愛原様のたわごと(25年9月7日)








愛原「今回のテーマは、【ファンタジー作品の一神教】でいきたいと思う。」

鼎「宗教ネタは、とても扱いが難しいよね。無神論者や世俗派の人達からすればズケズケ言えるようなネタ話でも、すごく敏感にとらえる人も中にいるから。」

愛原「それ以前に大して知識があるわけでもないからな。もしも不快に感じられたならば、無知ゆえの妄言程度に軽く受け止めてもらえばいいと思う。そっ閉じもオススメだ。」

逆沢「ていうか、一神教の世界観のファンタジー作品って、あまり記憶ないんだけど。特に中世魔法ファンタジーみたいなのは、戦の神とか、商売の神とか、邪神とか、古き神とか、色んな神様が登場して当たり前というか。」

鼎「しいて言えば創造神くらいかな? あえてそれに近い神様をあげるなら。」

逆沢「創造神がいるような作品でも、そいつが唯一神とは限らないだろ? どういう上下関係やつながりがあるのかは知らないけど、他にもいっぱい神様がいそうというか。」

鼎「神聖魔法という概念があるのも、多神教的な世界観の親和性を高めてそうだよね。」

愛原「色んな種類の神様がいれば、神聖魔法のバリエーションも増やしやすいというのは、あるかもな。作品によっては、守護神とか、守護霊とか、一人一人の人間に、それぞれ別の神様や霊獣などが付いてる場合すら、あるしな。」

逆沢「おいおい。人の数より、神様の数の方が多いのかよ?」

鼎「けど神様を精霊に置き換えたら、その傾向もより強まるよね。高位の精霊術師とかなら、複数の精霊を同時に使役したりもできそうだし。人の数よりも、精霊の数の方が何十倍もいてもおかしくないというか。」

逆沢「けどそんな多神教的な世界観にあっても、一神教的な価値観を全面的に出す宗教自体は、たまに登場するような気もするけどね。」

愛原「全ての宗教と全ての神様が、必ずしも共存志向ではないからな。たとえば、神様にも一人一人個性があって、中には非常に尊大な奴もいる。気難しい奴もいる。独善的な奴もいる。支配欲や野心が強い奴もいる。そういう神様なら、排他的思想に染まって、【我こそは唯一神】と突然名乗り出しても、全然おかしくないからな。」

逆沢「とことん人間臭いわね~。神様のくせに。」

愛原「メタ的な話をすれば、【人間が神を創造した】からという理由で、人間臭くなるのは当たり前という事情もあるかも知れないな。無神論的な思想が前提になるが。」

逆沢「ユダヤ人にとって都合のいい神様を戴いたのがユダヤ教みたいな考え方か?」

愛原「メタ的な話を続けるならば、一神教は権力者にとっても非常に都合がいい故に、すごい勢いで世界的に広まったという側面もある。唯一神が承認した王様ということで、王様はその権力を正当化できるし。その王様の庇護を受けて宗教勢力も効率的に影響力を強められるし。」

鼎「宗教と政治が結託する事で得られるウインウインの最大化のような感じかな?」

愛原「あとガチの一神教はその性質上、必ず排他的になる。ならざるを得ない。自分以外の神様は、神様を名乗る不届き者でしかなく、それは敵以外の何者でもないからだ。」

逆沢「唯一神を名乗ってるのに、他の神様の存在を認めたら、その時点で実は唯一神でなかったという事で、自分がペテン師扱いになっちゃうからね~。」

鼎「だから一神教は、偶像崇拝も認めないよね。偶像も含めて、自分以外の神様を名乗る奴は全て不届き者という扱いだから。」

愛原「そしてこの排他性は、権力者が拡大政策を取る上でも、大きな武器になる。一般論として人間を傷つける事には罪悪感を抱くのが普通だが、神が認めた自分達に逆らう異教徒を排外するという大義名分で、罪悪感なく敵を傷付ける事が可能になるからだ。」

鼎「踏み絵という概念があるけど、改宗を迫る事で敵味方を分別できるのも、大きなメリットだよね。」

逆沢「一神教に改宗しなければ、自分は異教徒として討伐対象にされる。しかし改宗すれば、彼らのコミュニティーの一部に組み込まれて隷属させられてしまう。改宗を迫られるものからすれば、嫌すぎる二択ね。」

愛原「一神教の場合、相手に改宗を迫る行為も、普通に【異教徒を赦す】という善行だからな。ていうか彼らにとって、使命でもある。改宗は、一人でも多くの迷える子羊に救いを与える行為そのものでもあるからな。本来ならば異教徒として殺されても当然な奴にすら、改宗すれば救済という名の慈悲を与えるという意味で。」

逆沢「でも別に改宗したからといって、侵略者と同じ待遇になる訳じゃないんだろ?」

愛原「日本の戦国時代でも、キリスト教に改宗した平民のいくらかが宣教師に騙されて、奴隷として海外に連れ去られたらしいからな。アフリカの黒人奴隷もそうだが、改宗に応じた者は反抗もせずに従順で質の良い奴隷になりやすい事もあって、彼らは海外でも積極的に宣教活動を進めた事情もある。ていうか今どきの新興宗教でも、よくある光景じゃないのか? 改宗した信者が、盲目的にカネを貢いだり、労役や選挙活動に励むようなのは。改宗という作業はいつの時代でも、最も効果的な奴隷生産手段という側面はやはりあるからな。」

逆沢「そんなものを慈悲とか救済と呼ぶなよ。いくらなんでも欺瞞が過ぎるだろ? 【従わなければ殺すけど、奴隷になるなら生かしておいてあげます】のどこが慈悲やねん。」

鼎「組織的な布教活動を大々的にやってる組織は、特に要注意だよね。」

逆沢「唯一神の導きなら間違いないと、盲目的に信じちゃうのかね~? まぁ自分の宗教が一神教か多神教かも気付かず、盲目的に信仰する人もそれなりにはいそうな気もするけど。」

鼎「けどそういう盲目性は、本来の多神教とは相容れない考えだよね。多神教の場合は、自分が信仰する神様以外にも、信仰に足る素晴らしい神が他にもいてもおかしくないという考えが前提になるから、無理やり改宗を迫る動機も、盲目の信仰を強制する動機も、どうしても発生しにくいというか。」

逆沢「逆に一神教を国教とする国家ほど侵略的になるのは、ある意味当たり前ってか? 異教徒は裁かれて当然という前提と、異教徒にも改宗による救いを与えるべきという善意が重なって、どうしても拡大政策を指向したくなる土壌だらけというか。」

愛原「一神教は、他の神を否定しなければならない仕組み上、どうしても外向きにならざるを得ない。そして布教という手段で、それを広めざるを得ない。そして唯一神の唯一性を否定する異教徒を放置できない以上、攻撃的にもなりやすく、これが支配者側からすると、罪悪感なく敵を攻撃できる仕組みとしても機能しやすい。非常に、戦争向き、侵略向き、拡大志向の宗教といえなくもないわな。」

鼎「これはファンタジー作品に登場する一神教でも、同様に当てはまりそうな傾向なのかな?」

愛原「2種類のパターンがあると思われる。一つは、事実として一神教の世界観の作品の場合。つまり他の神や宗教がそもそも存在しない。あるいは存在しても、主神としての座を不動のものとしている。もしくはライバルとなる神や宗教は、邪教の類か、悪徳教祖が打ち立てた怪しい新興宗教のようなものしか存在しないような場合。」

鼎「創造神が支配する世界も、こっちのパターンかな?」

愛原「この場合の一神教は、嘘偽りなく唯一神といえるものなので、素直に受け止めて何の問題もない。」

逆沢「何の問題もないって事はないだろ? 本当に何の問題も無ければ、そもそも物語が始まらないわけだから♪ その唯一神があまりに頼りないせいで、問題だらけになるか? あるいは唯一神が人類の腐敗に絶望するなどして、世界を滅ぼそうとしているか? 大抵はそのどっちかじゃね?」

愛原「・・・ごもっとも。良くも悪くも正真正銘の唯一神なので、唯一神の能力や資質、思想や気まぐれによって、何が起こるか分からないって感じだな。」

鼎「もう一種類のパターンは、どんな感じかな?」

愛原「もう一つのパターンは、自称唯一神。実際には他の宗教や神が存在しているにも関わらず、そんな事はお構いなしに、無断で唯一神を自称しているパターンといえばいいのかな?」

逆沢「現実世界のパターンの方といえば、さすがに怒られるか?」

愛原「でも宗教自体は、現実にいくらでも存在するからな。神の存在に関しては、証明できないから肯定も否定もしかねるけど。」

逆沢「神の存在を証明できないからといって、勝手に【ウチの神様こそがホンモノの唯一神です】と断言するのは、私的には傲慢にしか映らないけどね~。そこまで言うなら証明責任果たせよ。勝手に決めつけるなよ、と言いたいくらいというか。」

鼎「けどファンタジー世界は、メタ視点が徹底してるから、単なる自称であれば、それは割とすぐに露見する事も多いよね。少なくとも読者視点では。」

逆沢「ついでに言うと、そういう世界の唯一神の宗教は、大体、悪役か、気難しいロクデナシかのどちらかのような気がするわ。その割に世俗的な権力だけは持ってたりして、最高にタチが悪いというか。」

鼎「いわゆる神権国家とか、そういう傾向が強そうだよね。」

逆沢「複数の国が登場する中世ファンタジーでは、大体一つは登場する奴ね。神権国家って奴は。」

愛原「神権国家だからといって、一神教とは限らないけどな。特に東洋系の神権国家は、多神教思想バリバリだからな。」

逆沢「オリエンタルな雰囲気を漂わせる謎の神権国家って奴ね。西洋文化に染まった主人公目線では、奇妙な風習にみえるけど、必ずしも敵対的でもないというか。」

鼎「逆に危ういのは、排他思想や、軍事志向の強い神権国家の方だよね。異教徒は排除されなければならないみたいな、いかにもテンプレ的な一神教的思想にまるっと染まってしまってるというか。」

愛原「排他的思想などリアルの一神教国家とは共通点も多いが、ファンタジーの方は、布教活動がほとんどみられない点が気になるけどな。」

逆沢「ユダヤ教みたいな感じじゃね? 選民思想が強すぎるが故に、異教徒を勧誘するなんてもっての外と思っているとか?」

鼎「ファンタジーの排他的宗教は、すごく選民思想が強そうだよね。孤立主義的ともいえそうだし。どうやって今まで存続してきたのか、気になるレベルで。」

愛原「リアルでも、キリスト教・イスラム教・ユダヤ教以外の一神教的宗教が全然なかった訳でもないのだが、布教能力の低い一神教は、やはり孤立するのか、少なくともあまり知名度もないのが実情だからな。」

逆沢「排他的で、しかも仲間も増やさないとなったら、そりゃ先細りになっても当然だわ。せめてユダヤ人みたいに、器用に立ちまわれたらワンチャンあるだろうけど。」

鼎「キリスト教やイスラム教が、排他的な一神教なのに、それでも大勢力を維持しているのは、とてつもない布教能力がやっぱり大きそうだよね。」

愛原「千年以上、国家の手厚い保護を受けた恩恵も大きいだろうな。一神教は、敵と味方をはっきり分ける性質ゆえ、敵に回したくないと感じた人や、コミュニティーに所属してその恩恵を受けたい人が、入信しやすい条件がそろっているのも大きい。」

鼎「コミュニティーに所属してその恩恵を受けたいという動機に関しては、一神教も多神教も変わらないけど、敵に回したくないという理由は、やっぱり大きいのかな?」

愛原「中世の宣教師は、武力による威嚇とセットだったくらいだしな。入信すれば鉄砲を売ってくれたり、珍しい品をもらえたりもするが、敵対すると命に係わる危険も、地域によってはあっただろうし。日本の戦国時代に限っても、秀吉が日本を統一できたからこそ、バテレン追放令をようやく発令できたが、乱世が続いていれば、自分だけ南蛮の技術力を活用できなくなるリスクは、やはり冒しにくかったというのもあったかも知れないな。アフリカなどは、入信するか否かはもっと差し迫った命の危機とセットだったかも知れない。」

鼎「権力者にとって一神教は、支配の上でメリットが大きいという側面も重要だよね。北欧神話やギリシャ神話で有名だった地域も、それに近い理由でまず王族らがいち早くキリスト教に改宗して、彼らが民衆にキリスト教への改宗を強制し、弾圧も加えた事で、北欧神話もギリシャ神話も、ただの物語扱いの地位に落とされてしまったし。」

愛原「鉄砲や硝石が欲しくてキリシタン大名になったようなノリがきっかけだが、たとえて言うなら大友宗麟みたいな奴が当時の北欧や南欧にも普通にいたという感じだろうな。で、耳川の戦いみたいなアクシデントも、豊臣秀吉みたいな外圧もなかったから、そのままキリスト教支配圏として固まってしまったというか。イスラム圏も似たような経緯で広まった部分はあると思われる。一神教は、敵と味方をはっきり分ける故、一神教側が多数派を形成したり、あるいは権力層を抑えたら、後はドミノ倒しで、周辺国から貧しい大衆まで一気に浸透してしまうからな。大多数の人間が一神教のコミュニティーに所属している中、それに抗する少数派が彼らと共存しながら生き延びようとしても困難を極めるのは明白だし。」

逆沢「ていうかヨーロッパなんかじゃ、カトリックでもプロテスタントでもなんでもいいけど、いずれかの宗教コミュニティーに所属してなければ危ないという認識くらいはあったかもね。割と最近のアメリカでも、宗教を聞かれて無宗教と答えたら、違和感を持たれるという話を聞いたこともあるし。」

愛原「それは20世紀までの話だな。欧米では、ここ十数年でガチの無宗教徒が急増している。日本のように、神社に初詣に行って、仏教式の葬式あげてみたいな、ゆるーい無宗教徒ではなく、本当にガチの無宗教徒も増えている。まぁその一方で、キリスト教福音派を初めとする原理主義的な信仰への回帰も増えているらしく、要は二極化しつつあるらしいけども。」

逆沢「政治思想だけでなく、宗教観も二極化かよ。分断社会が酷くなる一方だな。」

愛原「欧米でもトルコでも、高学歴層は無宗教徒や世俗派になりやすく、低学歴層ほど原理主義的信仰にはまりやすい傾向は、統計的にも明らからしいけどな。」

逆沢「最近の陰謀論じみた極右勢力の台頭は、頭が悪い方のグループが数の暴力で選挙権を振りかざした結果といえば、言いすぎか?」

愛原「一神教をテーマにした時点で、ある種の人の反発は覚悟してたが、その言い過ぎ発言は、それ以上の恐怖を感じたぞ。」

鼎「ただ一神教は、唯一神が絶対的正義の物差しとして君臨しているから、単純化して物事を考えたい人ほど、親和性が高そうとは思ったかも。」

逆沢「多神教は、神様を選んだり、使い分ける必要がありそうだしね。剣か槍か? 炎の精霊か水の精霊か? 選ぶ楽しみがあるという意味ではゲーム的な楽しみもあって、だからファンタジー世界とは相性も良いと思うけど。逆に万能な武器が一つあればそれでいいって人からすると、一神教の方が相性もいいのかね~?」

鼎「仏教にしろ道教にしろ、東洋的な多神教は、神様が正解を与えるのではなく、人間が自ら悟りを開くみたいな感じで、多分に哲学的だよね。西洋の神学とは毛色がかなり異なるというか。」

愛原「西洋の神学は、暗号の解読に近いかもな。神の正しさがまず前提にあって、その神の意図をなんとかして正しく読み解こうというのが神学というか。」

逆沢「預言書の解読みたいなのが神学といえば聞こえはいいけど、要はこじつけだろ? どうやって権力者の行いに正当性を持たせるか? 免罪符みたいなのもそうだし。まぁ、その酷いこじつけの積み重ねが嫌われて、宗教改革なんかも起こったわけだし。」

鼎「正解を導き出すための神学というよりは、都合のいい正解に辿り着くように解釈を捻じ曲げるのが神学といった方が正しいのかな?」

逆沢「やっぱ宗教はクソだわ。そんなものにすがる奴も気もしねえ~。」

愛原「迷える子羊に進むべき道を示すのが宗教の目的ではあるからな。これ自体は多神教も一神教も変わらない。ただ一神教の方が分かりやすいというのはあるかもな。悟りを開くとか、自分の頭で考えて選び取るみたいな概念ではなくて、まず絶対的に正しい存在があるところから全てが始まるからな。」

鼎「古代より人間は、正解を欲しがる生き物であり続けたし。絶対的に正しい唯一の神というのは、そのニーズにぴったり合致したというのはあるのかな? 爆発的に信者が世界的に増えていった理由の一つとして。」

逆沢「自分の頭で考えるのが苦手な低学歴層ほど高いニーズがあっても当然ってことか? 神というか、正確には神の代理人を名乗る者のいう事を盲目に信じていれば済むわけだから。」

鼎「けどオウム真理教の信者の中には高学歴の人も少なからずいたというし。真理や真実というものに辿り着きたい欲求が強ければ、知性の程度に関わらず、取り込まれる可能性はあるような気もするよ。」

逆沢「真実に目覚めたい人がいる限り、一神教も陰謀論も無くならないってか?」

愛原「厄介なのは、人を支配したいと考える支配者層にとっても、高いニーズがある事だな。自分自身が神の代理人を名乗るか、神の代理人を擁立するか抱き込めれば、簡単に人を盲従させる事ができるからな。なので高学歴層や支配層の中でも、一神教を強く推す者はそれなりに多い。というか多神教よりもはるかに強い強度で、一神教が強く政治と結びついた背景がそこにあると言ってもよい。」

逆沢「ここ数十年で、欧米で無神論者や世俗派が急増しているといっても、そいつらは人を支配する事に無関心な側の個人主義的エリートの話に過ぎない。同じエリートでも人を支配する事に強い意欲を持っていたり、人を積極的に導いていく事で社会に影響力を与えたいタイプのエリートは、むしろ極右的な一神教により傾倒してもおかしくないって感じか?」

愛原「宗教と距離を置く無神論者や世俗派が急増しているにも関わらず、世の中が極右化している理由の一つといえるかもな。宗教に関心のないエリートは、概して政治活動にも無関心。だから世の中に影響を与えることはほとんどない。それに対して、宗教に関心の高いエリートは、世の中を変える事にも強い意欲があるから、自然とそちらに興味を持ちやすいと解釈できるかもしれない。」

逆沢「支配したい強者にとっても、正解が知りたい弱者にとっても、一神教は有効なツールって事か? なんか宗教というよりも洗脳装置という感じね~。」

愛原「まぁ、学のない信者からみれば、一神教と多神教の区別もつかないし。新興宗教なら、なおその傾向も強まるが。ただ本来の意味での多神教は、神の代理人を名乗りたい人からすると、扱いが難しいかも知れないな。排他性をむき出しにするほど、多神教としてのスタンスが揺らぐというのもあるだろうし。多神教は、他の神様の存在も認めることから、一方的な正義を押し付けるほど、矛盾が発生しやすい側面もあるからな。」

鼎「もちろん色んなメーカーが自社商品を選んでもらえるように必死にアピールするように、多神教の神様も似たようなことはすると思うけど。」

愛原「ただ自社以外のライバル社を全て悪魔扱いはしないだろ? 消費者に対しても、ウチの商品を選ばない奴は悪魔だから痛めつけるなんて言わないし。あくまで消費者に選んでもらうという、最低限謙虚な立場は忘れない。本来の多神教はそういうものだ。」

鼎「多神教は、性質的に解釈が人によって分かれて当然だから、宗派もいくらでも細かく分かれるし。宗派の分裂が深刻化すると国が全面的に特定宗教のバックアップをするのもが難しくなるというのも、あるかも知れないよね。」

愛原「日本の仏教と一口に言っても、宗派はやたら多い。もちろんその中には対立関係もあるが、宗教戦争に発展するような西洋の一神教の激烈さには、とても及ばない。戦国時代の一向宗くらいが数少ない例外で、基本的に武力で相手を滅ぼそうみたいな発想自体行わない。なんなら神道や儒教や道教とも普通に融合したりもする。」

鼎「修験道は、仏教と神道と道教のミックスだし。陰陽道も道教に仏教が交じり合ったものだし。禅宗系の仏教は儒教要素をかなり取り込んだりもしてるよね。春日大社と興福寺が同じ敷地にあったり。祇園祭は仏教の厄災払いを八坂神社が取り入れて始まったものだし。神社に仏具があったり、寺に鳥居がある例も普通にあったりするというか。」

逆沢「多神教は多様性を体現した典型例ともいえそうね。相手のものでも役に立つと思えばすぐに取り入れるし。対立したり、相手を嫌う自由も含めて、多様性というのを存在で表しているというか。」

愛原「対立自体は、一神教でも多神教でも珍しくない。政治イデオロギーでも、リベラルだって相手と対立する事は珍しくないようなもので。ただ一神教的な、対立するのが当たり前。相手と屈服させた上で赦す事はあっても、こちらが譲歩して仲良くするなんて最終目的としてあり得ない。みたいな極端にまで至らないだけで。」

鼎「選ぶ自由も、変質する自由もあるみたいな感じだよね。仲良くしたり、取り入れたり。あるいは対立したり、関わらないようにしたり。時には方針自体を変えてみたり。どの選択肢を選んでも自由というか。少なくとも対立しなければならない、みたいなマストではないというか。」

逆沢「唯一神と名乗ってしまったら、相手の神はまがい物と決めつけて対立せざるを得なくなる。そこが一神教の強みであり、限界でもあるって感じか?」

愛原「世界観にもよるが、複数の神や宗教が存在する世界に、唯一神と自称する神や宗教が現れたら、そいつが争いの火種になるのは、ある意味、当然かも知れんな。物語的には面白くする存在かも知れないが。」

逆沢「複数の国家が存在する世界に、突然、世界征服を企む帝国が現れるようなものだからね~。そりゃ争いの火種になるわ。」

愛原「ただ、一神教的な勢力が強いのは間違いない。罪悪感がないのがまずヤバいし。使命感も持ってるため、モチベーションも高い。」

逆沢「ただ、ファンタジー世界の一神教の場合は、選民思想が強すぎるせいか、布教活動も抑え気味だから、攻勢限界点に達しやすいのが弱点ではあるけどね。」

鼎「リアルの一神教みたいに、積極的な布教活動までやってきたら、もっと手に負えなくなるって事かな? 屈服させられた勢力の民が次々改宗させられて、奴隷や先兵としてさらに追加戦力に組み込まれてしまったら、本当に危なそうというか。」

愛原「よくあるファンタジーの悪徳新興宗教のように、教祖の悪事を暴くだけで信者が見放して教団が壊滅してくれれば理想なのだが、実際の信者は、そう簡単に信心を失わないというか。一神教はよりその傾向が顕著だからな。宗教の為なら戦争すら平気で起こせる。慈悲の名目で人を殺戮したり奴隷にしたりも平気でできる。善意で残虐行為を平気でできる、恐るべき戦闘集団でもあるからな。」

逆沢「こんなん、どうやって倒すねんってくらい、敵役としては手ごわそうね。まぁだから、ファンタジーでは広く布教を行わないという弱点とかを付与しているのかも知れないけど。」

鼎「とか言って、味方としても運用しにくいよね。異教徒の存在を認めない思想が主人公側だと、ものすごく感じが悪そうというか。」

逆沢「あー。だからファンタジーの世界では、多神教がデフォルトなのか? 味方にはしたくないけど、敵にしても面倒くさいから。」

愛原「そもそも中世魔法ファンタジーの基礎を作った作家たちは、外ならぬキリスト教圏の住民だからな。その彼ら自身にしても、心のどこかで多神教文化の憧れや、一神教的価値観にどこか疑問を抱いていた可能性は否定できない。一神教文化圏の渦中では、表だってそれを否定するとコミュニティーから攻撃を受けて魔女狩りの対象にされるから、黙ってただけで。」

逆沢「嫌すぎる同調圧力ね~。まぁ異教徒扱いされたらどんな酷い目に遭わされるか分からないコミュニティーでは、そうせざるを得ないんだろうけど。非寛容な社会が、いかに息苦しいか、改めて感じさせるわ。ていうか一神教国家をファンタジー作品に登場させても、美化が難しそうなのも、まぁ分かるというか。」

愛原「なぜファンタジー世界では多神教の世界観が多く感じるのか? 一神教を作品の世界に取り込むと、どういう化学反応が起きるのか? リアルな一神教との違いなど。解釈は個人の問題として、とりあえず一石を投じてみた。まぁ神聖魔法が分かりやすく存在する世の中なら、俺も魔法の奇跡の一つくらい起こしたいから、どこかの宗派には属してみたくなるだろうし。こんな無神論者や世俗派に近い視点での話はできなかっただろうけど。」

鼎「仮に神の奇跡がもっと分かりやすく存在する世の中であれば、どんな神様に仕えてみたいかな?」

愛原「改宗を強制したり、改宗を拒むような神様以外なら、一通り試したくなるかもな。ネットのサブスクの解約ですら面倒くさいところは、俺的にNGなんで。少なくとも、入信しないと危険があるみたいな状況に追い込まれない限りは、俺的にそういう信教の優先順位は高くないな。」

逆沢「お前にとって、宗教はサブスクと同レベルかよ!」

愛原「これ以上は、さらにくだらない話になりそうなので、今回のテーマはこの辺で。」












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7月5日 イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 6月21日 アピールする人、出る杭を打つ人
6月7日 間違いを改める方法  5月24日 コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気
5月10日 部隊長の決断 4月26日 集団ヒステリーと同調圧力 
4月12日 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? 3月29日 借金取りの恐怖
3月15日 禅譲 3月1日 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー
2月16日 (こまめな)人事異動(のススメ) 2月2日 忠誠度という名のゲームパラメータ
1月19日 恨み 1月5日 鞍替え
 2019年 12月22日 景気 12月8日 承認欲求に囚われないために
11月24日 黒幕としてのスポンサー 11月10日 プロスペクト理論とモブの生き残り戦略
10月27日 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 10月13日  いじめっ子キャラの特徴
9月29日 命令に背くNPC 9月15日 平等・公平を維持するためのコスト
9月1日 能力値とスキル 8月18日 地位を与えられた者(中間管理職)
8月4日 パニックホラーもののリーダー 7月21日 パニックホラーものの主人公
7月7日 許される人と許されない人 6月23日 愚民政策
6月9日 壊された人への対応 5月26日 新時代の脅威
5月12日 (攻撃の)大義名分 4月28日 前回の反省とキャスティングの話
4月14日 汚染された情報の拡散 3月31日 理想の選挙制度
3月17日 黙示 3月3日 あの世の世界
2月17日 うまくいかなかった革命後をどうするか? 2月3日 策略としての挑発
1月19日 腐敗した司法(正義の裁きの担い手)  1月5日 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く
 2018年 12月23日 悪の根源≒マウントしたいという欲望 12月9日 Steamのゲーム
11月25日 成り上がったダメ人間 11月11日 自分を強化する技VS敵を弱体化する技
10月28日 限界への挑戦 10月14日 「弱者=守られるべき善人」でない場合
9月30日 脅しによる支配 9月17日 信用できない情報だらけの社会の場合
9月2日 太鼓持ち 8月19日 連続攻撃
8月5日 信用スコアに支配された社会 7月22日 内通者
7月8日 人件費コスト管理ゲーム 6月24日 忠義者キャラ
6月10日 欠陥つき有能キャラの処遇 5月27日 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動
5月13日 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 4月29日 論破
4月15日 正義の味方という名の制裁者 4月1日 平気で嘘をつける人たち 
3月18日 公正世界仮説 3月4日 被害者叩き 
2月18日 政治力 2月4日 統率力 
1月21日 優秀すぎるライバルが現れたとき  1月7日 素性を表す記号としての肩書き
2017年 12月24日 フリゲの雑談  12月10日 賤民階級
11月26日 個性づけとしてのパラメータ 11月12日 宿敵宣言
10月29日 大同団結 10月15日 品質について
10月1日 華麗な策略、汚い策略。その違い 9月17日 平等主義と反平等主義
9月3日 ファン型オタクとマニア型オタクの違い 8月20日 ツイッターの利点と問題点 
8月6日 大抜擢された人材 7月23日 誇りと傲慢
7月9日 傲慢とマウンティング 6月25日 権威を利用するナイトども
6月11日 悪事プレイ(のススメ) 5月28日 異界人(宇宙人)の干渉
5月14日 集団の思考ルーチン 4月30日 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン
4月16日 名声欲 4月2日 無言の圧力と忖度
3月20日 ロスト・ハイ・テクノロジー 3月5日 破壊神の信者
2月19日 一人称形式で見える視野の範囲 2月5日 歴史的人物の当時の評価
1月22日 未来予測 1月8日 人相見(人物鑑定)
2016年 12月25日 商業レビュアー 12月11日 成長戦略の目玉としてのカジノ
11月27日 パニック 11月13日 生存ゲーム的なシチュエーション
10月30日 強敵感 10月16日 感情移入という視点からのキャラクターメイク
10月2日 供給過剰社会 9月18日 血筋
9月4日 統一されるべき尺度 8月21日 暑さと寒さ
8月7日 (優秀な)下っ端 7月24日 超便利社会=超疲弊社会
7月10日 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者  6月26日 少子化社会という舞台
6月12日 有事法制(緊急事態における法のあり方) 5月29日 悪のセレブサロン 
5月15日 成功者が成功後にやりたいと思うこと 5月1日 ゲーム世界とリアル世界の違い
4月18日 過去に戻ってやり直すということ 4月3日 八百長 
3月20日 異邦人(外国人労働者) 3月6日 陣形
2月21日 功績泥棒 2月7日 三国志13をプレイ
1月24日 裏切り者 1月10日 善政家
2015年 12月27日 精神~命よりも大切なもの 12月6日 独立戦争 
11月23日 ジャーナリスト 11月8日 精神力 
10月25日 優しい指導者  10月11日 助けを求める人たち 
9月27日 兵站 9月13日 善玉が起こした悪事や不祥事
8月30日 カイゼン 8月14日 盗作・ゴースト
8月2日 表稼業 7月20日 正論を用いない説得工作
7月5日 ディストピア 6月21日 財政破綻
6月7日 防諜 5月24日 サイコパス
5月10日 戦犯 4月26日 ハト派とタカ派
4月12日 不遇な先駆者 3月29日 プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人)
3月15日 世界の管理者という名のラスボス 3月3日 命令コマンド
2月15日 攻略本・攻略サイト 2月1日 お遊びコマンド
1月18日 精神異常状態 1月4日 NPCの選択判断ルーチン
2014年 12月14日 男女キャラクターの比率 11月30日 不安と安心の役割
11月16日 現実主義者の正体 11月3日 アイテムゲット
10月19日 真相にたどり着けない者 10月5日 挫折
9月14日 嫌いだけど素晴らしい人達 9月7日 売れている作品と面白い作品の違い
8月24日 援軍 8月3日 ブラゲとパケゲ
7月20日 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 7月6日 ディスリスペクト(軽蔑・disり)
6月22日 あやかり系主人公 6月8日 中毒
5月25日 箱庭ゲーム 5月11日 ダブルスタンダード
4月20日 偽りの理想郷 4月6日 防御力
3月23日 自分用ゲーム作り 3月9日 育成する指導者、選別する指導者
2月23日 忠誠 2月9日 変化するキャラクター
1月26日 一芸職人VS器用貧乏 1月11日 評判
2013年 12月23日 身分制度 12月8日 陰謀
11月24日 秘密 11月10日 努力が報われるゲーム
10月27日 ゲームの自由度について 10月13日 出来の悪い二代目
9月29日 怒り 9月15日 撤退戦術
8月30日 ヒール(悪役) 8月15日 覆水盆に返らず
7月28日 予知・予測 7月13日 かつてのヒーロー
6月30日 覚醒(新能力発現・急成長) 6月15日 犠牲
6月3日 単独開発 5月19日 ダメ人間
5月5日 悪徳宗教を必要とする人々 4月21日 悪の連帯責任
4月7日 3種類の立場からみた作品批評 3月24日 中立性を装った愚痴・悪口など(仮)
3月10日 人気対戦競技の条件 2月24日 幻想空間
2月10日 お金 1月27日 尊敬できる敵
1月13日 やる気・気合 12月29日 ルール
2012年 12月15日 厨二病 12月2日 売れ筋
11月17日 改心 11月4日 議論
10月21日 優秀な人材の起用・登用方法 10月7日 憎しみにとらわれた人達
9月22日 友情やコネによる人事起用の危うさ 9月8日 権力欲に取り憑かれた人達
8月19日 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために 8月5日 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い
7月29日 人が自ら死(自殺)を決意するとき 7月15日 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク)
7月1日 選択肢があるということ 6月16日 宣伝と人気
6月2日 ホンネとタテマエ 5月19日 コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話
5月6日 鑑識眼 4月30日 平等と競争
4月14日 公務員ヒーロー 4月1日 SF設定
3月18日 情報収集 3月3日 原発考察
2月19日 プライド 2月5日 お笑い
1月22日 ラスボスの処断方法 1月8日 創造→創作
2011年 12月30日 独裁者 12月9日 二次創作品
11月27日 万人向けからマニア向けの時代へ 11月13日 無敵能力の人たち
10月29日 正式名称 10月15日 利の人、情の人
10月3日 ポジティブ・ネガティブ 9月16日 利権
9月3日 借金 8月21日 何も変わらない事の恐怖
8月5日 発信したいオタクと共感したいオタク 7月25日 戦う地方、媚びる地方
7月17日 充電期間 7月10日 ひとそれのアンケート結果
7月2日 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) 6月21日 東日本大震災3
6月5日 上司に反発 5月21日 修正する度量
5月14日 挑戦する勇気 5月1日 調子
4月17日 専門スキル 4月3日 東日本大震災2
3月18日 東日本大震災1 3月5日 ネトウヨと不良キャラの共通点
2月19日 信用ラインと警戒ライン 2月5日 信じられない者ばかりの世界観
1月23日 武器を交えない戦争 1月16日 しゃべらない主人公
1月7日 異世界に飛ばされた凡人 12月25日 後ろ向きな嫉妬心
2010年 12月19日no2 人それのゲーム難易度 12月19日no1 社会人型キャラ
12月11日 新作公開してから一週間 12月5日 新作ゲーム紹介
11月20日 理想と現実 10月29日 新作公開予定
10月18日 派閥 10月1日 仲間
9月19日 キャラクターイメージ 9月6日 理想を持った人間。そうでない人間
8月21日 革命後 8月8日 長編のオチのつけ方
7月24日 勇者は世直しができるか? 7月10日 全力集中プレイと長期戦略プレイ
6月27日 RPGのチームバトル 6月13日 傭兵団
5月29日 相手の思考をよんでみよう 5月14日 扇動する者、される者
5月7日 こっそりアンケート設置お知らせ、ほか 5月3日 地方を主人公の舞台にしてみよう
4月17日 コンピュータは人間を上回れるか? 4月2日 政権交代から6ヶ月が過ぎて
3月22日 フィクション 3月12日 困ったパーティメンバー
2月21日 責任 2月6日 教育
1月23日 トップダウン式製作とボトムアップ式製作 1月10日 ゲーム作成スタッフ
2009年 12月25日 政権交代から3ヶ月が過ぎて 12月12日 血液型
11月29日 編集日記・編集後記 11月14日 AVG(+SLG)制作中
10月31日 シナリオ 10月18日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2
10月3日 オリジナル 9月19日 ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには
9月6日 実在モデルをどこまで採用できるか 8月24日 素材?
8月14日 今時の報道スタイル 8月8日 ユーザーサポートにメールを送ってみました
7月25日 恋愛シミュレーション2の魅力? 7月11日 人気と実力
6月27日 打ち切り 6月19日 エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考
6月6日 貴族階級 5月23日 悪の戦闘員
5月10日 異なるキャラクターの視点でみてみよう 4月24日 強者がますます強くなる・・・
4月11日 ゲームエディタ 3月29日 愛郷心
3月22日 匿名ネット社会 3月6日 暗躍する超能力者たち
2月22日 信者キャラ 2月15日 必殺技
2月1日 アンチヒーロー(悪役型英雄) 1月23日 カタストロフィーを未然に阻止しよう
1月16日 フェアな戦い 1月3日 あれから幾年後
2008年 12月28日 国盗りSLGの景気対策 12月20日 現実世界をゲーム化してみよう
12月5日 内部対立 11月29日 推理もの??
11月22日 悪人とも言い切れない罪人 11月7日 正史
10月31日 萌えない女性キャラ 10月18日 関西弁
10月5日 大阪 9月21日 避けられない強大な敵
9月7日 人気・魅力・カリスマ 8月29日 黒幕
8月23日 運と実力 8月9日 COMの思考ルーチン
8月3日 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 7月19日 軍師
7月5日 各国の思惑を構成するもの 6月21日 催眠術
6月7日 和解 5月24日 知恵者
5月16日 千年生きてみよう 5月3日 生き残ることと勝ち残ること
4月18日 冷酷な指導者 4月5日 お金の使い道
3月15日 若さ 3月7日 性能と運用
2月29日 アンケート現況発表(質問2について) 2月22日 広報戦略
2月10日 差別 1月27日 敵のスペック

1月13日 神の加護、神聖魔法 12月30日 フリーゲームのレビュー
2007年 12月16日 国盗りゲームのパターン 12月1日 謎について
11月16日 ゲーム世界での対人設定2(その他視点) 11月3日 ゲーム世界での対人設定1(味方視点)
10月20日 レジスタンス勢力 10月5日 終盤~エンディング
9月21日 世襲について 9月8日 悪役(ヒデブ派5隊長など)
8月24日 確率について 8月10日 セーブ&ロード
7月27日 成長について 7月15日 SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理
6月30日 SRPGのマップのシステム 6月17日 徴収と略奪
6月2日 兵科あれこれ 5月19日 理想の君臣関係
5月4日 経済力うんぬん 4月21日 戦略ゲームと戦術ゲーム
4月6日 公開情報と非公開情報 3月24日 個人戦用の武器等
3月9日 兵士の武器 2月25日 ゲーム作りとゲーム遊び
2月11日 少数派(属性持ち)向けゲーム 1月28日 バージョンアップ

1月13日 宮田軍にてこ入れ? 12月30日 フリーゲームの宣伝
2006年 12月15日 投票・アンケート 12月1日 最強の敵
11月18日 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ 11月4日 デバッグ
10月22日 現代・近未来ものについて 10月6日 趣味の社会人クリエイター
9月15日 新作?の状況について 9月8日 BGMについて
8月27日 登場人物の口語表現 8月12日 女性キャラ
7月28日 主人公選択式ゲーム 7月16日 マイサイトについて
7月2日 死について 6月17日 風刺について
6月2日 シナリオタイプあれこれ 5月19日 ゲーム作りの進め方について
5月5日 ゲーム作りを始める時について 4月21日 高能力キャラの表現方法
4月8日 悪い敵 3月31日 名前について
3月18日 伝え方と伝わり方 3月12日 キャラクターのプロフィールについて
3月5日 アマとプロによる基本プロット考 2月25日 自作CGについて
2月19日 著作権について 2月12日 バックグラウンドの設定について
2月5日 SRPG95の次回作に対する期待 1月29日 分岐と自由度について
1月22日 難易度について 1月15日 勢力別能力値考察
1月8日 主人公について 1月1日 ユニットの能力値をどういじるかについて
 2005年    12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日