愛原様のたわごと(25年6月1日)






愛原「トランプ大統領がハーバード大学に出した制裁措置を聞いて、愕然としたな。反知性主義政権としては、多分ポルポト以来になるんだとは、思うが。」

鼎「トランプ大統領は、温暖化現象を否定したり、エリート層に対する憎しみを隠さなかったり、関税措置のやり方や経過も含めて、反知性主義的な振舞いが、前回よりずっと前面に出てる気もするよね。」

愛原「人間が物事を決断するにあたって、必ずしも知性を重要視する訳ではないからな。」

逆沢「知性以外って、たとえば?」

愛原「欲望。寝たい。食べたい。犯したい。みたいな奴。身も蓋もない言い方をすれば、知能障害があったりすると、どうしても欲望に忠実になりやすい。」

逆沢「けど知性が人より高いからといって、必ずしも禁欲的とは限らないだろ?」

愛原「そりゃ、当然。どれだけ知性が高くとも、それ以上に欲望が強ければ、彼らは知性よりも欲望を優先する。たとえばどれだけ知能が高くとも、それ以上に性欲が強ければ、その人は性欲を満たす為に、己の頭脳をフル回転させるだろうからな。悪賢いタイプは、大体これ。」

鼎「であれば、知能が低くても、それ以上に欲望が弱かったら、意外と無害な気もするけどどうかな?」

愛原「食欲や睡眠欲など、どれだけ無欲な人でも最低限の欲求は誰にもあるからな。その最低限の欲求よりも知能が低かったら、結論としては同じことだ。どんな無欲な人でも欲望には下限があるが、知性に下限はないからな。」

逆沢「つまり反知性主義者というのは、知性よりも欲望を重視する人達って事か?」

愛原「近いけど、少しだけ違うかもな。一般論として、反知性主義者は、知性よりも経験直観好き嫌い思いこみ自尊心を優先する。そして反知性というだけあって、知性を重んじるエリートに対して嫌悪感が強い。端的に言うと【理屈より大切な価値観がある】ってな人達。」

逆沢「【理屈じゃねえんだよ!】とか【理屈とか、どうでもいいんだよ!】みたいな反論をするキャラは、漫画でもリアルでも珍しくないけど、そんな感じか?」

愛原「そんな感じ。彼らは経験や直観や好き嫌いなどの感情に基づいて、自分が正しいと感じる方法を確信している。なのでそれを理屈でやり込めようとしても、大体反発して嫌悪感を隠さない。【俺が正しいと言ってんだから、つべこべ言わずに、お前は俺の言うことに黙って従ってればいいんだよ!】って感じ。」

逆沢「反知性主義というと、なんか小難しそうだけど、要するに、よくいるタイプね。」

鼎「けど、そういうタイプは、あまり人の上に立つのには、向かない気もするけどどうかな?」

逆沢「上手くいってる時は、黙ってついていく部下も多いだろうけど、上手くいかなかった時に、ちゃんとした説明を部下にできそうにないもんね~。実績もないのに、【黙って俺について来い】って言われても、周りからすれば、は?って感じだし。」

愛原「だからこの手のタイプは、上手くいかないと、すぐに誰かを悪役に仕立てて、そいつに責任転嫁する。あるいは上手くいかなくても、上手くいってるかのように粉飾・美化する。また、バラ色の未来を説く事で、人を惑わそうとする。」

逆沢「バラ色の未来を説くって、そんな嘘臭い話に騙される人間なんて、そうそういないだろ?」

愛原「本気で言ってるのか? 【政府の借金は国民の資産です。国債を発行すればするほど、経済はどんどん良くなります】みたいな妄言を、どれだけの人が信じていると思ってんだ?」

鼎「世の中には、怪しい儲け話を信じるような人も、いくらでもいるよね。」

愛原「歴史上には、【奸臣○○を討て】のスローガンを真に受けて、賢臣を奸臣扱いして誅殺するような輩も珍しくないしな。」

逆沢「まぁ、人を見る目なんて、大抵の人は持ち合わせていないからね~。誰が詐欺師で、誰が佞臣や奸臣かなんて、そう簡単に見分けられたら苦労はないというか。」

鼎「その見分ける基準に、知性を用いるか? 経験や直観を用いるか? みたいな感じになるのかな?」

逆沢「まぁ、裁判官や捜査官が、物証やアリバイなどの論理的証拠を軽視して、直観で罪人を裁くようになったら怖いとは思うけどね。」

鼎「【愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ】とはよく言ったものだよね。」

逆沢「ただ、私たち凡人が、賢者になろうとしても、それは無理筋だろ? 現実問題として。」

愛原「そりゃそうだ。俺に賢者としての振る舞いを期待されても困るからな。ただ、だからといって、賢者には敬意を持つ事はあっても、敵視するような思想はないけどな。」

逆沢「賢者になれなくとも、反知性主義に染まるとは限らないってか?」

愛原「健全な世の中では、反知性主義なんてのは、常にマイナーな思想でしかないからな。たとえば普通の人は、病気や怪我で苦しめば、医者を頼るだろ? 自分にできない事があれば、そこは自分より賢い者や、技術のある者や、労苦を引き受けてくれる者に、敬意を払った上で頼る。そんな当たり前の思考ができている内は、反知性主義とは無縁でいられるんだけどな。」

逆沢「逆を言えば、移民に頼ってるくせに移民を排除しようするような奴は、反知性主義に染まってると思われても仕方ないってか?」

愛原「論理的でも合理的でも知性的でもない、自分の首を絞める愚行でしかないからな。嫉妬心だかなんだか知らないが、反知性主義者は、知性よりも感情や黒い欲望がどうしても上に来てしまう。」

逆沢「【ムカつくものはムカつくんだよ!】って感じか? 感情が抑えきれない。不快感を抑えきれない。憎悪をまき散らさずにはいられない。みたいな。」

愛原「知性よりも、感情が上に来る。まぁ理屈にもならない、屁理屈で自分を正当化するくらいはしてもおかしくないが、それは1+1=3を無理やり正当化するような詭弁でしかないからな。」

鼎「ポルポトさんは、たくさんの知識人を殺した事で有名な人だけど、どうしてそういう事をしちゃうのかな? 自分より頭のいい人をたくさん殺しても、いい事なんて一つもないと思うけど。」

逆沢「でも日本では、【自分より有能な部下は、将来、自分を脅かす存在になりかねないから排除する】みたいなタイプの上司も割といそうじゃね? だから日本はここまで落ちぶれたというか。」

愛原「トロピコというゲームが、独裁者からみた知識人の厄介さを上手く再現してたな。このゲームでは、大学などの施設を建築する事で高学歴層の住民を増やす事かできて、彼らは国の発展にも大きく貢献してくれるのだが、その代わり彼らはプレイヤーである独裁者に対しても、あれこれ要求してくる。彼ら知識人は、プレイヤーである独裁者よりも自分たちの方が頭がいいと思っているのか、統治者に向いていると思っているのか、権利意識が強いのか、よく分からんが、とにかくプレイヤーとしては、彼らを懐柔するか抑圧するかの二択を迫られやすい。単純に高学歴層を増やせばOKという仕組みになってないジレンマが、ゲーム的にはよく出来ているともいえるが。」

鼎「公益の視点でいえば、頭のいいエリートが増えれば増えるほど、国が発展するわけだから、彼らを増やさない手はないのだけど、権力者目線では、彼らはなまじ頭がいいだけに、いずれ自分たちの権力を脅かす脅威になりかねないというジレンマだよね。」

逆沢「けどそれは権力者目線の話であって、一般大衆目線では関係ないんじゃね? つうか、もっと優秀な統治者が現れた時点で、前の統治者には一日でも早く隠居してもらいたいくらいというか。」

愛原「ただ、反知性主義者は、ポルポトやトランプのような権力者側の人間だけではないからな。ていうかポルポトもトランプも、多くの反知性主義者の熱狂的な支持を受けて成り上がったという側面を忘れてはいけない。」

逆沢「うーん。やっぱり庶民のエリートに対する嫉妬かね~? それしか考えつかんわ。」

鼎「表向きの大義名分は、【エリート層の腐敗がこの国を駄目にしたから、俺達の手で腐敗したエリートどもを粛清する】って感じだよね。ポルポトさんの支持者はもちろん、ディープステート呼ばわりして旧来のエリート層を敵視するトランプさんの支持者にしても。」

逆沢「エリートを敵視しても、国が貧しくなるだけだろ? インターネットにしろ、車にしろ、全ての発明や生産・流通システムなどは、ほぼ全部、頭のいい連中が生み出したものなのに。頭のいい奴がいてくれるおかげで世の中は豊かなままでいられるのに、その頭のいい奴を叩くとか、愚かと呼ぶにも度が過ぎてるだろ?」

愛原「まぁ、中世以前なら、貴族だけが高等教育を受けられ、富もエリートが独占するようなケースも多かったから、話も違ってくるけど、エリートがもたらした知識の恩恵を、平民も広く享受できる現代でそれをやるのはナンセンスだわな。」

逆沢「庶民の権利意識というか、平等意識が強すぎて、エリートが自分より少しでも上にいる事が不満なのかね~? 少なくとも庶民からして、【エリートが過剰に厚遇されている】と思える程度には。」

愛原「資本主義では、知性という高い付加価値を持つエリートの市場価値が高くなるのは当然だし。共産主義でも、エリートが庶民よりも社会的に厚遇されるのは普通なんだけどな。ていうか人より仕事ができる奴も、そうでない奴も給料も待遇も同じというなら、仕事のできる奴から引き抜かれてしまうのは、市場の論理として当たり前の話だろ?」

逆沢「青色ダイオードを発明してノーベル賞を取った従業員が、わずか2万円の報奨金しか会社からもらえなかった結果、会社と訴訟沙汰になって、それでも8億円が限界で、結局、アメリカに引き抜かれたみたいなのは有名な話ね。」

愛原「人を堂々と金銭的に差別する資本主義はもちろん、平等を謳う共産主義ですら、エリートとその他大勢は明確に区別する。無理やり平等にしても、そんな事をすれば優秀な者から引き抜かれるのが分かり切っているからだ。」

鼎「優秀なエリートに好待遇を与えるのは妥当だとして、そうでない人がエリートづらして好待遇を受けてる事に不満がある人も多いと思うけど、どうかな? それを【エリート層の腐敗】みたいな言い方をしてるだけとするなら。」

逆沢「ま、日本に限っては、多少は当てはまらなくもなさそうだけどね。自称エリートに政治や経済を任せた結果、国力が落ちているのは明白だから。」

愛原「もしかしたら日本独特の世襲システムが悪さしている可能性もあるけどな。高等教育を受けているはずの中世の貴族が運営する王朝が何度も崩壊したのも、世襲制が大きな一因だからな。」

逆沢「どんなバカ息子でも偉人の息子というだけで政治の要職に就ける世襲制が問題なのは分かるけど、日本が落ちぶれた原因は、そこじゃない気が私はするけどね~。出る杭を打ち続ける悪しき集団イジメを引き起こす和の精神が、人材の質の縮小再生産を引き起こしたような気もするし。そのベクトルが上であれ横であれ下であれ、集団から浮いた杭をみんなで叩く風潮がネットで可視化されて、改めてそう思ったというか。」

鼎「ただ反知性主義的な動きは、アメリカやイギリスの方がずっと先に表面化してるし。彼らはアメリカやイギリスの政治にそんなに不満があるのか?と、私などは思ってしまうけど。」

愛原「貧しいアフリカの民が日本や韓国をみて、同じような感想を抱くようなものかも知れんな。政治に対する不満なんてのは、ヨソと比較しても意味がないものなのかも知れないな。」

逆沢「けどその選択結果は、ヨソも巻き込んでくれるんだわ。トランプが世界各国に関税戦争を仕掛けたなら、その余波は世界全体に及ぶようなものというか。」

鼎「今の所、トランプさんの関税政策は、【高い関税をかけて脅してやれば、相手は白旗を上げるに違いない】という思いこみだけで推進されたようにしか感じないよね。少なくとも一般的な経済政策ではないというか。」

愛原「反知性主義者にありがちな要求の通し方ではあるけどな。自分が強者と思いこめば、アメとムチ、脅しとなだめで相手を屈服・懐柔しようとする。自分が弱者である場合は、逃げる、関わらないようにする。それらが無理なら泣きつく。媚びる。それが知性を放棄した奴の思考回路だからな。獣となんら変わらない。」

鼎「トランプさんは、表向きはディール(取引)という言葉をすごく好むし、取引自体は知的な人間的行為だと思うけど、実態は全然違うということかな?」

愛原「トランプがやってるのは、真っ当な商取引というよりは、ヤクザが脅しをかけて無理やり契約書にサインさせるようなものだからな。ウクライナに対するトランプの姿勢を見てたら分かるだろ? 故に中国のように脅しが効かない相手には、全く通用しない。というか本来の取引は、お互いに売値と買値を出し合いながらも、どこがで合意点を見出してウインウインにするために行うものであって、脅しが通用する相手から金品を巻き上げるようなのは、取引でもなんでもない。」

逆沢「銃口を相手に向けて取引を持ち掛けるようなのは、国内では脅迫罪にはなり得ても、本来の意味での取引ではないってか?」

愛原「それを取引というなら、イスラエルがガザ地区に対してやってる行為も取引、もしくは取引を有利に進めるための地ならし行為でしかなくなるからな。まぁ暴力で相手を圧倒して支配するような手段は、獣でも普通にやるが、言い換えれば、それらを成し遂げるのに大して知性は必要ないからな。動物程度の頭があれば、誰でもできる行為というか。」

逆沢「ま、何かを創るなら知性は必要だけど、何かを奪うだけなら知性は別にいらないからね~。圧倒的な力さえあれば、問答無用に相手から奪いつくせなくもないだろうし。」

鼎「でも、そこが人間以外の動物の限界だよね。動物の世界は、弱肉強食とか食物連鎖といった、奪い合いだけで成り立ってるから、何百年経っても、生活環境が改善される事もなく、いつも同じ事の繰り返しというか。」

愛原「人間以外の動物は、新しいものを創るという発想をほとんどしないからな。現状で十分満足しているのかも知れないし。【欲しいものがあれば力で奪えばいい。力が無ければ奪われても仕方ない。】という考え方が魂の部分でしみついているのかも知れない。」

鼎「人間は、知性をもって文明をどんどん発展させて、より繁栄しても来たけど。でも今になって反知性主義が力を持ってきたのは何故なのかな?」

愛原「俺もよく分からんが、知性を過大評価しすぎた反動かも知れないな。知性の力でなんでも思い通りにできると思いこんでしまったら、実は全然そんな事はなかったというか。」

逆沢「ま、温暖化現象にしろ少子化現象にしろ、問題があるのは分かっても、それを解決する方法はあるか?となったら、とても出口が見える段階ではないからね~。宇宙開発とかも、頭打ち感が出てきたし。」

鼎「21世紀になっても、まだ戦争もなくならないし。話し合いでまとめるのも難しいし。話し合いで解決できないなら、暴力で訴えた方が手っ取り早いみたいな発想になっちゃってるのかな?」

愛原「世の中にはそんな簡単に解決する問題ぱかりでもないのは明らかなのに、解決を急ぎすぎてる感は、正直感じる。解決までに時間がかかる課題に関しては、粘り強く耐えて、妥協しなければならない事も多いのに、簡単に物事を解決したがる人が急増しているというか。」

逆沢「生活を楽にしたいなら公金をみんなに配るか、減税すればいい。財源がないなら国債を発行すればいい。貿易赤字を解消したいなら、関税を上げればいい。移民が不快ならそいつらを追い出せばいい。ライバルが脅威なら、そいつを痛めつけてやればいい。みたいな感じか?」

愛原「昔から、【医者が駄目なら、占い師や宗教家を頼ればいい】みたいな発想の者はそれなりにいたが、【溺れる者は藁をもつかむ】という奴かも知れんな。」

逆沢「いや、溺れてない奴が、溺れてるふりして物乞いしてるだけなのが、ほとんどだろ? 生活保護を受けられなくて餓死するような人ならともかく、持ち家もあって、子供を塾にも通わせて、みたいな人が生活が苦しいとわめいて、さらに所得を増やす事だけしか考えないとか。強欲にもほどがあるというか。」

愛原「騒ぎもわめきもしなければ、自分たちの不満を広く理解してもらう事も困難なので、それ自体はデモ権やストライキ権として正当なもの。ただ、反知性主義に染まると、それで収まらないのが厄介なのだ。【病気が治らないのは、エリート面した医者の診療が悪いせいだ。よって医者どもをぶち殺せ!】みたいな方向にまで突き進むというか。」

鼎「不満を表明するだけなら普通の権利だけど、非知性的な解決手段まで要求するようなら、それは反知性な行動とみられても仕方ないという事かな?」

愛原「【生活が苦しいから何とかしろ】までなら、分かる。たとえ強欲な要求であっても、今日よりさらに恵まれた生活を目指す姿勢自体は、科学や文明を進歩させる事でそれを幾度も成し遂げた人間として、別に間違ってないからな。しかし減税しろとか、国債を発行しろとか、移民を追い出せとか、関税を上げろとか、無謀な手段まで要求するなら、話が違う。医者に向かって、無料で治せとか、明日までに完治させろなどと、要求するくらいの無理を押し通されても困るというか。まして【要求を果たせない医者は、有害なエリートだからブチ殺せ】となったら、それはポルポト政権級の反知性主義と言わざるを得ない。」

鼎「ぶち殺せとまでは言わなくても、トランプさんにしろ、立花孝志さんにしろ、あの手の人はすぐに敵を作って、相手を貶めたがるけど、どうしてそこまで過激になっちゃうのかな?」

愛原「医者の代わりに、宗教家や占い師が病気を治せるなら、特に誰かを敵視する必要もないが、残念ながらそうではないからな。なので敵を作って、そいつのせいで病気が治らないというように誘導してやる必要があるのだ。」

逆沢「景気が悪かったり、支持率が低い政権ほど、外敵を作りたがるようなものね。景気が悪いのも、国内情勢が悪いのも、みんなその敵のせいと。」

愛原「その敵を痛めつけて、敵から財産を奪い取ることでもできれば、それで国の経済を好転させられる可能性もあるからな。そうなると単なる責任転嫁ではなく、結果的に問題改善につながってしまう事もある。ていうかトランプが、関税戦争を仕掛けたのも、同様の理由だろう。」

逆沢「やってる事はメチャクチャだけど、仮に諸外国が折れてトランプに頭を下げてきたら、それは絵に描いた餅ではなく、本物の餅になってた可能性もあったと。」

愛原「あと反知性主義は、知性で相手を説得・攻略できない分、暴力などの手段で敵味方を従わせざるを得ない側面もあるだろう。嫌がらせで心を疲弊させ、脅して言いなりに、殴って支配し、殺して黙らせる。ポルポトだけに限らず、正論で人々を説得・攻略できなくなった奴がすがるのは、大体暴力的な手段と相場が決まっている。」

鼎「今のトランプ政権は、ハーバード大学に嫌がらせしかけているようだけど、これも何かの目論みがあってやってる事なのかな?」

愛原「そりゃ目論みはあるだろう。まずエリート層が大嫌いな反知性主義者の溜飲が下がる。また外国人留学生への圧力も、移民嫌いの反知性主義者には刺さるだろう。ムカつく相手を痛めつけてざまぁ!となるのは、決してなろう系のファンだけではない。ブレグジットなどもそうだが、インテリどもの思い通りの展開にしない事で、ざまぁ!さえできれば、世の中が良くなったと信じられる人間は残念ながらいくらでもいるのだ。」

逆沢「完全に、私欲じゃん。まぁ知性よりも私欲を優先するからこそ、反知性主義なのかも知れないけど。」

愛原「次にユダヤ資本の支持をつなぎ留める目的もあるかも知れない。ハーバード大学への圧力は、そもそも反ユダヤ主義のレッテルをハーバード大学にかける事から始まったのだからな。要は関税戦争の失敗で落ち込んだ支持の回復を狙っているとも思われる。」

逆沢「あー、そう言えば、日本でも、なぜかそんなトランプの対ハーバード大学政策を支持する輩も、そこそこいるみたいね。アメリカの移民嫌いな反知性主義者と全く同じ論理で。」

鼎「けど東京大学をはじめとする世界中の複数の大学が、これを奇貨として彼らを積極的に受け入れようとしてるよね。もちろん他の外国の大学でも同様に。ハーバード大学からエリートを奪う絶好のチャンスが訪れたとばかりに、世界中が舌なめずりして誘いの声をかけているというか。」

愛原「常識的には、鼎の言った方向に世界中が向かって当然だろうな。国の発展を思うなら、エリートの数は一人でも多い方がいい。教育機関は思想教育的な要素もあるので、在籍年数が長いほど、その国に愛着も沸いてくれるようになるから、外国人留学生を招くのはその点でもメリットの方が大きいし。」

逆沢「まぁでも、日本は、戦時中でも、英語は敵性語とかいって排除したような国だからね~。そういう連中が、トランプのやり方に賛同して、日本の大学も留学生を制限しろとか騒いでるみたいだし。」

愛原「どの道、少子化で日本の学校の多くが淘汰される。そんな中、留学生が多く来てくれれば延命もできるし、若者不足、労働者不足に悩む日本の労働界にとってもありがたい話なんだが、トランプ支持者と同様、反知性主義者には、そんな事を言っても分からないだろうな。移民が多く入って治安が悪くなると騒ぐ人もいるが、彼らに教育も真っ当に稼ぐ機会も与えず、賎民階級のような扱いをしたら、そりゃ治安悪化の要因になるだろうな、とも。【貧すれば鈍する】のは当たり前なのに、低待遇でもいいとからと海を渡ってくるようなのに、過剰な期待をしすぎだろ?」

逆沢「日本人は安い労働力が欲しくて外国人労働者を集めるけど、安かろう悪かろうは当たり前ってか?」

愛原「むしろ一流の人材が日本を選ぶくらいの国になって欲しいんだが、野球選手から学者まで、優秀な者ほど海外流出するのは問題だわな。未だに中国や韓国に技術が盗まれうんぬん騒ぐ化石人間もネットではまだ見るが、むしろ日本は、中国や韓国から、積極的に技術を盗んでいかないと駄目な側だろ? なに、時代錯誤のお公家様やっとんねん、というか。」

鼎「ダニング・クルーガー効果というものだよね。出来が悪い人ほど、自己評価を高く見積もりがちというのは。」

逆沢「人に見下されても仕方ないような出来の悪い人ほど、自己評価を高く見積もったり、他者を必死で見下すことで、必死に自尊心を守ろうとするってか?」

愛原「【酸っぱいブドウ】の話も、その延長線だな。ブドウを採れない無能が自尊心を守る為に、【あのブドウは酸っぱいに違いない】とか、【あんな酸っぱいブドウを手に入れて喜んでいるアイツらが不憫でならない】と思いこむ事で、精神を安定させるようなものというか。」

逆沢「働き者であったり、優秀であったりする移民や有色人種に追いやられてると感じたアメリカの落ちこぼれの白人層が、必死になって彼らを見下そうとして、反知性主義にハマって、トランプを支持しているとしたら、何となく全ての辻褄があいそうね。」

愛原「個人的にはアメリカが反知性主義に染まって凋落してもさほど悔しくもないが、移民や中国・韓国を必死に見下す事で自尊心を守ろうとするような反知性主義者が日本で増えて、さらに凋落していくのは、さすがに容認しがたいな。」

鼎「でもアメリカでトランプ大統領が当選したように、反知性主義者の勢力は、まだしばらく衰えない気もするよ。」

愛原「銀英伝で【最良の専制主義と最悪の民主主義の対比】が描かれていたが、最悪の民主主義の時代になるかも知れんな。最悪の民主主義がポルポトみたいな指導者を次々当選させて、知識人を弾圧し、指導者とそりが合わない者も弾圧し、人々に恐怖政治を敷くような時代がいずれ来るかもしれない。」

逆沢「まぁ日本でも、権力者に楯突いた文部科学省の事務次官や県民局長を、官房長官や知事が自ら主導してスキャンダルで貶めるような例はあるからね~。あの手の人間は、気に入らない者を容赦なく弾圧して、見せしめにするような思考しかできないから、まともな話し合いも期待できないし、どうしようもないわ。」

愛原「話し合いになったら知性の勝負になって不利だからそもそも話し合わないのか、だからこそ反知性主義にハマるのかは分からんが、自分の認識を押し付け、その認識を否定する者を叩くようなやり方しかして来ないからな。トランプのやり方見てても、まさにそうだろ?」

鼎「銃口を突き付けて要求するようなのは、とてもまともなディールではないよね。」

逆沢「力を背景に脅すのが交渉と思いこむような御仁だから、逆に自分が不利になったら、議会を襲撃させるような暴力に訴えたり、選挙は不正に行われたと言い張ったり、フェイクニュース呼ばわりして、絶対に譲歩しないのかね~。」

愛原「獣と同じような思考回路だから、このままだと殺されるような状況に陥れば、獣のように腹を見せて降伏宣言でもするだろうが、非を認めなくても引き分けには持ち込める状況なら、絶対に非は認めないだろうな。知性的な人間なら、不毛な対立状況を解消する為に歩み寄りもできるが、彼らは敵を罵倒する事でストレスが発散できるから、対立を解消する気も起こさない。自分がまず勝てない状況でも、すぐに負ける状況でもなければ、相手に石を投げつけるのをやめないのが、彼らの思考回路だ。」

鼎「どうせ決着がつかない状況が続くだけなら、石を投げ続ける時間を、生産活動に回した方がずっと世の中も発展してみんなも幸せになれると思うのに。」

愛原「そこが知性的な人間と、何千年経っても同じ生き様を繰り返す事しかできない獣の差だな。まぁ人間社会でも、不毛な内戦を繰り返しているような地域は大抵文明も経済も劣っているが、これが反知性主義の末路くらいに思ってればいいんじゃないかな? 【理屈や知性よりも、大切な価値観がある】と社会全体で啓蒙するようになったら、大体、危ない。」

鼎「自分自身が反知性主義に陥るのは論外としても、できれば反知性主義者に目を付けられたくもないよね。」

愛原「こちらに敵対の意思はなくても、相手がこちらにどんどん石を投げつけてくるなら、こちらも相応に対処しないと、生産活動にも研究活動にも専念できないからな。ただ、自分さえ巻き込まれなければいいとイジメの傍観者みたいな態度を取れば、反知性主義者がますます図に乗るだろうから、皆が一致団結して、彼らが増長しないような方向に協力するのがベストだろうが。」

逆沢「トランプが世界中に関税戦争を仕掛けてきたなら、それに媚びるのではなく、反トランプ包囲網を敷くくらいでいいってか?」

愛原「イジメのターゲットに選ばれるような目立つパフォーマンスまでする必要はないが、トランプに成功体験をさせてしまうと、ますます図に乗るだろうから、他国が安易にトランプに屈さないように、根回しくらいはしておいた方がいいかもな。最悪なのは皆が傍観者に徹した結果、トランプに各個撃破される方だから。」

鼎「そういう意味では、トランプさんが中国にも、ヨーロッパにも、メキシコ・カナダにも、日本・韓国にも、全方位に戦争を仕掛けてくれたのは、実は有り難かったのかな?」

愛原「日本だけ、中国だけ、メキシコだけといった風に、個別に経済戦争を仕掛けてきたら、アメリカに目を付けられたくない各国が傍観者に徹して、各個撃破される可能性もあったからな。ある意味、あまり頭が良くない戦いをしてくれて助かったと言えるかもしれない。」

逆沢「知性を軽視してくれる政権で助かったってか?」

鼎「ハーバード大学に対するトランプさんの弾圧行為も、単純にみたら、アメリカの国力をさらに弱体化させる自滅行為にしか見えないけど、実際どうなるかな?」

愛原「分からん。個人的にはハーバード大学をダシにした、反ユダヤ主義弾圧という名のイスラエル支援の影を感じて、そちらを危惧している。イスラエルは反知性主義的ではないが、その分どす黒く悪賢そうで、個人的にすごく警戒している。まぁ今回のテーマは、悪賢い人達ではなく、反知性主義の方だから、そこにこれ以上踏み込むつもりはないが。」

鼎「私は、ポルポト政権については歴史の世界でしか知らないけど、トランプ政権を観察すれば、反知性主義がどういうものかをリアルタイムで参考にはできそうって感じかな?」

逆沢「反知性主義というだけあって、あまり頭が良さそうな雰囲気は感じないけど、パワー系池沼を侮ることはできないとは思ったわ。」

愛原「そのネットスラングは不愉快だから、二度と口にして欲しくないが、意図する内容はまぁ同意だな。ポルポト政権がいい例だが、【知識人が馬鹿どもに負けるはずがない】というのは妄想で、数と残虐性に勝る反知性主義者の集団は、罪悪感も持たずに知識人を一方的に虐殺できるからな。弱小国が反知性主義者に乗っ取られただけならまだしも、世界最強の国が反知性主義者に乗っ取られたとすれば、それは極めて大きな脅威になり得るものとは言っておく。」

逆沢「やっぱり教育は大切なんだな。」

愛原「教育の重要性はもちろんだが、社会を発展させてくれる人たちに対する敬意も忘れないようにしたい。自分より頭のいい奴、技術のある奴、働き者の奴には嫉妬を感じるかも知れんが、彼らを排除したあと、苦労するのは残された凡人の方だからな。」




























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1月15日 Street Fighter Vをプレイしてみた 1月1日 使いこなせない強大なパワー
2022年 12月18日 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 12月4日 カルトと熱狂
11月20日 誰から税を取り立てるか? 11月6日 大量殺人 
10月23日 本人証明について 10月9日 誰のための正義
9月25日 解決師 9月11日 理屈が通用しない相手 
8月28日 政治家と密接に関わる一般市民について 8月14日 悪の宗教団体 
7月31日 チート能力者に対する反応 7月17日 要人
7月3日 戦略的準備VS戦術的対処 6月19日 正義VS秩序
6月5日 パワー・スピード、そしてスタミナ 5月22日 キャラの身長の設定
5月8日 自由の保障 4月24日 去っていく仲間
4月10日 戦争ゲームの指導者の目線 3月27日 悪に屈する時
3月13日 歴史ゲームにおける歴史の再現性について  2月27日 歴史学の価値について
2月13日 趣味に飽きる時、熱狂できる時 1月30日 私刑
1月16日 やってる感 1月2日 捜査・諜報に必要なもの
2021年 12月19日 壊された人 12月5日 リソース運用型ゲーム
11月21日 後継者争い 11月7日 戦力分析と番狂わせ
10月24日 選挙放談2021 10月10日 文明崩壊後のサバイバル
9月26日 中立な報道 9月12日 隔離空間でのアドベンチャー
8月29日 侵略者が撤退した後 8月15日 正義なき力を生み出す者
8月1日 問題点(悪)の所在 7月18日 責任の所在
7月4日 教育政策 6月20日 職の貴賤
6月6日 外患(外敵)よりも恐ろしい内患 5月23日 スローライフと幸福論
5月9日 社会に貢献する凡人たち 4月25日 情報戦の制し方
4月11日 予備戦力 3月28日 不正の告発と隠蔽
3月14日 職人(ドワーフ)  2月28日 地位に見合う責任と報酬の話
2月14日 娯楽産業  1月31日 名君・名宰相
1月17日 選別(トリアージ) 1月3日 大きく育ちすぎた作品
 2020年 12月20日 つまらないラスボス戦 12月6日 予知の活用方法
11月22日 信じたい事しか信じない人たち  11月8日 老化の始まり(能力のピーク)
10月25日 敵の成長率 10月11日 属人性
9月27日 信用(信用創造) 9月13日 犯罪都市
8月30日 同行するヒロイン、同行しないヒロイン 8月16日 まとめ役としてのリーダー
8月2日 なろう系主人公とやれやれ系主人公 7月19日 安楽死
7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日