愛原様のたわごと(25年2月9日)






逆沢「前回、お前が水道管の老朽化などでインフラ崩壊みたいな事を言ってた直後に、下水管にでっかい穴が開いてどえらいニュースになってて、びっくりしたわ。」

愛原「陥没事故自体は、日本中で起きてるし。それ程珍しくも無くなってきてるのだが、今回の埼玉県の陥没事故に関しては、被害者を伴った事と、その被害者の救出が一週間過ぎてもまだできてないこと。陥没の規模が当初と比べて視覚的に分かりやすい形で、どんどん大きくなったこと。東京キー局が取材しやすい圏内で発生したこと。節水などの形で間接的被害を受けた人口が100万人単位に昇った事などが、注目になった要因になるのかな?」

逆沢「一連の救出劇の遅々とした展開を観てて、一昔に比べて、技術が色々劣化してるような気もしたけど、気のせいか?」

鼎「ドローンを活用して被害車両の一部を発見したり、局所局所をみる限りは、明らかに昔より進歩した技術の恩恵は感じるから、ただの気のせいなんじゃないのかな? ワイヤーが切れたり、そういうトラブルに関しては、計算が甘かったのか、昔堅気の職人の勘みたいなものが働かなかったのか、よく分からないけど。」

愛原「実験としてやってるのならトライ&エラーの精神で、失敗も経験の内と割り切って色々と試せばいいと思うけど、災害救助のような一刻を争う場面だと、どうしても正確さとスピードの両方が同時に求められるから、難易度が高くなりがちだわな。」

逆沢「吊り上げに失敗して、落っことして、あげくもっと深い所に沈んで、モタモタしてたら流されてしまいました、とか、結果論とはいえ、最悪のパターンじゃん。吊り上げ時の映像見てると、吊り上げ時の衝撃で、横に別の穴ができて、店の看板も穴の中にすっこーんと落ちちゃってるし。今はその穴とも合流して大穴にまでなっちゃってるし。やってる事がいちいち裏目に出てるというか。」

鼎「私たちは専門家じゃないから、知ったかぶりで救助してる人たちを非難するようなのは良くないと思うけど。」

愛原「とはいえ、似たような災害がこれから色んな場所で起きてもおかしくないから、上手くいったことも、上手くいかなかったことも全部含めて、検証作業自体は、今後しっかりやるべきだろう。でないと他の場所で同じような災害が起きた時、また似たような展開になっても困るからな。失敗は失敗で、しっかり改善の為の材料にしていかないと。」

逆沢「そうは言うけど、検証作業って誰がやるねん? 埼玉県? 埼玉県だけで検証して反省材料にして情報共有してても、埼玉県外で同じような災害が起きたら、ほとんど無意味じゃん。」

愛原「だよな。前々からずっと思ってたのだが、日本の災害救助システムって、どうして国が一元管理しないんだ?」

鼎「けど確か石破さんは、防災庁みたいなものを作るって言ってなかったかなぁ? 総理総裁に選ばれたのも、その構想が支持されたからと私は思ってたけど。」

逆沢「あんなもん、岸田の【新しい資本主義】と同じ、中身のない看板みたいなものだろ? 適当に言葉遊びして、やってる感だけというか。どうせ総理をクビになったら、そんな事を言ってた頃もあったなぁ、で終わると思うわ。」

愛原「俺としては、やってる感だのファッションで終わらすのではなく、大真面目に取り組んでもらいたいんだけどな。ぶっちゃけ、日本の防災システムは、無駄が多く、かつ非効率。市町村単位で食糧や毛布などを備蓄して、有事が起きたら市長村長や知事が個別に対応とか、とぼけた事やってんじゃねえって、心底思うわ。」

鼎「現場の人間が一番、事情を詳しく知っているだろうから、現場の人がまず陣頭指揮を執るべきって発想じゃないのかな? だから災害が起きると、まず市長村長や知事が矢面に立って指示を出す仕組みになってるというか。」

愛原「家で家族の誰かがぶっ倒れたからと言って、医療の専門家でない世帯主が陣頭指揮をとってできる事なんか、ほとんどないだろ? そうなったらできる事は、まず119番なり、医療機関に連絡を取って、そこからの指示を仰いで行動するだけというか。」

逆沢「あー、なるほど。市長村長や知事といった所で、所詮、私達と同じ素人。だったらプロにまず相談を仰いで、その上でプロの指示に従って行動するのが首長の仕事ってか?」

鼎「一応、市役所や県庁の中には、消防署を始めとした防災関連の部門もあって、そこと首長が連携を取った上で判断とか、行動をしてると私は思ってるのだけど。」

愛原「とはいえ日常業務ならまだしも、今回のような特殊な事案で、東京都庁と鳥取県庁で同様の仕事ができると思うか? 政令指定都市と人口数千人の村で、災害に対してノウハウがある職員を同じだけそろえられると思うか? そもそも予算規模が自治体ごとに全然違うのに、防災設備も同じだけそろえられる訳がないだろう。」

鼎「そういえば東京消防庁が消火用のドローンの開発を目指してるみたいな記事も見たけど、防災能力も財力次第となると、地方はどうしてもつらいよね。東京が地方にもどんどん貸し出してくれるなら、地方も助かるんだけど。」

逆沢「そこいくと、医療機関のシステムはよく出来てるわね。総合病院の手を煩わせる程でもなければ町医者。町医者では対応困難な手術なり検査が必要になれば、総合病院を紹介。もちろん難病であるなどして、近所の総合病院でも対応困難であるなら、離れた都道府県の病院を紹介してくれる事もあるし。」

鼎「それと同様の理屈で言うなら、災害救助でも、その規模に応じて、市町村で完結できるレベルなら市町村。県単位で動く必要があるなら都道府県。国単位の協力も必要ならそちらに手配をお願いするようにすべきという理屈は、すごく分かるかも。」

逆沢「私からすれば、埼玉県単独で対応が難しそうなら、さっさと小池百合子や石破総理とコンタクトとって、東京都から災害救助用の車両なり、専門の人員を借りて連れて来いよと、心底思ったわ。何、埼玉県内で無理やり完結しようとしとんねんというか。」

鼎「警察もそうだけど、セクショナリズムというのか、縦割り行政というのか、なるだけヨソの部署に頼らず、自分たちの独力で解決しようとしたがる傾向が役所にはあるよね。たとえ隣り合ってても、関係者が県外にいるようなのでもない限り、まず他県の警察に応援を頼むような事はしないというか。実際には東京都と山梨県、兵庫県と鳥取県の警察の能力が同等であるはずがないのに。持ってる車両の種類から、専門知識を持った職員の幅の広さにしても。」

逆沢「分かる分かる。江戸川で流されてる遺体が、東京都側に着岸するか、千葉県側に着岸するかでも、その後の捜査の行方が全然変わると聞いた事もあるし。司法解剖などができる容量にも全然差があるから、後者だとどうしても自殺や事故などで処理されやすくなるらしいというか。」

愛原「警察でもそうだが、災害対策ならなおのこと、地区割する意味が全然分からない。公務員全員集めても50人に満たない田舎の村役場の担当職員の防災知識と、大都会の専門職の防災知識も、保有物資や車両も同等なわけがないのだから、そこは全体で相互補完していかないと駄目だろう。」

鼎「つまり各自治体が食糧などを各自で貯めこむのではなく、必要に応じて中央が被災地に食糧にしろ、人員にしろ、車両にしろ、外からどんどん持ち込める仕組みに変えていった方がいいという事かな?」

逆沢「まぁ災害の規模や種類によっては、被災地は災害で大ダメージを受けてて、陣頭指揮を取ってる余裕すらない場合もあるからね~。阪神淡路大震災とか、まさにそんな感じだったし。陣頭指揮を執るべき役所自体が、被災でそもそも機能しがたい状況だったというか。」

愛原「大きな災害が起きれば、その度に【もっと早く自衛隊を呼べばいいのに】という声も出るが、何かの出前と思っているのかな?、と心底思うわ。」

鼎「自衛隊の立ち位置が、私達にとってよく分からないのも、ありそうだよね。知事とかが呼びつければ自動的にすぐにやって来るような、便利なお助けマンと思ってる人も多そうだけど、指揮系統的には全然そんな事はないのに。」

愛原「そういう意味でも、防災庁的なものを作って、そこに専門家と専門物資・専門車両などを配置させて、そこが陣頭指揮を取るという仕組みに変えた方がいいと、自分なんかは真剣に思う。もちろん責任も防災庁が相応に負う。」

逆沢「つまり市長村長や知事の仕事は、有事の際に防災庁に119番みたいな感じでSOSを出す事くらいになるってか?」

愛原「もちろん防災庁からの指示に従う義務は、各首長が負う事になるけどな。求められれば必要な情報は全て防災庁に報告しないとならないし。避難勧告や避難所の設置なども、防災庁から指示があれば、適宜行われなければならない。先の119番の例でいえば、首長は世帯主のようなもので、救急車が到着するまでにやるべきことは、当然やらないとお話にもならないようなものというか。もちろん119番と同様、専門家視点では大した事ないケースもあるだろうから、その場合は地元首長にアドバイスだけすれば十分だろう。」

鼎「病気や怪我でも、それが大層なものかどうかはプロに診てもらわないと分からない事も多いから、チェックしてもらえるだけでも助かるよね。もちろんアドバイスだけで何とかなりそうなら、そのアドバイスに従って地元自治体が災害に対処すればいいわけだから。」

逆沢「ていうか9割以上は、アドバイスか、業者の紹介くらいで解決できる気もするわ。ていうか自衛隊や中央省庁の役人が直接出張らないと対応できないような大災害なんて、そうそう起きないし。」

愛原「防災庁が、知事や市長村長の頭を飛び越えて、【ここを避難所に決めました】と勝手に決めても、かえって混乱を深めるだけだろうからな。どこが避難所として適切か、どういう手続きを踏めば円滑に避難所として開設できるか? みたいな事に関しては、地元の事情に詳しい首長らの方が向いてるだろうし。大抵の事はアドバイスだけに留めて、実務は地元自治体もしくは近隣自治体や業者にお任せで十分かもな。」

鼎「仮に地元自治体だけで対応できそうになくて、自衛隊とか、遠方からの救援が必要になった場合も、その是非は防災庁が判断する形になるのかな?」

愛原「その方が上手くいくだろうな。但し、今の自衛隊の位置づけを考えると、法律を変える必要があるかも知れない。現行法のままだと、総理大臣の命令とかでもなければ、自衛隊の厚意に頼る部分があるからな。在日米軍と同様、守ってもらって当たり前みたいな認識だと、肝心な時に役に立たない可能性がある。もっとも自衛隊なら何でもできるという思いこみ自体が、実は大概ではあるのだが。」

逆沢「今回の埼玉県の陥没事故に関しては、自衛隊が現場に駆けつけても、役に立つ可能性は低そうってか?」

愛原「分からん。少なくとも、足を引っ張るような展開は考えにくいので、呼んでマイナスという事はまずならないと思うが。特に事故が起きた直後。まだ被害者が会話可能だった頃なら、自衛隊の方が上手くやったかも知れない。」

鼎「自衛隊でもできる事とできない事があるし。防災庁は、自衛隊から消防団まで、各部署にどんな設備があって、どんな人員がいて、みたいな事を事前に把握できるようにして欲しいよね。あと役所関係だけでなく、民間の情報もいっぱい欲しいかな? あそこはこんなレッカーを持ってるとか。ここからなら、あそこに頼んだ方が早いとか。」

逆沢「奈良県のどっかの村で一億円でトイレ作りましたみたいなニュースみてると、地元自治体は良くも悪くもどうしても義理人情が入るから、そういうのを排除して、客観的にみて合理的な業者に依頼できそうなら、そういう手配作業も含めて、防災庁が一手に引き受けてくれたらと思うわ。もちろん地元の細かい話になったら、さすがに地元の自治体の方が防災庁より詳しいだろうから、そこは地元自治体に任せたらいいと思うけど。」

鼎「医療の世界でも、ある程度、治療が落ち着いたら、再び総合病院から地元の町医者に戻される事もあるように、ある程度の目途が立ったら、防災庁の手を離れて、後は地元自治体の裁量で上手く復興作業をやって下さいでいいと思うけど。専門知識と最新設備で対応したい喫緊の段階では、やっぱりそちらに任せた方が安心というのはあるよね。」

逆沢「少なくともあの陥没事故に関しては、本来、埼玉県だけで完結すべき規模ではなかったと思うわ。現状だと、防災庁みたいなものがないから、それでも知事辺りが陣頭指揮を取って、何でもやらないと駄目なんだろうけど。」

鼎「埼玉県内で全国最高レベルの救助車両や機材や工事業者を一通りそろえられるなら問題ないだろうけど・・・。」

逆沢「そもそも埼玉県庁にノウハウがどれだけあるかも分からないからね~。」

愛原「ただ、これは埼玉県だけの問題ではないからな。おそらくどの都道府県にも、今後似たような災害がふりかかる可能性がある。そういう意味でも、上手くいったこと、より改善できるもの、全てを検証して、全国で知識を共有できる仕組みは欲しい。」

鼎「そういえば確か8年前に博多で、とてつもない規模の陥没事故が起きたけど、あの時は3日ほどでほぼ復旧したよね。あの時のノウハウみたいなのは、活かせなかったのかな?」

愛原「博多の崩落事故は、そもそも直接的な人的被害がない所からスタートできた幸運もあるし。地下鉄のトンネルを掘ってる際の事だから原因も全然異なる。故に、どの程度応用できるかは分からないが、全く参考にできないという事もないだろうな。たとえば埼玉の陥没事故では、400回線ほど固定電話復旧のメドが立たないままという報道も見たが、博多の場合は陥没場所を埋めるのも待たず、即日で別の場所に電柱を立て直すなどして対策して、すぐに復旧させたという話もあるし。」

逆沢「細かい事情が分からないから、博多の成功をどこまで埼玉にも当てはめられるかも分からないけど、ノウハウの共有ができればというのは、やはり感じるわね。」

愛原「東日本大震災では、大震災での経験とノウハウを十分に持っている兵庫県知事がトップを務めていた関西広域連合からの支援が、かなり役に立ってるしな。」

逆沢「ボランティアや義援金頼りだと、どうしても自治体によって恩恵が偏るし。支援物資もお古の下着とか、ゴミみたいなものばかり送られて困る事もあるし。そういう意味でも、当時の井戸知事らが行ったカウンターパート方式とか。不足物資を適切に支援する仕組みとかは、すごく有益だった気がするわ。」

愛原「経験者が獲得したノウハウというのは侮れない。ただ、現行だと、関西広域連合が行ったサポートもあくまで善意に過ぎない。誰かの善意頼りではなく、やはりノウハウ自体を国民の共有財産にしていきたい。」

逆沢「分かるわ。能登地震に際して石川県知事の、あのボランティアに対する態度、なんやねんと思ったもん。人の善意に付け込んで、何、やりがい搾取のおいしい所取りを企んどんねんというか。」

鼎「でも地方の苦悩は感じたよ。都会と違って、国の支援も当てにできない。貧しい地方の財源で復旧・復興をしなければならないとしたら、ボランティアでもなんでも使えるものは使い倒さないと、まるで追い付かないというか。」

愛原「投資効果が薄い地方の復興にどこまで予算を注いでいいものか?、という課題はあるが、人命救助とか、そういう部分で深刻な地方格差があるのはさすがに困るからな。そして良くも悪くも、地方の災害については、より情報が広く共有されにくい、もどかしさは感じる。」

鼎「現行法だと、兵庫のノウハウは兵庫のもの。福岡のノウハウは福岡のもの。石川や熊本などで地震が起きても、それで得られたノウハウはやはり石川や熊本のもの。で、そのノウハウを利用したくてもそれは彼らの善意次第という事になっちゃうんだよね。だからこの陥没事故の経験を埼玉県が上手く活かしたとしても、今のままだと、それは埼玉県の知的財産にしかならないというか。」

逆沢「地域によって装備の質に格差があるのも困るわ。埼玉県を含む首都圏は、東京にいいところをかなり吸い取られてそうだから、人口の割に結構色々手薄そうな気もするし。警察に限らず。」

愛原「とかいって、各地域に一律に装備一式というのも無駄だよな。どんな過疎地でも、消防署や警察署や高校などを一通り置くくらいの無駄というか。ていうか個人的には、備蓄ゼロは論外にしても、各自治体が保有する備蓄食料や毛布なども、余剰気味なところが割とあると思う。被災地になったら、下手したら備蓄している倉庫自体が使用不可になる場合もあるし。それを被災者各自に輸送・配達する手段に難が出る事もあるだろう。そうではなく防災庁みたいなところが指示を出して、被災地や被災者に急いで食糧や毛布などを迅速に運び込めるシステムを構築した方が無駄が少ないというか。」

鼎「私たちの一般家庭でも、応急手当用の薬や湿布くらいは持ってるけど、それ以上は家で置いておく必要はない。それ以上を求めるなら、病院に行くなり、119番すればいいって考え方だよね。」

愛原「そう。医者を頼る程でもないレベルなら、家に置いてある痛み止めなどで対応すればいい。しかしそれ以上を求めるなら、やはり専門家を頼った方がいい。それと同じ。市町村レベルで解決するような軽微な災害なら、防災庁のようなものを頼るまでもなく、各自で処理をした方が早いだろう。しかしそうでなければ、まず専門家を頼れる仕組みを作った方がいい。市町村長や知事でできるレベルは限られるからな。」

鼎「もちろん防災分野に強い首長さんもいるだろうけど、得意分野は人それぞれだよね。産業振興に強いタイプ。財政再建に強いタイプ。街のPRに強いタイプ。福祉に強いタイプ。巧言で票を集められるタイプ。利害調整で力を発揮するタイプ。色々いるけど、言い換えれば、森羅万象に応えられるような人はほとんどいないというか。」

愛原「医療に関しては医者に任せた方がいいように、防災に関しては防災の専門家に任せた方がいいというか、そういう専門家に速やかに任せられる仕組みが欲しいわな。少なくとも今まで体験した事のない災害に、県職員や知事らが右往左往させられるようなのは、誰にとっても不幸だから。」

逆沢「右往左往しながらもようやく会得したノウハウが共有されなかったせいで、他の地域でまた同じような悲劇が再現されてしまうのも不愉快だしね。」

鼎「そう考えると、石破さんの防災庁構想を、私はちゃんと応援したいかな?」

逆沢「悪いけど、私は岸田の【新しい資本主義】と同じ匂いしかしないからパスするわ。今回も、期待が失望に変わるだけな気もするし。」

愛原「まぁ【屋上屋を架すだけ】とか言って公然とその構想に反対した高市早苗や、【防災の各省連携は比較的いい態勢が構築できている】と抜かした小林鷹之らは論外だけどな。物資や車両などの機動的運用。ノウハウの共有。専門家による陣頭指揮。この三点だけでも、構想自体には意味がある。現状は、各地域の指揮官が勝手に自分の経験と手元の兵力だけをアテに戦っているようなもので、極めて不効率だからな。」

鼎「たとえば東京に最高級の設備と人材を置いて、でもそれは東京のためだけでなく、付近の各県どこにでも駆けつけるようにできたら、無駄も少なくていいよね。」

逆沢「もちろん東京が災害の震源地になる確率も高いから、必要に応じて東京を外部から救援できる仕組みも必要だろうけどね。東京は自然災害だけでなく、テロのような人為的な災害にも、あらかじめ対策できてないと駄目だろうから。」

愛原「現状では、東京に有事が起きても、それを救う事が出来そうな財力や設備やリーダーシップがある他府県なんて一つもなさそうだからな。そういう意味でも、災害対策というのは当事者任せにするのではなく、司令塔を外において、外から救援できる仕組みはやはり欲しい。」

鼎「どんな名医でも、名医自身が倒れたら、自分で自分は治療できないし。災害が起きても常に地元自治体任せというのは、どうしても限界があるよね。」

愛原「現状、防災庁構想は絵に描いた餅であり、そのままではとても食べられない。しかし実現不可能な妄想という程でもないし。おそらく今後、国も地方も、財源や人材がますます不足していくだろうから、なおさら防災の一元化は有効になるだろう。」

鼎「防災は本来、災害が起きてから何とかするものではなく、災害自体が起きないように予防する為のものだよね。」

逆沢「水道管に大穴が開いてから対処しようとしても、大変だからね~。そうなる前に補修しておく方が大切というか。」

愛原「けど、それも含めてノウハウだからな。ノウハウが無ければ、急いで補修すべき部分を見落とすリスクも高くなるし。そういう作業を自治体任せにすると、どうしても地域格差が起きてしまうからな。」

逆沢「もちろんノウハウを各自治体が秘匿することで、あえて地域格差を作り出して競争させる構想もあるけどね。で、ノウハウの会得に手間取った自治体からどんどん衰退していき、ノウハウを持つ自治体が地域間競争を勝ち抜いて生き残っていくというか。」

鼎「高市さんは、そういう方向をもしかして目指していたりするのかな? それだったら発言の辻褄は一応合いそうだよね。」

愛原「関西広域連合に長らく参加しようとせずモンロー主義だったり、安倍元総理の射殺事件とかから想像する限り、高市氏のおひざ元の奈良県が、自治体間競争で勝ち残りそうなビジョンが全く見えないけどな。まぁみんなで知恵も物資も共有して生き残りを図る道を選ぶも、他者との交流を避ける事で生き残りを模索するのも、それ自体は個々の自由だ。」

鼎「Civilizationシリーズでおなじみの二択だよね。技術を積極的に売買しながら発展させていく道を選ぶか、技術を秘匿して独り占めし続ける事で優位性を保ち続ける道を選ぶか? ってのは。」

愛原「元々優位性がある状態なら、下手に他者にノウハウを流出させない方が優位性を長く保てるというのは、戦略としてもまぁ分かる。しかし特に優位性もないのに、交流をおろそかにしたら、ますます孤立して落ちぶれるだけだからな。まず追い付かないといけない段階でのモンロー主義は、さすがに現実逃避が過ぎるわな。」

鼎「Civilizationシリーズで孤立主義を貫くのは、実は結構難易度が高いよ。孤立主義ではなく、積極的に侵略拡張していく軍国主義路線でいくなら、まだしも。」

逆沢「つうか、都道府県間、市町村間で、さすがに侵略拡張はできないだろ?」

愛原「競争本能を刺激して文明を発展させる発想自体は、まぁ分かる。ふるさと納税などで各自治体のアイデアを競い合うようなのも、普通にアリだろう。しかし国防、防災といったものに関しては、誰かと協力する事を知らないと、各個撃破される危険が増すだけだからな。」

逆沢「言うは易し、とも思うけどね。実際に防災庁を中身あるものとして発足させるとしたら、色々課題もあるように思うし。」

鼎「昔、USBを知らないIT大臣が話題になった事があるけど、誰かに取っての名誉職とか、天下り先とか、左遷先みたいな中身になるようなら、作らない方がマシだよね。」

逆沢「防災庁を作って一から人材を集めるのではなく、いっそのこと、防衛省に防災庁の機能を兼任させた方がマシじゃね? 防衛省の仕事は増えるけど。」

鼎「国土交通省とか、経済産業省とか、農林水産省とか、厚生労働省とかからも、ノウハウのある人材を集めたいよね。水道管にしろ、電気ガスにしろ、そっち方面の事情に詳しい人もいないと、思わぬトラブルに遭遇する危険も高まるだろうし。民間の力もたくさん活用したいから、それらを上手く活用できる仕組みも作らないと駄目だろうし。」

愛原「現状では、市町村などが災害の際に企業に支援を求める協定を事前に結ぶくらい以外の、役所ができる有効な民間活用防災政策は乏しいからな。」

逆沢「【知り合いのツテを頼る】の延長線頼りの防災政策じゃ心細すぎるわ。いい知り合いがいなかったら、どうにもならないじゃん。」

鼎「知り合いに専門医がいなくても、お医者さんを頼れば、ちゃんと専門医を紹介してくれるような仕組みが、防災分野でも欲しいよね。その災害にちょうどいいレッカー屋さんを知らなくても、しかるべき機関にSOSを出せば、その機関がそれに見合ったレッカー屋さんに、すぐに連絡をつなげてくれるような。」

逆沢「日本はそういう仕組みがないから、中抜き天国な気もするわ。発注者と現場の製作業者や工事業者が直接つながれたら、中抜きなんてされずに済むのに。発注者がそれを知らないから、適当な大手に10倍以上の予算で仕事を発注して。適当な大手も似たようなものだから、1次下請けに丸投げして。さらに丸投げして、みたいになって。実際に注文した商品やサービスを提供してくれる業者にたどり着くまでに、何社も間に入る羽目になるというか。」

鼎「埼玉県も、もしかしてそんな感じでやってたりしてるのかな? だったら現場の作業員の方からすれば、伝言ゲーム並みに訳の分からない状態になっててもおかしくないというか。時間がかかっても、トラブルで何度も作業が中断しても、仕方ないというか。」

逆沢「あー、でも、中抜きで儲けたい人からすれば、だからこそ儲かる訳で、この構図が潰されたら困るってのも分かるわ。それで防災庁構想にも当然反対と。ノウハウを共有されて、最適な人員や設備にすぐにアクセスされて、一発で正解に行き着かれてしまったら、彼らが儲ける機会がその分だけ減りそうだし。」

愛原「餌を与え続けないと可愛そうなシロアリさんが飢えてしまうからといって、必死にシロアリに家の柱をかじらせ続ける、まさしく衰退国家しぐさだな。」

鼎「世界の流れは、欲しいものがすぐに手に入る。欲しい情報がすぐに手に入る。そんな早くて便利なアクセスの良さがトレンドだから、Amazonとか色んなSNSとかが、プラットフォームを作ってアクセスを良くして、それが幅広く受け入れられているのに。日本だけ、いかにして中抜き業者を一つでも多くかませるか?みたいな、より不便にする事で、より複雑にすることで、利益を増やす構図のままだから落ちぶれてるとしたら、あまりにも悲しいよね。」

逆沢「大阪万博が海外勢からみて不評な原因も、チケット購入手続きの複雑さらしいしね~。分かりやすさとスピード感が命な現代で、そんなアクセスの悪さを見せつけても、日本のイメージが悪くなるだけなのに、残念だわ。」

愛原「そうでなくとも、防災はスピードが命だからな。適切なアクセスができないと、初動の遅れが命取りみたいにもなりかねない。これから検討します、みたいな事をされても困るというか。SOSを素早く出せて、専門家が直ちに動ける仕組みに変えていかないと、な。」

鼎「間に入る事で一儲けしたい人からすれば、依頼者と作業者が直接つながれるような仕組みは困るだろうけど、世の中が求めている方向に政府も合わせて欲しいよね。」

逆沢「川崎重工と自衛隊の金権癒着とか聞くと、日本は国防分野まで腐敗が進んでいてヤバイと思うけど、防災が一元化されないのも利権が理由だとしたら、あまりにも悲しいわ。この国、シロアリだらけじゃん。」

愛原「シロアリ駆除も、防災の項目の中に含めた方がいいかもしれないな。」

鼎「北日本では、熊とか、鳥獣による被害が深刻になってるみたいだけど、これも地元自治体任せだから、どうしても予算や人員的に限界があるし。そういう防災も、防災庁の職務として一元管理した方がいいのかな?猟友会の善意頼りの仕組みから、一歩脱却というか。」

逆沢「え? シロアリって比喩のつもりじゃなかったのか?」

愛原「どっちでもいいや。それが自然災害であれ、人災であれ、現状のままではヤバいのは共通してるし。適切にスピーディーに解決できる方向に変えていけるのなら、な。石破氏は、総理になる前は、言ってる事はもっともだが非主流派故に実現力がないのを残念視されてたが、総理になった以上は、器量とやる気の問題。絵に描いた餅にはして欲しくないくらいには、アイデアは悪くなかったと思うからな。」















過去のたわごと 
 2025年     1月27日 平和に飽きた人
  1月12日 性欲と精力 12月29日 人気者のスキャンダル
2024年  12月15日 科学信仰と邪教信仰 12月1日 流言飛語に対する仕組みづくり
11月17日 愚かな大衆2 11月3日 愚かな大衆
10月20日 為政者の稼ぐ力 10月6日 悪の陣営に与する理由
9月22日 人類が招く人類存亡の危機のパターン 9月8日 地球統一政府
8月25日 戦争を無くす方法と戦争を支持する人 8月11日 バブル崩壊の一類型
7月28日 怪物化する俗物チーターの一類型 7月14日 悪事を誘引する事で利益を得る人たち
6月30日 二重相場制 6月16日 コンサルタントという外付け軍師
6月2日 事務の達人 5月19日 なろう領主による平和的経済活性術
5月5日 真剣勝負を観戦する喜び 4月21日 無知という名の免罪符
4月7日 権力闘争の一類型 3月24日 劣情
3月10日 腐敗した組織を内部から改める難しさ 2月25日 第三者の憶測に基づく介入
2月11日 結婚しない理由  1月28日 結婚という契約(相互扶助義務と貞操義務)
  1月14日 警察が動きたがらない理由 12月31日 初級者なりの対戦の楽しみ方 
2023年  12月17日 サイト刷新とトップページ変更のお知らせ 12月3日 報道資本主義とブラックジャーナリスト
11月19日 覆滅作戦 11月5日 強者のズルと弱者のズル
10月22日 自称中立(中立という名の傍観) 10月8日 変わらないテレビ局の体質
9月24日 被害者救済の視点と非親告罪について 9月10日 テレビ局の腐敗とテレビ離れ
8月27日 枕営業 8月13日 真相を追及する力
7月30日 昔の罪、昔の不祥事 7月16日 LGBT
7月2日 溺愛もの 6月18日 復讐系と自力救済
6月4日 親の能力や役割を継承する子供たち 5月21日 夢(寝てる時に見る方の)
5月7日 お布施とご利益 4月23日 地方の都市計画
4月9日 いろんな刑罰 3月26日 一度引退した者を現役復帰させるには?
3月12日 格ゲープレイヤーが求めるもの 2月26日 一強・談合体制
2月12日 Street Fighter Vの初心者 1月29日 スポーツとしての格闘ゲーム
1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日