愛原様のたわごと(25年4月6日)





愛原「トランプの暴走とか、ブレグジットとか、韓国や日本でも、おかしな政治家が当選してとんでもない事をやる例が目立ち始めたが、そろそろ現行の民主主義の見直しの時期にかかったと思う俺は、どうかしているのだろうか?」

鼎「けど資本主義も常に見直しの連続だよね。特に19世紀に主流だったアダム・スミス的な資本主義は世界中で混乱を招いて、そこから共産主義、ファシズム、修正資本主義、高福祉高負担の福祉国家、低福祉低負担の新自由主義みたいな感じで、各国が色んな経済システムに移行していったわけだから。現代でもまだ、試行錯誤と変化の最中だし。」

逆沢「まぁ政治体制も、原始共産制から始まって、封建制とか、君主制とか、色んな政治体制を経て、今の主流がそれってだけと言われたら、案外その程度のものでしかないかも知れないわね。」

鼎「そういえば近未来SFファンタジー系の作品では、どういう政治体制が主流になっているのかな? 一応、総統と呼ばれる人もいれば、首相や大統領と呼ばれる人もいるし。なかには皇帝と呼ばれる人もいるみたいだけど。」

逆沢「なんか現代より退化してねえか? 首相や大統領でも、せいぜい現状維持。皇帝とかだと、完全に先祖返りしてるというか。総統も、言葉のイメージ的にはファシズムくさいし。」

愛原「まぁ、中世の大衆に民主主義の話をしても、全く内容を理解できないだろうからな。今まで存在しなかった政治体制について想像するのは、正直かなり難しい。」

鼎「そもそも中世レベルの文明で、民主主義を機能させるのは難しいよね。だれに投票するかを選ぶにしても、判断材料も大してないし。選挙不正を取り締まる仕組みも無いだろうし。」

愛原「せいぜい町内会レベルの規模なら、中世以前でも民主的な制度は、存在していたけどな。みんなが顔見知りだから、素性の知らない人間にうっかり投票して事故る心配がそもそもないし。その規模なら選挙不正も比較的抑えやすいからな。」

逆沢「村民みんなが集まって、挙手で多数決を取るようなやり方で、村の代表を決めるってか?」

鼎「そのやり方なら、不正も起きにくいし。変な人に誤って投票してしまうリスクも、かなり軽減できそうだよね。」

愛原「ていうか村長が妙な事をやり出したら、村民も黙っていないし。何なら物理的な暴力に訴えて、村長を罷免する事もできるからな。民主主義的な手続きで村長が選ばれるような村の場合は、村長自身が持つ権力や武力も、平民とそこまで大差ない場合も多いし。」

逆沢「学級委員長みたいな感じね。リーダーといっても、下々を無理やり抑えつけられる程に強大な権力も武力も保有していないという意味では。」

鼎「けど言い方を変えれば、みんなが顔見知りという規模を越えての民主主義の投票システムは、中世以前だとなかなか難しそうだよね。」

愛原「そもそも見ず知らずの赤の他人を信用する事などできないからな。日頃から仲良くしている村同士で集まって、統一的なリーダーを選ぶくらいが関の山かもな。」

鼎「現代の市町村会議員の選び方も、実はそんな感じだよね。校区や地区ごとに代表を一人決めて、議会に送り出していくみたいな。」

逆沢「そう考えると、日本のリーダー選びのやり方は、中世から大して進歩してないって事か? 民主主義とか偉そうな事を言ったところで。」

愛原「そうかも知れないな。市会議員、町会議員といった地方議員はもちろんの事、国会議員ですら、【おらが村】の代表者という側面が色濃いからな。」

逆沢「特定の宗教に所属していたり、特定の思想団体や利権団体に所属していれば、【おらが村】の代表よりも、ウチの宗教、私の思想、俺の利権の代理人を優先してもおかしくないけど、そういうこだわりが特になければ、おらが村の代表を選ぶのが一番無難そうってのは、あるかもね。」

鼎「けどそういう基準で議員を選ぶと、どうしても国益や公益は後回しになってしまうよね。地元にどれだけ利益を持って帰れるか?みたいな発想になりがちだから。」

愛原「全体の利益と、地元の利益は、利益相反になりやすい部分もあるからな。後者を優先すると、どうしてもバラマキが横行しやすく、将来を見据えた投資がおろそかになりやすい。限られた予算を効率的に配分する為に取捨選択するにも、切り捨てられる側の地元や利権団体は絶対に猛反対するから、それで雁字搦めになりやすいというのもあるわな。」

逆沢「民主主義を健全に運営していきたいなら、顔見知りのおらが村の代表ではなく、国益・公益をしっかりもたらす人を選ぶ必要があるってか?」

鼎「けど、近頃の各国の民主選挙の結果を見てると、すごく危ういよね。その場の雰囲気だけで、人を選んでそうというか。」

逆沢「何となく威勢が良くて、都合のいい未来ばかり口をして。しかも実現性とかリスクとか、そんな事は一切触れずに。人に甘い夢を見せて騙す詐欺師みたいな人が、やたらもてはやされてる感じはするわね。」

鼎「ファシストの指導者もそうだったけど、悪役を作ってそいつを倒したら幸せになれるぞと説くような、危ない人ほど人気を集めやすいのも問題だよね。」

愛原「サタンを作り上げて、サタンを痛めつければ幸福になれると説くのは、一神教系の宗教の十八番でもある程度には、人の心に響くのだろうな。対立煽りというのは。」

逆沢「まぁ、動物の世界も、基本は奪い合いだからね~。敵から奪って自分たちに還元してくれるリーダーほど、信任を得やすいって事じゃね?」

鼎「けど人間が、他の動物と差を付けられたのは、そういう発想からより脱却できたからだと思うよ。ただ狩りをするだけではなく、作物を育てて収穫する。消費するだけでなく、生産する。誰かと対立すれば、返り討ちに遭うリスクとも背中合わせになるし。そんなリスクを背負うくらいなら、手を組んで1+1を3にも4にもする方がずっとオトクというか。」

愛原「内戦や紛争ばかり繰り返すアフリカや中東諸国が伸び悩みやすいのも、不毛な対立にリソースを奪われて、生産活動や経済活動にリソースを割けないというのは、あるだろうな。」

逆沢「軍事費にできるだけ予算を回さずに、経済活動に全ツッパした戦後の日本が高度成長したのも、そう考えると極めて道理。平和主義バンザイって感じか?」

愛原「状況がそれを許さない事もあるだろうが、無駄な争いは避けるに限るというのは、あるだろうな。一方的に奪えるような状況でもないのに対立をしたところで、生産に回せるリソースが、そちらで無駄に消費されるだけにしかならないからな。」

逆沢「それでも、人はパニックになるとすぐに暴力で解決したがるのはなんでかね~? 心を病むと自傷癖になったりもするらしいけど、自分も他人も関係なく、無差別に人を傷つけたがる奴が本当に多いというか。」

愛原「俺も分からんが、人間の最大の武器である知性や冷静さを欠くと、動物に戻ってしまうのかも知れないな。傷付ける事で打開するしかないような心境に陥るというか。同様に、対立煽りが受けやすいのも、動物的本能が刺激されるのかも知れないな。」

鼎「けど不思議な話だよね。昔より、明らかに文明的な世の中になってるはずなのに、反知性的な選択肢を選ぶ人が逆に増えているとすれば。」

愛原「判断基準が変わっているのだろうな。人が何を基準に判断するかと言えば、昔は【偉い人がそう言っているから】が普通だった。日本人なら、【みんながそう言っているから】という表現の方が適切かもしれんが。」

鼎「村で一番、信頼できそうで頭も良くて偉い人に代表を任せる。その代表がそう言ってるなら、素直に従おうという心理かな?」

愛原「保守政党の伝統的な構図だな。村で偉い奴が議員になり、その議員が所属する党で一番偉い奴がその党の代表になり、その党の代表が政治を動かす。村で一番偉いあの人が紹介する人のやる事だったらまぁ大丈夫だろうという理屈で、動かす政治が保守政治といえなくもない。」

鼎「そう考えると、今は政治家も信用できない。マスコミも信用できない。みたいな感じで昔みたいに【偉い人がそう言っているから】という判断基準が失われているという事かな?」

逆沢「で、偉い人が信用できなくなったから、自分の頭で考えて判断した結果が、この体たらくかよ!」

鼎「多分、考えて判断してはいないと思うよ。今までは【偉い人がそう言うなら】という理由で、信じたくない不都合な真実でも受け入れられてたけど、今は信じる基準が無くなったから、信じたい事しか信じなくなっただけというか。」

愛原「民主主義であれ、絶対王権であれ、政治的判断をしなければならない人が、現実を直視せずに【信じたい事しか信じない】ようになったら、政治は終わりなんだけどな。」

鼎「つまり民主主義を維持したいなら、大衆自身が自分の頭で考えて責任をもって判断しないとならないのに、大衆自身がそれを放棄するようになったら、民主主義制度もオシマイって事かな?」

愛原「政治を顧みずに遊んでばかりいるような皇帝の国がどうなるか? まぁそれに近い感じにはなるだろうな。皇帝がアホでも官僚が優秀な内は、何とか現状維持くらいはできるかも知れんが、そのままでは官僚も遅かれ早かれ腐敗していく。外敵が侵入したり、災害が起こったりなど、不慮の事態が発生すれば、崩壊はなお早まる。意思決定すべきトップが陣頭指揮を放棄したら、現場が独自の判断で勝手に動くしかなくなるからな。当然、統一的・効率的な運用もできない。特に予算や人的資源の取り合いみたいな事が起こると、下手すると味方同士で内戦状態になる事もある。」

逆沢「そういう意味では、【おらが村で、一番出来のいい奴にリーダーを任せる】というのも、それなりに合理的判断といえるってか?」

愛原「素性もよく分からない口だけが上手い詐欺師にリーダーを任せるよりは、ずっとマシだろうな。素性も分からない詐欺師は、村の資産だけ持ち逃げして、ドロンしてしまう危険すらあるからな。」

鼎「けどそういう意味では、隣に住んでる人間の素性すら分からないような世の中だと、民主主義は意外と不向きなのかな? 素性も分からない人の中からリーダーを選ぶしかないとするなら。」

愛原「実績とか、経歴とか、公約として示している政治的アイデアの学術的信頼性とか、判断材料自体はいくらでもあるだろうが、最大の問題は、大衆がその判断材料を真面目に斟酌した上で判断できるか?という方だな。立候補者の経歴などを数百ページの厚い本に正確かつ丁寧にまとめても、肝心の大衆にそれを読む気が無ければ、全く無意味なようなものというか。」

逆沢「最高裁判所の裁判官の国民審査でも、真面目に各裁判官の経歴を調べて、その上で真剣に是非を判断してる人なんて、ほとんどいないだろ? ていうか国民は、そんなに暇じゃねえよ。」

鼎「そう考えると、現状の民主主義は、やっぱり何らかの修正が望まれそうだよね。自分の頭で真面目に考える気がない、あるいはその時間も惜しいような人が、判断したところで、適切な人を選べるとも思えないし。実際に、上辺だけが良い、変な人が選ばれる例が世界中で急増している気もするし。」

愛原「では仮に現行の民主主義に代わる新しいシステムを考案するとして、どんなアイデアが思い浮かぶ?」

逆沢「うーん。王政に戻すみたいな先祖返りをしないのなら、今はやりのITとか、面白くないか? コンピュータが政治的判断もするみたいな。」

鼎「近未来SFでは割とおなじみのシステムだよね。人工知能がインフラも社会システムも全部制御してやってくれる、みたいな。」

逆沢「ただ、それ系の作品は、ディストピアものが多いのが難点だけどね。人工知能システムが暴走して、ロボットが人類に危害を与えるようになったり。」

愛原「それは作品の都合というのも大きいだろうな。全てが上手くいっていれば、その時点でハッピーエンドで、物語は第一話で終わってしまうから。」

逆沢「ああ、トラブルが起きないと物語としては盛り上がらないから、人工知能君には、暴走してもらわないと困るってか?」

鼎「つまり暴走しないような人工知能を上手く開発できれば、理想の社会が実現できる可能性は高いとみていいのかな?」

愛原「ただ民主主義に代わる新システムと考えると、現時点ではまだ実現困難だろうな。順序としては、薬剤師とか、裁判官とか、医者とか、学校の先生とか、そういった職業を人工知能に任せても大丈夫になってからになるだろうな。」

逆沢「あー、なるほど。それならまずは、裁判員制度にAIも参加させてみたいわね。それで国民の大多数がAIが出した判決に納得するようになったら、AIに裁判を委任する事で裁判のスピードも大幅に上がるだろうし。」

鼎「お医者さんの診断と、AIの診断を比較して、AIの優位性が見られるようになったら、診療もそちらに置き換えていっても良さそうと思ったかも。」

愛原「AIに政治を任せるのは、それらを全て達成してからになるだろうな。政治は、裁判以上に個人間の利害調整が困難だから。まぁ個人的には、試みとしては悪くないと思うので、色んな分野でAIに一つの意見として出してもらうように変えていく事から始めていくというのは賛成だ。」

鼎「将来の選択としてはアリっぽいけど、現行の民主主義に替わる政治システムとして、今すぐ採用するのはさすがに難しいって感じかな?」

逆沢「うーん。そうか。なら、参政権を免許制にするのはどうだ?」

鼎「運転免許証みたいなものを想像すればいいのかな? ふさわしくない者には交付されないというか。不適切な運転をしたら運転免許も剝奪されるように、逮捕されるような不適切な候補者に投票したら点数が減ったり、同様に取り上げられる仕組みというか。」

愛原「マイナンバーカードみたいに、申請すれば誰でも原則として投票権を交付してもらえるのか? それとも昔のように、税金をたくさん収めた者だけが投票権を得られるようにするのか? 後者だったらさすがに反対だぞ。それ自体が特権階級を生み出して、格差を固定させる要因になるからな。」

逆沢「私は、運転免許証を取得するくらいの難易度未満を想定してるつもりだけど。何なら希望者には全員交付から始めても構わないというか。但し、飲酒運転で人をはねたら、一発で運転免許をはく奪するように、あまりにおかしな候補に一票を入れたら、速攻で取り上げるのが前提だけど。もちろん最低でも4年は再取得はさせない前提で。被選挙権(選挙に出る権利)でも、犯した罪によっては現行法でも剥奪されるし、なら選挙権の方も同様に剥奪しても、私は問題ないと思ってるし。」

鼎「どことは言わないけど、二代続けて市長が逮捕されたような自治体もあるよね。実際問題、利権団体からすれば、何人の神輿が逮捕されようが、自分の利権を守るためなら何度でも次の候補を擁立し続けるだろうから、その根を絶つ必要があると思うし。そういう意味では、悪い人を何度でも当選させ続けようとする悪い有権者には、そもそも投票権自体を与えないというのは、一つの選択肢になるのかな?」

愛原「運転免許証に置き換えたら、ヤバい奴に何度でも投票し続けるような奴は、ヤバい運転を繰り返す奴と大差ないからな。本人は、自分が悪い事をしているという自覚すらない点も共通してるし。そういう奴には、権利自体を取り上げるしかないというのは、あるかも知れんな。」

逆沢「自動車の運転については、運転免許証を取り上げても、無免許で運転する猛者もたまにいるから油断できないけど、選挙に関しては、投票券を発行さえしなければ、ほぼ事前に抑止くらいはできそうだしね。」

愛原「どういう基準で参政権の免許を発行するのか? どういう基準で参政権をはく奪するのか? 技術的な問題はすごくありそうだけど、発想としては面白そうだな。」

鼎「ただ、その技術的な問題の克服がすごく大変とは思ったけど。変な候補に投票すれば剥奪といっても、何をもって変な候補と定義するのかも難しいそうだし。そもそも変な人に投票した人を特定しようとすれば、誰が誰に投票したかを事前に把握する必要もあるから、少なくとも完全な匿名での投票ではなくなるという問題もあるし。」

愛原「言うは易し、の典型か? 選挙権を免許制にして制限するというのは。」

逆沢「うーん。なら、選挙権ではなく、被選挙権にメスを入れるのはどうだ? 誰でも立候補できるようにはさせない。たとえば、一度立候補したら、4年は選挙の種類を問わず、再立候補できなくする。少なくともこれを実行すれば、立花孝志みたいな奴が、あちこちで選挙に出まくるのは確実に阻止できるし。」

愛原「対、立花対策という意味では特効薬かもな。ついでに無闇に解散ばかりして選挙費用を垂れ流しにし続ける与党の政治家にも、いい牽制になるだろうしな。」

鼎「政治家というのは任期を満了して当たり前だし。任期を満了できなかった時点で、何らかの問題があるとも思えなくもないし。少なくとも与党の都合で任期の満了も待たずに解散権を行使するというのは、本来の目的からみても、邪道だよね。」

愛原「【あっちの選挙に落ちたから、今度はこちらから出ます】なんてのも不愉快だしな。立花某に限らず、売名目的か何か知らんが、無闇やたらに選挙に出られても、うっとおしいだけだからな。本来は、国政なら国政、地方なら地方、行政を担う首長の立場、立法を担う一議員の立場・・・。それぞれ異なる使命や目的があって、その為に真面目に勉強してきた人間にこそ、政治に取り組んで欲しいからな。安直な鞍替えを許す風潮が政治不信を強めている気もするし。」

鼎「4年はさすがに長くとも、一定のインターバルはあっていいと思うよ。」

逆沢「そういう意味では、立花も言ってたアイデアで癪に障るけど、供託金を上げるのも一つの方法かもね。」

愛原「金持ちしか立候補できない世の中は絶対にノーサンキューだけど、最低限のお金も用意できない候補者にまともな政治手腕が期待できるとも思えないという意味では、インフレ率に応じて可変させていく余地はあるだろうな。但し、それは完全なモブの足切りに少しは役立つというだけで、供託金を宣伝費代わりとしか認識してない連中を抑制する効果はない。少なくとも立花クラスを尻込みさせるような額まで供託金を上げようとすれば、資金潤沢な政党の後援があるか、さもなくば金持ちしか立候補できなくなってしまい、より政治腐敗を引き起こす。過大な期待は禁物だ。」

逆沢「そうか。とすると被選挙権側で改善するなら、さっき言った免許制度を立候補者側に課すのはどうだ? 特定の資格を取得したものでないと立候補できない、みたいな。」

鼎「お医者さんも、学校の先生も、弁護士さんも、資格がある人が就ける職業だし、それを政治家にも当てはめるという事かな?」

逆沢「もちろん脳外科医竹田くんとか、悪徳弁護士とか、資格はあってもとんでもない奴もたまに紛れ込むけど、資格のない奴に任せるよりは、確率的にずっとマシだろうし。政治家も、専門知識がある奴に任せた方がマシかもと思うんだわ。たとえばIT担当大臣に就任させるなら、台湾のオードリー・タンまでとは言わなくても、最低限USBくらいは知っててほしいと思うし。」

愛原「専門知識に関しては官僚が担うから、政治家は決断だけすればいいという風潮も日本にはあるが、決断するのにも最低限の知識は必要という意味では、そうかもな。」

逆沢「日本は、中世の腐敗した王朝並に、世襲政治が酷くなってると思うわ。無能な貴族の息子が大臣職などの要職を独占してしまうせいで、政治がどんどん腐敗していくというか。」

鼎「少し前までは、【おらが村の中で出来がいい人】を政界に送り出せばそれで済んでいたのだろうけど、隣に住んでる人の素性すら分からない世の中では、出来のいい政治家候補をあらかじめシステムで抽出して、その中から選ぶようにした方が、もしかしたら合理的なのかな?」

愛原「中国のシステムが、ややそれに近いな。国民選挙でいきなり指導者を選ぶのではなく、国家がエリートを抽出してその中から指導者を選んでいくやり方という意味では。まぁ中国は、科挙の時代からそういう部分はあったが。」

逆沢「近年の中国の急成長具合からすると、時代がようやく中国の政治システムに追い付いたといえば、さすがに言いすぎか? 中国共産党は本来より70年以上先にその制度を取り入れてしまったから、逆に時代が追い付くまで長い停滞を余儀なくされたというか。」

愛原「アメリカもイギリスも韓国も日本もウクライナも、民主主義の名の元に、威勢がいいだけのアホみたいな政治家を生み出して、国内を混乱させてる中、中国だけはそれなりに安定して成長している現状を見せつけられると、そう錯覚させる余地は否定できんな。」

鼎「日本にしろ、ヨーロッパにしろ、世界の大半では、貴族以上の階級が政治を独占していて、それに対する民衆の反発が民主主義への道を切り開いたと思うけど。ただ民衆の政治への適正は、どうしても玉石混交だから、石側の人達の発言力が強くなりすぎると、どうしても迷走しやすい弱点があって、それが今になって世界的に顕在化し始めたとも解釈できそうかな?」

愛原「俺にとって大きな誤算だったのは、若者が投票に足を運ばないから、あるいは投票率が上がらないから日本の政治が良くならないと思いこんでいたこと。この前の兵庫県知事選挙で、それが大いなる勘違いと気付いて、深く反省している。みんなが政治に深く関心を持つようになれば、特定の利権団体や世襲政治家の為の政治ではなく、政治の質もより高くなると信じていたのだが、正直甘かった。」

鼎「私は、ただの過渡期特有の現象だと信じたいけど。今は関心に知識が追い付いていないだけで、関心を持ち続ける事ができれば、学習して知識も自然と蓄積してくだろうし。そうなれば判断力もおのずと鍛えられるというか。」

愛原「俺は、そこまでとても楽観視できない。トランプ再選劇をみて、改めて確信した。せっかく一度自民党を下野させても、新政権が期待外れだとすぐに自民党を復権させてしまったような、悪しき先祖返り現象がアメリカでも起きた事から察するに、民衆はのど元過ぎれば熱さを忘れる感じで、いうほど学習しない。その一方でアノンと称する人達は、自分の中で真実に目覚め、結論が出てしまっているから、少々の逆風が吹いても信仰は止めず、ただ逆風時は隠れキリシタンのように潜伏するのみ。ただこの潜伏というのが厄介で、これが事前予測を誤らせる大きな要因になっている。」

鼎「そういえばトランプさんの票は、常に事前予測を上回っている感があったよね。」

愛原「俺は、兵庫県知事選挙が仮に今、再びやり直しになっても、斎藤知事が再再当選する確率は、それなりにあると思っている。特に反斎藤の有力候補が二人出て、反斎藤票が真っ二つに割れた場合は、ほぼ確実に斎藤陣営が勝つと思っている。なんなら、引きこもりでお騒がせ状態の某女性姫路市議も、立候補すれば前回以上の票を獲得する可能性があると思っている。今の所、姫路市議で他に親斎藤を公言している市議が他にいないので、親斎藤の票が彼女に一点集中してもおかしくないからな。アノン系の岩盤支持票を決して過小評価してはならない。」

鼎「投票できる有権者を限定するか? さもなくば立候補する側で選抜するか? どこかで絞らず、誰でも投票できて、誰でも立候補できる状態のままだと、アノンの票に押し切られて、そういう政治家が勝ち上がってしまう可能性は、これからますます増え続けかも知れないって事かな?」

愛原「イーロン・マスクみたいな人間が、SNSをコントロールして、自分好みの意見を優先的に流布できる状況。カネ儲け目的のインフルエンサーが、再生数稼ぎのために過激なデマを流しそれが受け入れられる現状。どう見てもヤバい。かつての古い資本主義が、資本家たちに食い荒らされて別の経済システムに移行せざるを得なくなったように、民主主義も、彼らに食い荒らされる状況になるならば、別のシステムに移行せざるを得なくなるかも知れない。」

鼎「ただ、いくら自由すぎる世の中がデマを拡散して世の中を乱しているといっても、中国みたいに、政府がインターネットも検閲して制限するような社会が好ましいとは、私は全然思わないけど。」

愛原「でも今の民主主義は、そのお前が言うところの中国みたいな勢力によって、たやすく煽動されやすくなってはいないか? 極端な話、中国でもイスラエルでもなんでもいいが、彼らがカネを渡して流言飛語を流すよう依頼すれば、簡単に転ぶインフルエンサーや経営者は、いくらでもいると思うぞ。何ならトランプ自体も、誰かに操られていないか?」

逆沢「まー、安倍も、どこぞの宗教団体の手先だったとも言われてるくらいだからね~。殺されるまでは発覚しなかっただけで。」

愛原「正直、大衆の人を見る目なんて怪しい。その見る目の怪しい人たちに、政治的な判断を任せて大丈夫なのか? たとえるなら医師免許も持たない、ずぶの素人に診療をさせるようなもので、そんなの当てにしていいのか? そういう不安はある。」

鼎「私達シロートは、自分の体調が悪い時も、都合よく解釈して病気を判断してしまう事はあるあるだよね。それで気が付いたら、手遅れになったり。私達シロートがどれだけ頭を使っても、気が付いたら自分に都合のいい情報ばかり集めてしまって、結局【都合のいい事ばかり信じたがる】結果になりがちだから、そういう意味では素人が勝手に判断するのではなく、専門家に判断を任せるという選択肢は、どうしても否定できないよね。」

愛原「少なくとも、フジテレビに数年腰かけてただけのガキが二世というだけで自動的に政治家になれる世の中よりは、それなりに社会経験を積んだ者にこそ政治を任せたいという考え方は、普通にアリだな。テレビのコメンテーターにも、庶民感覚をウリにする者や、逆張りでウケ狙いしたがる輩もいるが、真面目な専門家のコメントの方が大抵ははるかに有益だからな。」

逆沢「専門家が、普通に嘘を付く事もあるけどね。」

愛原「専門家が素人を故意に騙すような真似をしたら、厳罰にしてやればいい。弁護士にしろ医者にしろ、公益に資す存在と認めたからこそ、資格を与えた訳で、それを裏切ったら厳罰を受けても仕方ない。運転免許でも同様。お前ならちゃんと運転すると信頼したからこそ運転免許を与えたのに、それを裏切るような真似をしたら、運転免許を取り上げられて、場合によっては交通刑務所にぶち込まれても当然というか。政治家も同様に、当選したら公約破りもなんでもやりたい放題を認めるのではなく、資格を与えるからには、あまりに酷く期待を踏みにじったら厳罰くらいでいいと思う。そこまですれば、できもしないような無責任なバラ色の公約をする奴も、少しは減るだろう。」

逆沢「正直、今の民主主義は、票を入れる方も、票をもらう方も、あまりに無責任だからね~。責任を伴う形の民主主義に変えるべきというのなら、それは普通に大賛成だわ。」

愛原「最大の問題は、有権者も、当の政治家も、現状に大して危機感を持ってない事かも知れんな。」

逆沢「ブレグジットはともかく、トランプ、尹錫悦、斎藤元彦や立花孝志あたりは、明確な支持者がいるし、彼らからすれば正統な世直しだろうからね~。彼ら流の、閉塞感を打ち破る大ナタ振るいというか。」

鼎「その点で言うと、日本の国会議員はまだマシなのかな? 少なくとも立花さんや斎藤さんの行為に対しては、危機感をもってるという意味で。公益通報制度の見直しも含めて、それなりに法改正の動きも見られるし。」

逆沢「私は、日本人お得意のやってる感で終わりそうな気もするけどね。立花孝志がやってのけた二馬力選挙対策ですら、今の国会議員どもは、今後【必要な措置を講ずる】と公職選挙法改正案の付則に盛り込むだけで、事実上の問題の先送りで済ませちゃったからね~。勇気ある大ナタを振るって立花を斬りつけるどころか、ビンタ程度のダメージも与えられない、国会のヘタレに何ができる?って感じなんだけど。」

愛原「大ナタを振るうという表現は普通にあるし。比喩なのは分かってるが、危ないラインの気がするのは気のせいか?」

鼎「安倍さんが亡くなった事件が契機で、発覚した真相みたいなものもあるから、暴力革命が正当化されかねない風潮が根底にありそうな気がするのは怖いよね。」

愛原「暴力で閉塞感を打破するという流れは、本来はかなりまずい。上手くいけばともかく、破壊と悲劇しか生まないケースの方が実は多いからな。大抵の山賊は、奪った財産を元手に商売を始めたりしないようなもので、破壊者は、通常、生産者にはなれない。ていうか理性的・生産的な対応で状況を打開できない者が、追い詰められた先に行うのが動物的な攻撃というか。」

鼎「明治維新は、暴力革命のようにも言われてるけど、実際は江戸城を無血開城したり、敵だった幕府の要人を多く新政府の官僚として迎え入れたり、少なくとも指導者レベルではできるだけ破壊活動を抑えたがっていたようなところもあるよね。」

愛原「といっても、暴力革命だったから成功したと思いこんでる輩も当時からそれなりにいて、特に薩長の好戦的な奴らが会津や東北などで散々暴れまわって、恨みを多く買ったのも事実だけどな。新政府の幹部たちは、好戦的な奴らのガス抜きとしてそれらを容認したのかも知れないが。ただ新政府も、最終的には彼らは災いの元にしかならないと判断したのか、萩の乱や西南戦争という過程を経て、そういう破壊活動しかできず、生産側としては役立たずの野蛮な連中は用済みになり次第、根こそぎ一掃する方向に転じたが。」

鼎「大ナタを振るうというのは、破壊を目的にするのではなく、新しい道を切り拓くために使いたい表現だよね。ナタ自体も本来は、木々の破壊ではなく、木材の生産目的の道具だし。」

愛原「今のままの民主主義だと、有権者の刹那的な欲望を満たすために、刹那的に資産を食いつぶし、誰かを痛めつけて鬱憤を晴らすだけの政治にしか辿り着けそうにないからな。」

逆沢「国民民主党は、103万円の壁の切り上げとかいう、一部の人しか恩恵を受けない減税案を示して人気取り。これからインフラ整備など多額の財源が必要になるのにも代替財源も語らず。維新も教育無償化とかいうバラマキで人気取り。そんなカネあるなら、まずは不足する教員を何とかしろよ。」

鼎「給食費の無償化を新たに始めた自治体もあるけど、提供している給食の品質が以前より明らかに落ちて問題になってる自治体もあるよね。育ち盛りの子供を平等にひもじくするような政策って、どこの失敗した共産主義国なのかって、感じだけど。」

愛原「病院で入院すると、味が全くついていない、ひもじい病院食にびっくりするぞ。もちろんそれらも3割負担か、1割負担か、個人差はあれど多額の税金で賄われている訳だから、少しでも安く済ませたい事情は当然分かるが、病院内にあるコンビニなどで、ふりかけだの海苔だのを別に買って味を付けるという発想ができないと、一日でも早く健康になりたいのに、まずくて食が喉を通らない不条理を味わう事になる。」

逆沢「ああ、桂小枝さんも入院中に出された食事がクソまずかったみたいな話をしてるのを聞いたことがあるわ。あれ、ウチの親戚だけでなくて、どんな有名人でも、平等にそういう扱いなのね。別に内臓の病気とかで入院した訳ではないから、食事制限自体は全然なくても。」

鼎「今の民主主義は、【偉い人がいうから、我慢する】みたいなものが無くなって、甘い事ばかり言ってサービス合戦ばかりする政治家ばかりになってるのが怖いよね。実際には、投資に回すべき予算が、刹那的な消費に消えてしまうだけだから、確実にその分だけ後で貧しくなるだけなのに。」

逆沢「サービス合戦だけなら、まだマシだわ。誰かを悪者にしてた上げて、矛先を向けて不満そらしを図る奴は、どうしようもないというか。隣国を悪者にして戦争を仕掛けたような過去の指導者もそうだし。イスラエルとロシアと北朝鮮以外の国を悪者にして関税を吹っ掛けまわるトランプもそうだけど。そんな事をしても、最終的には自分の国に跳ね返るだけだろうに。」

愛原「やっぱり新しい民主主義にアップデートする必要がありそうだな。岸田が言うところの【新しい資本主義】よりも先に、【新しい民主主義】の方こそ。最低でも、デマを流すほどお金儲けができるような配信システムとか、イーロン・マスクのような個人の思惑で世論操作ができる現状に対し、速やかな対策が必要だ。」

鼎「ただ、新しいシステムを作れるかどうかも、結局は今の立法府の議員さんのやる気次第なんだよね。臆病でやってる感を出す事しかできない、今の政治家に大ナタを振るう勇気なんてあるのかな? 下手したら、千葉県知事選挙で起こった、無関係な場所での演説すら止められない気もするし。大ナタを振るって改正しても、自分たちが選挙応援に駆けつけにくくなるからかも知れないけど。パーティー券方式を使えば、闇献金もやり放題な現状も。」

愛原「本当に役に立たない政治家どもだな。こいつらのケツを叩いて、大ナタを振るわせる、いいアイデアはないか?」

逆沢「さっきから聞いてれば、ITのアイデアも、免許制のアイデアも、立候補制限や供託金のアイデアも、全部、私が出して、お前は不満言ってるだけじゃねえか! お前は、何の建設的なアイデアも出さずに、いちいち石破に駄目出しするだけの高市早苗か!」

鼎「人を役立たず呼ばわりするなら、アイデアの一つでも出して、自分が仕切った方がマシというところを見せないと駄目だよね。」

逆沢「お前に限らず、役立たずの有権者から投票権を剥奪するような、大ナタを振るうところから始めないと、この国は本当に危ないかも知れないと思ったわ。東京都議選も近いし。でもその前に、国会の立法府か兵庫県警あたりが大ナタを振るって、立花みたいなのを今度こそ再起不能に追い込む方が先か?」

愛原「だから、比喩なのは分かってるが、誤解を招くようなヤバい発言はやめてくれ! 俺の態度が気に障ったのなら、謝るから。」

鼎「暴力革命を起こすために誰かを大ナタで斬りつけるのではなく、平和的な民主主義のアップデートの為にみんなが知恵を出して大ナタを振るって欲しいよね。」






















過去のたわごと 
 2025年     3月23日 無能な働き者とスカベンジャー
3月9日 真実に迫る者、真実に気付く者 2月23日 黙秘という罪、口先人間の罪
2月9日 防災システムの一元化構想 1月27日 平和に飽きた人
  1月12日 性欲と精力 12月29日 人気者のスキャンダル
2024年  12月15日 科学信仰と邪教信仰 12月1日 流言飛語に対する仕組みづくり
11月17日 愚かな大衆2 11月3日 愚かな大衆
10月20日 為政者の稼ぐ力 10月6日 悪の陣営に与する理由
9月22日 人類が招く人類存亡の危機のパターン 9月8日 地球統一政府
8月25日 戦争を無くす方法と戦争を支持する人 8月11日 バブル崩壊の一類型
7月28日 怪物化する俗物チーターの一類型 7月14日 悪事を誘引する事で利益を得る人たち
6月30日 二重相場制 6月16日 コンサルタントという外付け軍師
6月2日 事務の達人 5月19日 なろう領主による平和的経済活性術
5月5日 真剣勝負を観戦する喜び 4月21日 無知という名の免罪符
4月7日 権力闘争の一類型 3月24日 劣情
3月10日 腐敗した組織を内部から改める難しさ 2月25日 第三者の憶測に基づく介入
2月11日 結婚しない理由  1月28日 結婚という契約(相互扶助義務と貞操義務)
  1月14日 警察が動きたがらない理由 12月31日 初級者なりの対戦の楽しみ方 
2023年  12月17日 サイト刷新とトップページ変更のお知らせ 12月3日 報道資本主義とブラックジャーナリスト
11月19日 覆滅作戦 11月5日 強者のズルと弱者のズル
10月22日 自称中立(中立という名の傍観) 10月8日 変わらないテレビ局の体質
9月24日 被害者救済の視点と非親告罪について 9月10日 テレビ局の腐敗とテレビ離れ
8月27日 枕営業 8月13日 真相を追及する力
7月30日 昔の罪、昔の不祥事 7月16日 LGBT
7月2日 溺愛もの 6月18日 復讐系と自力救済
6月4日 親の能力や役割を継承する子供たち 5月21日 夢(寝てる時に見る方の)
5月7日 お布施とご利益 4月23日 地方の都市計画
4月9日 いろんな刑罰 3月26日 一度引退した者を現役復帰させるには?
3月12日 格ゲープレイヤーが求めるもの 2月26日 一強・談合体制
2月12日 Street Fighter Vの初心者 1月29日 スポーツとしての格闘ゲーム
1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日