとおかしくなるからな。そういう意味では、広島は元々は垣根を設けない予定だったが政府の圧力に屈し参加拒否国を取捨選択し、一方の長崎は政府の意図を無視して独自基準で取捨選択した形にはなる。」

逆沢「広島も、イスラエルを参加させるのならパレスチナもロシアもベラルーシも参加させたら道理は通ったのに。平和の式典が醜い政治の論理に汚染された感いっぱいで残念だわ。」

鼎「仮に、どうしても政府の要請に従ってロシアとその同盟国のベラルーシとパレスチナを除外しなければならないなら、イスラエルとその同盟国のアメリカとウクライナも除外すれば、バランスだけは取れてたのに残念だよね。」

逆沢「いや、アメリカだけは絶対に呼びつけないと駄目だろ? 原爆を落とした張本人なんだし。しっかりと呼びつけた上で目の前でイヤミを言ってやらないと。」

鼎「オリンピックも平和の祭典という位置づけだけど、ロシアとベラルーシは外されて、イスラエルとアメリカはOKという二重基準で、すごく残念だったよね。ロシアに関してはドーピング疑惑とかもあったけど、似たようなのは他の国も同様にあったから取ってつけた感が否定できないし。ベラルーシに至っては、ロシアと同盟国というだけで完全に巻き添え食らってるし。」

逆沢「パリオリンピックに関しては今更どうにもならないけど、次のロサンゼルスオリンピックでは、イスラエルとアメリカの参加を拒否して、平和の祭典としての面目を保ってほしいわ♪」

愛原「アメリカが参加できないロサンゼルスオリンピックとか、実現したら観客のいない東京オリンピック以上にインパクトがありそうだな。」

鼎「IOCが商業五輪から脱却して平和の祭典という原則に回帰できるか?次第だよね。ロシアとベラルーシはアウトだけど、イスラエルとアメリカはセーフという二重基準も、商業五輪である限りはユダヤ資本の要望を無視できない部分が大きかっただろうし。」

逆沢「ま、平和の祭典とかアスリートファーストとか、もっともらしい看板掲げても、昔からオリンピックは政治の延長だった気もするけどね。だからモスクワオリンピックの時には、日本はアメリカと歩調を合わせて、自ら参加を拒否してボイコットした事もあったし。国単位で開会式の行進をするのも、国単位でメダル数を数えるのも、どう見ても国の宣伝を意識してるからだろうし。だから一部の国では、国の政策として積極的に選手を育成して、国の面目を賭けてオリンピックに参加してるような所も珍しくないし。」

鼎「モスクワオリンピックの時の不参加は、主役のアスリートの思いを完全に無視した、典型的な政治の都合だったよね。二重基準で揺れたパリオリンピックもそうだけど、平和の祭典とか、平和の式典といわれるものが、政治の都合で醜くゆがめられるのは、あまりにも悲しすぎるよね。」

逆沢「そういう意味では、長崎市長は、平和祈念の式典としての本分を見失わずに済んだという感じか? 政治家目線では、アメリカの機嫌を損ねるような外交イベントをやったというだけで、よろしくないのかも知れないけど。」

愛原「日本政府の立場的には、アメリカの機嫌を損ねないというのが、最優先事項みたいだからな。だからアメリカがどこの国に戦争を仕掛けようが、その戦争を支持しなかった事も一度もないし。」

逆沢「交戦権を否定した反戦平和の国が、他国の戦争を支持する事自体、ひどい欺瞞だと思うのは私だけか?」

愛原「俺も、地球人が戦争を起こすのをやめさせるには、反戦平和の流れを世界に浸透させるしかないとは思う。が、過去の歴史においても、戦争が起これば、第三国の大半は、反戦や中立に選択するよりは、残念ながらどちらかを支持する例がほとんどだからな。」

鼎「関ケ原の戦いとか、その典型だよね。大抵は東軍・西軍いずれかの支持を余儀なくされて。真田家とか九鬼家とか、ちょっとずるい大名家は、どちらが勝ってもお家を保てるように、二股をかけたりもして。少なくとも戦争反対を露骨に唱えた大名家は皆無だったというか。」

愛原「当時は反戦平和なんて概念がなかったにしても、それを差し置いても、どちらも不支持という大名家はほとんどなくて、どちらかあるいは両方を支持する勢力ばかりだった点が、【戦争がなぜなくならないのか?】を突き止める上で大きなポイントかも知れんな。」

逆沢「勝ち馬に乗りたいからじゃないの? 勝ったら恩賞ももらえそうだし。」

鼎「それだったら、二股かけた大名家の説明がつかないよ。二股をかけた場合、どっちが勝ってもそれなりにダメージも大きくなるし。むしろ勝った場合の恩賞うんぬんではなく、勝ち馬を支持しなかった際に受けるデメリットを危惧したのだと思うけど。」

愛原「俺もそう思う。【私は徳川と石田のどちらが勝っても、勝者には一切従いません】と言った所で、いずれその勝者に攻め滅ぼされるだけだからな。」

逆沢「勝者にこちらを自由にする権利があるのなら、なおのこと、勝者を支持しない選択肢はない。もちろんどちらが勝者になるかは分からないから、大抵はどちらかを支持せざるを得なくなるけど、両方支持する事はあっても、両方支持しないという選択肢だけはあり得ないって感じか?」

鼎「なんか、バイデン大統領が次の大統領選挙の出馬を辞退する前の岸田さんみたいだよね。バイデンさんへの支持を岸田さん自ら演出する一方で、副総理の麻生さんをトランプさんに面会させて、バイデンさんとトランプさんのどちらが勝っても日本政府が不利な扱いを受けないように、平気で二股外交するような所。」

逆沢「日本政府としては、民主党と共和党のどちらが勝ってもいいように両方と仲良くする選択肢はあっても、両方とも支持しないという選択肢だけはないという感じか? それをするくらいなら、一か八かどちらか一方に賭けた方が、まだマシというか。」

愛原「反戦平和という姿勢は、どちらも支持しないというスタンスに比較的近いからな。まぁ厳密に言えば、侵略国を許さないという性格柄、侵略された側を支持するパターンも多いだろうけど、これは勝算が低い側を支持しますというのにも近いから、ギャンブル的にはどうしても賢い選択肢とは言い難いわな。」

鼎「リアルの戦争は、実力が互角という事はほとんどなくて、露骨に戦力差がある場合がほとんどだよね。」

愛原「スポーツやゲームなら【俺より強い相手に会いに行く】タイプも珍しくないが、リアルの戦争で自分より強いと分かっている相手に戦争を仕掛けるのは、ただの自殺行為でしかないからな。強国から経済制裁や外交封鎖などを仕掛けられて、戦争する以外に道はないような状況に追い込まれでもしない限り、弱い側から強い側に戦争を仕掛ける事など(よほどアホがトップでない限り)まず無いと言い切っていい。」

鼎「つまり自分から戦争を仕掛けたり、相手から戦争をせざるを得ないように外交的に追い込むのは、常に強い側であって、弱い側から戦争を望んで仕掛ける事は、絶対に近いレベルで無いという事かな?」

逆沢「かつての大日本帝国とか、フセイン政権のイラクとか、今のロシアとか、外交的に追い込まれた場合は、望まない戦争を自分から仕掛けてしまう事もあるけど、普通はそんなリスキーな戦争は仕掛けない。自分から望んで仕掛けるのは、常に蹂躙できるほど強い側って感じか?」

愛原「戦争というよりは、狩りの延長のケースも多いわな。ヨーロッパ人が新大陸でネイティブアメリカンの人達を虐殺したり、イギリス人がアボリジニを虐殺したり。まぁ後者は、実際にアボリジニをスポーツハンティングの対象にしてたなんて記録もあるくらいだから、本当に狩りそのものだわな。おそらく侵略者という自覚もなく、せいぜい自分たちの新しい土地に張り付く害虫の駆除くらいの自覚しかなかったんじゃないか? 保安官なんて偉そうな肩書の者が、民衆を守る正義の味方ヅラして、住処を取り戻そうとするネイティブアメリカンの人達をバンバンやってたり、してたくらいだからな。」

逆沢「イスラエルのパレスチナ側に対する態度も、害虫駆除くらいの認識しかないのかね~?」

愛原「イスラエル側がどう思ってるかはともかくとして、問題はそれを支持する各国政府の方だろうな。こいつらが足並みそろえて、イスラエルに対してガツンと反戦平和の姿勢を見せつけ、従わなければ制裁という態度も示せれば、ここまでひどい状況にはなってなかったから。」

逆沢「けど関ケ原の戦いの時みたいに、各国は勝ち馬に乗る事しか考えてないってか?」

鼎「勝ち馬の機嫌を損ねるのが、やっぱり怖いのかな? アメリカやユダヤ資本を支持しないと、アメリカとユダヤ資本が敵に回る危険が出てくるみたいな感じで。」

愛原「直接的な敵にはならなくても、嫌がらせくらいは平気でしてくるだろうな。戦後の日本は、面と向かってアメリカに歯向かった事は一度もないが、それでも経済的、外交的に圧力を受けて煮え湯を飲まされたことは何度でもあるくらいだからな。」

逆沢「トランプは、同じ同盟国の欧州に対しても、【軍事費の負担増を呑まないとロシアを欧州にけしかけるぞ】と、露骨に脅しかけてるほどだからね~。大日本帝国じゃないけど、アメリカから直接戦争を日本に仕掛けなくても、真綿で首を絞めて、日本から戦争を仕掛けざるを得ないか、さもなくば白旗の二択を迫るような嫌がらせくらいは、平気でして来そうな気がするわ。」

鼎「けど、戦争のない世の中にしたいのに、いざ戦争が始まったら、誰を支持するかは別にしても、戦争自体は支持しないとならなくなるとしたら、あまりにも悲しすぎるよね。」

逆沢「中立を気取る人も割と多いけど、かつてスイスが唱えたような本来の意味の中立ではなく、単なる日和見でしかない人達も圧倒的に多そうだしね~。」

愛原「勝ち馬が決まった途端、いかにも最初から貴方を支持してましたってばかりに、遅れて支持を表明する奴も多いしな。」

鼎「日和見勢力にも、大きく二種類あるよね。優柔不断であるが故に判断ができず、結果的に日和ってしまうだけのパターンが一つ。もう一つは自身に十分な戦力があるが故に、後出しで動いてもペナルティーを恐れずに済むパターンというか。」

愛原「後者は、強者の特権だな。日清戦争の後に欧米の列強が三国干渉を仕掛けてきたように、どちらが勝とうが、一番おいしい部分を、後出しジャンケンで自分達が持っていけるだけの力があってこそ、できる芸当といえなくもない。」

鼎「ある意味、漁夫の利ともいえるよね。」

愛原「日露戦争にしても、欧米の列強にしてみれば、高みの見物の対象でしかないからな。どちらが勝とうと、彼らは適当なタイミングで講和に動いただろう。結果的に日本が勝ったから、日本にも恩を売りつける展開になっただけで。仮にロシアが勝ったなら、ロシアに恩を売りつけるべく、領土の割譲なり経済利権なりを日本に迫ってもおかしくないし。無論、彼らがロシアの勝ちすぎを嫌がったなら、三国干渉を日本に迫った時のように、ロシアの戦利品を削る方向で彼らが動いた可能性もあるが。」

逆沢「ウクライナやイスラエルの戦争の件でも、中立気取りの日本人はそれなりにいるけど、高みの見物のつもりなのか?」

愛原「中立気取りでいるのは、政治と無関係の一般大衆だけ。日本政府自体は、ウクライナとイスラエルが勝つ方に思いっきりベットしてるぞ。中立なんてとんでもない。まぁイスラエルに対しては、他のG7と比べれば多少及び腰気味の支持どまりレベルでしかないけど。その代わり、ウクライナに対しては下手な欧州諸国以上に入れ込んでる。」

逆沢「日本政府の実力では、高みの見物後のいいとこ取りなんて許される訳がないってか?」

愛原「実力の問題だけでなく、長年の外交関係がもたらした縛りがあるからな。アメリカの属国のような立場を長年続けてきたせいで、アメリカが仮想敵国と位置づけてるロシアや中国とは、どうしても険悪になりやすい。こうなると、坂本龍馬クラスの偉人が現れないと、修好はなかなか難しくなるからな。言ってみれば、アメリカというガキ大将の言うままに、ロシアや中国に石を投げつけすぎたせいで、ロシアと中国との修好は難しく、結果的にアメリカと縁を切るのがより困難になってしまってると言ってよい。」

鼎「なんか自民党総裁選で石破さんをとりまく状況みたいだよね。」

愛原「かつて石破は、自民党総裁選で安倍を上回る党員票を確保した事もあった程だが、それを激しく警戒・嫌悪した安倍が徹底的な石破潰しを行った。そして勝ち馬に乗りたい自民党議員(及びそれに近い文化人や報道関係者など)が、勝ち馬である安倍の歓心を得たい思惑もあって、寄ってたかって安倍の言うがままに石破に石を投げ続けた。その影響もあって【次の自民党総裁にふさわしい人】との上位に常に石破の名は挙げられるも、肝心の議員の推薦がなかなか集まらない状況が、未だに続いている。ま、そりゃ、そうだな。あれだけ石破に激しく石を投げつけていた議員が、今更手のひら返して石破を支持できるはずがないからな。その結果、自民党総裁選は、本命不在の混戦になって訳分からない展開になっている。」

鼎「石破さんは、党員票だけなら安倍さんよりもたくさんの票を取っていた時代もあるほど、党員レベルでは草の根の支持があったし。これに議員票も付いていければ、ここまで混戦にならずとも済んだと思うけど、ほとんどの議員が石破さんに石を投げ続けた過去がある以上、今更石破さんで党がまとまれるはずがないし。過去のイジメが、未だに尾を引いている悲しすぎる展開だよね。」

愛原「ま、一種の踏み絵だな。アメリカに付く限りは、中国やロシアに石を投げつけなければならなくなる。しかし中国やロシアに石を投げつけるということは、もうそちら側に鞍替えできなくなる事も意味する。安倍と石破の関係も同じ。安倍に付くという事は、石破に石を投げつけなくてはならないということ。当然、石破への支持は未来にわたっても困難になる。そして今の自民党は、長く勝ち馬だった安倍のチルドレンが大半なんだから、石破に推薦を出せる議員など、ほとんどいないんじゃないか? 犬猿の仲の薩長の同盟を成し遂げた坂本龍馬クラスの偉人がいれぱ話は別だが。」

逆沢「軽い気持ちで勝ち馬に乗ると、未来の選択肢を狭める危険もあるって事か?」

愛原「まぁ真田昌幸とか藤堂高虎みたいに、同盟相手や主君を次々乗り換えても、裏切者扱いされずに、逆にどんどん出世していけるタイプなら、勝ち馬を次々と乗り換えていく生き方も、アリかも知れないけどな。」

鼎「けど戦争で勝ち馬に乗るという風潮は、そろそろ終わりにしないと駄目だよね。勝ち馬に乗るという事は、戦争を支持するという事だし。戦争が世の中から支持される内は、絶対にこの世から戦争も無くならないと思うし。」

逆沢「自分から戦争を仕掛けるような奴は論外だとしても、戦争を仕掛けられた側に応戦するなとは言いたくないけどね。」

愛原「まぁ仕掛けられたら受けざるを得ないというのはあるし。通常の場合は、攻撃側は防衛側の何倍も強く、防衛側の勝算は薄いから、圧倒的な戦力を持つ侵略者の悪行を防ぐためにも、みんなが不利な防衛側に付いて、強大な侵略者に対抗すべきというのは、平和主義者の論理としても間違いではないけどな。」

鼎「もちろん経済制裁や外交封鎖などによって、戦争を選択せざるを得ない状態に置かれる場合もあるから、そこはちゃんと見分けて対応する必要もあるかも知れないけど。」

愛原「国民が飢えるようなレベルの経済制裁をやられたら、そりゃ暴発しても当然だからな。他国の利益の為に黙って飢え死にしてやる義理もないし。」

逆沢「ウクライナのケースは、ちょっと評価が難しいところもあるけど、それでも戦争を止める事自体は紛れもない正義だと思うけど。但し、どちらも戦争で得しないようなバランスで、講和を狙うのが王道な気がするわ。戦争を仕掛けたおかげで領土が拡張できたとか、相手を挑発して打撃を与えるのに成功したから安全保障が強化されたとなったら、戦争をしたおかげで幸せになれたという悪い前例がまた一つ増えかねないから。」

鼎「そもそも戦勝記念日なんてものが世界に存在する事自体が、良くないよね。日本の場合は敗戦国だから、単に終戦の日で終わりだけど、アメリカを始めとする連合国側は大体、戦勝記念日という表現だから。どう見ても、戦争を悪と捉えてない。むしろ勝てて良かったと、祝福を前面に押し出してしまってる状態だし。」

逆沢「負けるような戦争は悪だけど、勝てるなら戦争は悪じゃない、勝てたおかげでより裕福になれるならむしろ善であるという思想が、そもそもの元凶なのかもね。」

愛原「勝てる戦争なら無問題とすると、民族浄化に至るような【絶対に負けっこない】程に弱い相手を一方的に蹂躙するような戦争は、全て無問題という解釈になってしまうんだけどな。イスラエルによるパレスチナへの戦争行為も含めて。」

鼎「過去の大日本帝国も、そんな所があったよね。うっかり日清戦争や日露戦争などで戦勝の喜びを味わってしまったせいで、戦争自体への罪悪感も吹き飛んで、その勢いのままに地獄への片道列車に飛び乗ってしまったというか。」

逆沢「そろそろアメリカやイスラエルも、昔の大日本帝国みたいに、原爆落とされて無条件降伏させられるほどの痛い目に遭えばいいのに♪」

愛原「イギリスやアメリカやオーストラリアなどは、侵略者の栄華を知ってるだけで、深刻な挫折を味わった事がないからな。戦争は自分たちを幸せに導く政治手段の一つという認識しかないのだろうな。」

鼎「けど、これって完全に山賊の論理だよね。【確実に勝てる相手を襲って金品を奪う行為のどこが悪い?】的な。」

逆沢「致命的な敗北を知らないが故の傲慢って奴ね。まぁ株で損をしたことがない人が株取引を止めるわけがないように、戦争で悲惨な体験をした事がない国に、戦争の悲惨さを説いても無意味なのかも知れないけど。」

鼎「でも一般兵士レベルでは、アメリカでも多くの人がPTSDになったりしてるよね。日本は戦争を体験した世代がほとんど亡くなってしまったけど、アメリカはその後も世界の至る所で戦争を仕掛けてるから、戦争の悲惨さを現場で体験した人達の数も日本よりずっと多そうというか。」

愛原「無論、そういう人も少なからずいる。ただ、政治を仕切っている人達は、そうではない。彼らは一般兵士と異なり、安全な場所から戦争による利益を直接吸える立場だからな。戦争に関しては、戦争による利益を直接的に吸える上級層と、一般兵士として死と隣り合わせの環境に放り込まれる下級層が別々の思考で動いているから、政府が世論と全く別の動きをする事は珍しくない。」

逆沢「日本政府も、そういう所はありそうね。もっとも利益を直接的に吸える立場とはとても思えないけど。」

愛原「日本政府の場合は、権力と国体の維持の為に必死にアメリカに媚びてる感じだな。利益を吸えるような強い立場ではないというか、むしろみかじめ料を払わされてる立場だが、迂闊に振る舞うと他国に干渉・蹂躙されて、自身の権力を脅かされても困るため、必死になって勝ち馬に付こうとしてるだけの存在というか。一般の日本国民にとっては、そういうのはさして重要でないからか、それぞれに好き放題に、自分なりの正義や理想を奏でてる感じだが。」

逆沢「ま、それは戦国時代でも同じじゃね? 織田だろうと毛利だろうと武田だろうと、秀吉や家康に替わろうと、下々からすれば大して差はないようなものというか。島原の乱を引き起こした松倉家みたいな例外的にひどい領主を引き当てない限りは。」

愛原「大名にとっては、東軍に付くか西軍に付くかは、お家存亡の一大事だが、下々の領民からすれば、統治してる大名が突然改易されて、別のお殿様が突然降ってきても、せいぜいガチャ感覚でしかないようなものかもな。」

逆沢「岸田と菅がどれだけ仲が悪くても、国民からすればコップの中の嵐でしかないってか。そりゃどちらの政治の方が明らかに上というくらい、手腕に差があれば話は別だろうけど。どっちが首相になっても、対米外交の方針に差が付くとも思えないし。ていうか自民党の歴史全体で見ても、対米外交に多少なりとも変化が見られたのは、石油ショックを受けて、米国依存だった石油輸入を改めて中東との取引を切り拓いた田中角栄くらいか? 案の定、アメリカに潰されたけど。」

鼎「鳩山由紀夫さんには、田中角栄さんに次ぐ外交的成果を期待してたけど、簡単に折れてしまって、すごく残念だったよ。」

愛原「当時の民主党は、改革に伴う痛みに耐える力が全然なく、ちょっと壁にぶつかって、世論が動揺する度にすぐにへこたれるの連続だったからな。まぁこの前の株価急落にびびって、簡単に方針転換した岸田政権も似たようなものだったけど。」

鼎「戦争のない世の中を作ろうとするなら、それどころじゃない忍耐がきっと必要になってくるよね。」

逆沢「そりゃ、武器商人やユダヤ資本が、全力で抵抗してくるだろうからね~。アメリカでは、イスラエルを非難する署名をした大学生の氏名と顔写真をさらす宣伝トラックが大学周辺で走行するような嫌がらせも、あったらしいし。イスラエルを非難する署名をしたというだけで、学校で教師たちから嫌がらせを受けたり、内定を取り消されたりとか、見知らぬ人から脅迫行為を受けたり、他にも色々あるらしいというか。」

愛原「日本の右翼団体の街宣車でも、さすがにそこまではせんわな。」

逆沢「連中は、世論工作が上手すぎるわ。歴史的にみても米英ほど残虐な国はなかったし。イスラエルなんかそれを現在進行形だし。アメリカに害をなしたアサンジ氏に性的暴行なんていう疑いを着せたりとか、イスラエルを非難する署名をしただけの学生を社会的に抹殺しようとしたり、共産圏真っ青の悪質な印象操作も平気もやるのに、その印象操作が上手すぎて、あたかも共産圏よりずっと人道的な世の中を作ってるように思わせてるところが。長崎の式典への対応一つとっても、実際は二重基準上等で、どこまでも身勝手なのに。」

鼎「けど、だからといって何もしなかったら、人を殺して奪う事で富を成す残虐な地球人の状態から、いつまでも脱皮できないままだよね。」

愛原「仮に人類が、その状態をいつまでも改められないままだったら、【人類はやはり滅亡するべき】という結論に誰かが達してしまっても、やむを得ない感もあるわな。」

鼎「イスラエルやユダヤ資本の力は強大だけど、それでもやっぱり【戦争を無くす方法】について真剣に考えないと駄目だよね。」

愛原「彼らが根城とする国の多くは民主主義系であり、故にマスコミと経済界さえ抱き込めれば世論工作は容易だが、反面、選挙次第で国体自体は変えられる国だから、下々が戦争のない世の中を目指して声をあげ続けるしかないわな。幸い、それ自体は正論だから、どれだけ叫んでも咎められるものでもないし。」

鼎「ただアメリカの場合、二人の大統領候補が、いずれもイスラエルに近そうなのが気になるかも。ハリス候補の夫はユダヤ人だし。トランプ前大統領の娘さんもユダヤ人と結婚してユダヤ教に改宗したくらいだし。歴代の財務長官に至っては、オバマ政権時代のルーさんも、トランプ政権のムニューチンさんも、今のバイデン政権のイエレンさんもユダヤ系ばかりだし。日本銀行のアメリカ版であるFRBのトップに至っては1987年から30年以上、ユダヤ系の人で占められてたくらい、アメリカの金融や経済部門では、ユダヤ系の力は絶大だから。」

逆沢「私は、山賊に正論が通じるとも思えないし。正論を武器に下手に抵抗しても、性的スキャンダルなり汚職スキャンダルなりで汚名まみれにされて、速攻で潰されそうな気がするのは私だけか? 少なくとも日本の首相レベルの政治力では。」

愛原「戦争に何の罪悪感も持たない山賊に正論を説くのではなく、それに多少なりとも罪悪感や抵抗感のある下々の人同士で、広く反戦意識を高めるのが重要だろうな。これに関しては、本来保守とリベラルの区別は意味がないと、俺なんかは思うけど。」

鼎「けどこれも、彼らが仕掛けた情報操作の影響か、反戦思想はリベラル特有の扱いにされてて、反リベラルの思想の人ほど、反戦に後ろ向きでなくてはならない空気がどこかにあるのは困りものだよね。」

愛原「反戦思想の人間にリベラルのレッテルを貼れば、リベラル呼ばわりされる事を嫌う人は、大なり小なり戦争を肯定せざるを得なくなるという効果を期待しているのかも知れないな。少なくとも保守系の人は、争いが起きる度に勝ち馬につきたがる思想も強そうだし。」

鼎「自分の倫理道徳に照らして正しい側を支持するのではなく、とにかく勝ち馬を支持するという思想は、弱肉強食の風潮を助長したり、弱い者イジメを容認する事に結びつきやすいから、そこがすごく怖いよね。」

愛原「ま、人類社会は元々弱肉強食的な思想で今の世まで連なって来た悲しい歴史があるから、それが直ちに改められる事はないと思うが、それを是とするのは、【人類社会から犯罪が消えたことがないから、犯罪を容認する】ようなのと、全く変わらないからな。世の中が少しずつでも良くなっていくという希望が持ててこそ、人類の存在意義があると思っているし。そこを見失ったら、人が何のために生きているか? 道徳や善悪とは、そもそも何なのか? といった人としての基本的な概念が揺らいでしまうからな。」

逆沢「人の本質は弱肉強食だという事になったら、山賊みたいな価値観が人としての究極の理想になりかねないからね~。」

愛原【自分より弱い相手から物を奪う事で、いっぱい幸せになりましょう】とか、【人は他人を不幸にすることで幸せになれるのです】という思想が至高になったら、世の中が破滅しそうだしな。悪い者が得をする世の中ではなく、勧善懲悪の世の中に変える事で、何とか人類の存在意義を見出したいと俺なんかは思う。」

鼎「【戦争をしたおかげで以前より良くなった】と思えるような世の中は駄目だよね。イスラエルは建国以来、何度も何度も戦争行為を仕掛けて、その度に大きくなっているから、戦争はやればやるほど得するモノという感覚かも知れないけど、そういう悪い意味で調子に乗りすぎた国は、【二度と戦争を繰り返してはならない】と思えるほどのトラウマを植え付けないと駄目なのかな?」

逆沢「ウクライナやロシアに関しても同じね。戦争を仕掛けて良かった。戦争に勝って良かった。そんな前例を作ってはならないというか。」

愛原「山賊が略奪に成功して良かったと思えるような世の中を助長する訳にはいかないからな。戦争当事者を非難するのはもちろん、当事者でなくても、勝ち馬に乗ろうとか、戦争を支持するような風潮とはできるだけおさらばしたい。それは山賊の蛮行を支持する見返りに、山賊から分け前をもらおうと企むような醜い振る舞いと大差ないからな。」

鼎「目指すべきは、山賊のいない平和な世の中の方だよね。」

愛原「もしもイスラエルが今のような山賊どころじゃない民族浄化的な振る舞いを正当化するようなら、目指すべきはイスラエルという名の山賊よりヤバイ奴がいない世の中という事になってしまう。彼らはパレスチナの方を消したがってるようだが、平和の為に本当に消えるべきはイスラエルの方という事になってしまうというか。そして踏み絵的な表現になるが、人類自体も試されていると思う。安易に勝ち馬に乗るという姿勢のままでは、弱肉強食の世をさらに助長するだけだが、それは人類が胸を張って存在を肯定できる判断なのかと。」

逆沢「【人類は滅ぶべき】とのたまうラスボスを頭から否定して、人類の可能性を強く信じ、人類のために戦うヒーローはたくさんいるけど、そんなヒーローの人達なら、ウクライナやパレスチナの惨劇に際してどういう対応をするか? もしもヒーローが、オリンピックの祭典や広島・長崎の式典の責任者だったら、参加国をどのように選定するか? 一度聞いてみたいわね。」









過去のたわごと 
      8月11日 バブル崩壊の一類型
2024年  7月28日 怪物化する俗物チーターの一類型 7月14日 悪事を誘引する事で利益を得る人たち
6月30日 二重相場制 6月16日 コンサルタントという外付け軍師
6月2日 事務の達人 5月19日 なろう領主による平和的経済活性術
5月5日 真剣勝負を観戦する喜び 4月21日 無知という名の免罪符
4月7日 権力闘争の一類型 3月24日 劣情
3月10日 腐敗した組織を内部から改める難しさ 2月25日 第三者の憶測に基づく介入
2月11日 結婚しない理由  1月28日 結婚という契約(相互扶助義務と貞操義務)
  1月14日 警察が動きたがらない理由 12月31日 初級者なりの対戦の楽しみ方 
2023年  12月17日 サイト刷新とトップページ変更のお知らせ 12月3日 報道資本主義とブラックジャーナリスト
11月19日 覆滅作戦 11月5日 強者のズルと弱者のズル
10月22日 自称中立(中立という名の傍観) 10月8日 変わらないテレビ局の体質
9月24日 被害者救済の視点と非親告罪について 9月10日 テレビ局の腐敗とテレビ離れ
8月27日 枕営業 8月13日 真相を追及する力
7月30日 昔の罪、昔の不祥事 7月16日 LGBT
7月2日 溺愛もの 6月18日 復讐系と自力救済
6月4日 親の能力や役割を継承する子供たち 5月21日 夢(寝てる時に見る方の)
5月7日 お布施とご利益 4月23日 地方の都市計画
4月9日 いろんな刑罰 3月26日 一度引退した者を現役復帰させるには?
3月12日 格ゲープレイヤーが求めるもの 2月26日 一強・談合体制
2月12日 Street Fighter Vの初心者 1月29日 スポーツとしての格闘ゲーム
1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日