愛原様のたわごと(25年9月7日)

愛原「今回のテーマは、【ファンタジー作品の一神教】でいきたいと思う。」
鼎「宗教ネタは、とても扱いが難しいよね。無神論者や世俗派の人達からすればズケズケ言えるようなネタ話でも、すごく敏感にとらえる人も中にいるから。」
愛原「それ以前に大して知識があるわけでもないからな。もしも不快に感じられたならば、無知ゆえの妄言程度に軽く受け止めてもらえばいいと思う。そっ閉じもオススメだ。」
逆沢「ていうか、一神教の世界観のファンタジー作品って、あまり記憶ないんだけど。特に中世魔法ファンタジーみたいなのは、戦の神とか、商売の神とか、邪神とか、古き神とか、色んな神様が登場して当たり前というか。」
鼎「しいて言えば創造神くらいかな? あえてそれに近い神様をあげるなら。」
逆沢「創造神がいるような作品でも、そいつが唯一神とは限らないだろ? どういう上下関係やつながりがあるのかは知らないけど、他にもいっぱい神様がいそうというか。」
鼎「神聖魔法という概念があるのも、多神教的な世界観の親和性を高めてそうだよね。」
愛原「色んな種類の神様がいれば、神聖魔法のバリエーションも増やしやすいというのは、あるかもな。作品によっては、守護神とか、守護霊とか、一人一人の人間に、それぞれ別の神様や霊獣などが付いてる場合すら、あるしな。」
逆沢「おいおい。人の数より、神様の数の方が多いのかよ?」
鼎「けど神様を精霊に置き換えたら、その傾向もより強まるよね。高位の精霊術師とかなら、複数の精霊を同時に使役したりもできそうだし。人の数よりも、精霊の数の方が何十倍もいてもおかしくないというか。」
逆沢「けどそんな多神教的な世界観にあっても、一神教的な価値観を全面的に出す宗教自体は、たまに登場するような気もするけどね。」
愛原「全ての宗教と全ての神様が、必ずしも共存志向ではないからな。たとえば、神様にも一人一人個性があって、中には非常に尊大な奴もいる。気難しい奴もいる。独善的な奴もいる。支配欲や野心が強い奴もいる。そういう神様なら、排他的思想に染まって、【我こそは唯一神】と突然名乗り出しても、全然おかしくないからな。」
逆沢「とことん人間臭いわね~。神様のくせに。」
愛原「メタ的な話をすれば、【人間が神を創造した】からという理由で、人間臭くなるのは当たり前という事情もあるかも知れないな。無神論的な思想が前提になるが。」
逆沢「ユダヤ人にとって都合のいい神様を戴いたのがユダヤ教みたいな考え方か?」
愛原「メタ的な話を続けるならば、一神教は権力者にとっても非常に都合がいい故に、すごい勢いで世界的に広まったという側面もある。唯一神が承認した王様ということで、王様はその権力を正当化できるし。その王様の庇護を受けて宗教勢力も効率的に影響力を強められるし。」
鼎「宗教と政治が結託する事で得られるウインウインの最大化のような感じかな?」
愛原「あとガチの一神教はその性質上、必ず排他的になる。ならざるを得ない。自分以外の神様は、神様を名乗る不届き者でしかなく、それは敵以外の何者でもないからだ。」
逆沢「唯一神を名乗ってるのに、他の神様の存在を認めたら、その時点で実は唯一神でなかったという事で、自分がペテン師扱いになっちゃうからね~。」
鼎「だから一神教は、偶像崇拝も認めないよね。偶像も含めて、自分以外の神様を名乗る奴は全て不届き者という扱いだから。」
愛原「そしてこの排他性は、権力者が拡大政策を取る上でも、大きな武器になる。一般論として人間を傷つける事には罪悪感を抱くのが普通だが、神が認めた自分達に逆らう異教徒を排外するという大義名分で、罪悪感なく敵を傷付ける事が可能になるからだ。」
鼎「踏み絵という概念があるけど、改宗を迫る事で敵味方を分別できるのも、大きなメリットだよね。」
逆沢「一神教に改宗しなければ、自分は異教徒として討伐対象にされる。しかし改宗すれば、彼らのコミュニティーの一部に組み込まれて隷属させられてしまう。改宗を迫られるものからすれば、嫌すぎる二択ね。」
愛原「一神教の場合、相手に改宗を迫る行為も、普通に【異教徒を赦す】という善行だからな。ていうか彼らにとって、使命でもある。改宗は、一人でも多くの迷える子羊に救いを与える行為そのものでもあるからな。本来ならば異教徒として殺されても当然な奴にすら、改宗すれば救済という名の慈悲を与えるという意味で。」
逆沢「でも別に改宗したからといって、侵略者と同じ待遇になる訳じゃないんだろ?」
愛原「日本の戦国時代でも、キリスト教に改宗した平民のいくらかが宣教師に騙されて、奴隷として海外に連れ去られたらしいからな。アフリカの黒人奴隷もそうだが、改宗に応じた者は反抗もせずに従順で質の良い奴隷になりやすい事もあって、彼らは海外でも積極的に宣教活動を進めた事情もある。ていうか今どきの新興宗教でも、よくある光景じゃないのか? 改宗した信者が、盲目的にカネを貢いだり、労役や選挙活動に励むようなのは。改宗という作業はいつの時代でも、最も効果的な奴隷生産手段という側面はやはりあるからな。」
逆沢「そんなものを慈悲とか救済と呼ぶなよ。いくらなんでも欺瞞が過ぎるだろ? 【従わなければ殺すけど、奴隷になるなら生かしておいてあげます】のどこが慈悲やねん。」
鼎「組織的な布教活動を大々的にやってる組織は、特に要注意だよね。」
逆沢「唯一神の導きなら間違いないと、盲目的に信じちゃうのかね~? まぁ自分の宗教が一神教か多神教かも気付かず、盲目的に信仰する人もそれなりにはいそうな気もするけど。」
鼎「けどそういう盲目性は、本来の多神教とは相容れない考えだよね。多神教の場合は、自分が信仰する神様以外にも、信仰に足る素晴らしい神が他にもいてもおかしくないという考えが前提になるから、無理やり改宗を迫る動機も、盲目の信仰を強制する動機も、どうしても発生しにくいというか。」
逆沢「逆に一神教を国教とする国家ほど侵略的になるのは、ある意味当たり前ってか? 異教徒は裁かれて当然という前提と、異教徒にも改宗による救いを与えるべきという善意が重なって、どうしても拡大政策を指向したくなる土壌だらけというか。」
愛原「一神教は、他の神を否定しなければならない仕組み上、どうしても外向きにならざるを得ない。そして布教という手段で、それを広めざるを得ない。そして唯一神の唯一性を否定する異教徒を放置できない以上、攻撃的にもなりやすく、これが支配者側からすると、罪悪感なく敵を攻撃できる仕組みとしても機能しやすい。非常に、戦争向き、侵略向き、拡大志向の宗教といえなくもないわな。」
鼎「これはファンタジー作品に登場する一神教でも、同様に当てはまりそうな傾向なのかな?」
愛原「2種類のパターンがあると思われる。一つは、事実として一神教の世界観の作品の場合。つまり他の神や宗教がそもそも存在しない。あるいは存在しても、主神としての座を不動のものとしている。もしくはライバルとなる神や宗教は、邪教の類か、悪徳教祖が打ち立てた怪しい新興宗教のようなものしか存在しないような場合。」
鼎「創造神が支配する世界も、こっちのパターンかな?」
愛原「この場合の一神教は、嘘偽りなく唯一神といえるものなので、素直に受け止めて何の問題もない。」
逆沢「何の問題もないって事はないだろ? 本当に何の問題も無ければ、そもそも物語が始まらないわけだから♪ その唯一神があまりに頼りないせいで、問題だらけになるか? あるいは唯一神が人類の腐敗に絶望するなどして、世界を滅ぼそうとしているか? 大抵はそのどっちかじゃね?」
愛原「・・・ごもっとも。良くも悪くも正真正銘の唯一神なので、唯一神の能力や資質、思想や気まぐれによって、何が起こるか分からないって感じだな。」
鼎「もう一種類のパターンは、どんな感じかな?」
愛原「もう一つのパターンは、自称唯一神。実際には他の宗教や神が存在しているにも関わらず、そんな事はお構いなしに、無断で唯一神を自称しているパターンといえばいいのかな?」
逆沢「現実世界のパターンの方といえば、さすがに怒られるか?」
愛原「でも宗教自体は、現実にいくらでも存在するからな。神の存在に関しては、証明できないから肯定も否定もしかねるけど。」
逆沢「神の存在を証明できないからといって、勝手に【ウチの神様こそがホンモノの唯一神です】と断言するのは、私的には傲慢にしか映らないけどね~。そこまで言うなら証明責任果たせよ。勝手に決めつけるなよ、と言いたいくらいというか。」
鼎「けどファンタジー世界は、メタ視点が徹底してるから、単なる自称であれば、それは割とすぐに露見する事も多いよね。少なくとも読者視点では。」
逆沢「ついでに言うと、そういう世界の唯一神の宗教は、大体、悪役か、気難しいロクデナシかのどちらかのような気がするわ。その割に世俗的な権力だけは持ってたりして、最高にタチが悪いというか。」
鼎「いわゆる神権国家とか、そういう傾向が強そうだよね。」
逆沢「複数の国が登場する中世ファンタジーでは、大体一つは登場する奴ね。神権国家って奴は。」
愛原「神権国家だからといって、一神教とは限らないけどな。特に東洋系の神権国家は、多神教思想バリバリだからな。」
逆沢「オリエンタルな雰囲気を漂わせる謎の神権国家って奴ね。西洋文化に染まった主人公目線では、奇妙な風習にみえるけど、必ずしも敵対的でもないというか。」
鼎「逆に危ういのは、排他思想や、軍事志向の強い神権国家の方だよね。異教徒は排除されなければならないみたいな、いかにもテンプレ的な一神教的思想にまるっと染まってしまってるというか。」
愛原「排他的思想などリアルの一神教国家とは共通点も多いが、ファンタジーの方は、布教活動がほとんどみられない点が気になるけどな。」
逆沢「ユダヤ教みたいな感じじゃね? 選民思想が強すぎるが故に、異教徒を勧誘するなんてもっての外と思っているとか?」
鼎「ファンタジーの排他的宗教は、すごく選民思想が強そうだよね。孤立主義的ともいえそうだし。どうやって今まで存続してきたのか、気になるレベルで。」
愛原「リアルでも、キリスト教・イスラム教・ユダヤ教以外の一神教的宗教が全然なかった訳でもないのだが、布教能力の低い一神教は、やはり孤立するのか、少なくともあまり知名度もないのが実情だからな。」
逆沢「排他的で、しかも仲間も増やさないとなったら、そりゃ先細りになっても当然だわ。せめてユダヤ人みたいに、器用に立ちまわれたらワンチャンあるだろうけど。」
鼎「キリスト教やイスラム教が、排他的な一神教なのに、それでも大勢力を維持しているのは、とてつもない布教能力がやっぱり大きそうだよね。」
愛原「千年以上、国家の手厚い保護を受けた恩恵も大きいだろうな。一神教は、敵と味方をはっきり分ける性質ゆえ、敵に回したくないと感じた人や、コミュニティーに所属してその恩恵を受けたい人が、入信しやすい条件がそろっているのも大きい。」
鼎「コミュニティーに所属してその恩恵を受けたいという動機に関しては、一神教も多神教も変わらないけど、敵に回したくないという理由は、やっぱり大きいのかな?」
愛原「中世の宣教師は、武力による威嚇とセットだったくらいだしな。入信すれば鉄砲を売ってくれたり、珍しい品をもらえたりもするが、敵対すると命に係わる危険も、地域によってはあっただろうし。日本の戦国時代に限っても、秀吉が日本を統一できたからこそ、バテレン追放令をようやく発令できたが、乱世が続いていれば、自分だけ南蛮の技術力を活用できなくなるリスクは、やはり冒しにくかったというのもあったかも知れないな。アフリカなどは、入信するか否かはもっと差し迫った命の危機とセットだったかも知れない。」
鼎「権力者にとって一神教は、支配の上でメリットが大きいという側面も重要だよね。北欧神話やギリシャ神話で有名だった地域も、それに近い理由でまず王族らがいち早くキリスト教に改宗して、彼らが民衆にキリスト教への改宗を強制し、弾圧も加えた事で、北欧神話もギリシャ神話も、ただの物語扱いの地位に落とされてしまったし。」
愛原「鉄砲や硝石が欲しくてキリシタン大名になったようなノリがきっかけだが、たとえて言うなら大友宗麟みたいな奴が当時の北欧や南欧にも普通にいたという感じだろうな。で、耳川の戦いみたいなアクシデントも、豊臣秀吉みたいな外圧もなかったから、そのままキリスト教支配圏として固まってしまったというか。イスラム圏も似たような経緯で広まった部分はあると思われる。一神教は、敵と味方をはっきり分ける故、一神教側が多数派を形成したり、あるいは権力層を抑えたら、後はドミノ倒しで、周辺国から貧しい大衆まで一気に浸透してしまうからな。大多数の人間が一神教のコミュニティーに所属している中、それに抗する少数派が彼らと共存しながら生き延びようとしても困難を極めるのは明白だし。」
逆沢「ていうかヨーロッパなんかじゃ、カトリックでもプロテスタントでもなんでもいいけど、いずれかの宗教コミュニティーに所属してなければ危ないという認識くらいはあったかもね。割と最近のアメリカでも、宗教を聞かれて無宗教と答えたら、違和感を持たれるという話を聞いたこともあるし。」
愛原「それは20世紀までの話だな。欧米では、ここ十数年でガチの無宗教徒が急増している。日本のように、神社に初詣に行って、仏教式の葬式あげてみたいな、ゆるーい無宗教徒ではなく、本当にガチの無宗教徒も増えている。まぁその一方で、キリスト教福音派を初めとする原理主義的な信仰への回帰も増えているらしく、要は二極化しつつあるらしいけども。」
逆沢「政治思想だけでなく、宗教観も二極化かよ。分断社会が酷くなる一方だな。」
愛原「欧米でもトルコでも、高学歴層は無宗教徒や世俗派になりやすく、低学歴層ほど原理主義的信仰にはまりやすい傾向は、統計的にも明らからしいけどな。」
逆沢「最近の陰謀論じみた極右勢力の台頭は、頭が悪い方のグループが数の暴力で選挙権を振りかざした結果といえば、言いすぎか?」
愛原「一神教をテーマにした時点で、ある種の人の反発は覚悟してたが、その言い過ぎ発言は、それ以上の恐怖を感じたぞ。」
鼎「ただ一神教は、唯一神が絶対的正義の物差しとして君臨しているから、単純化して物事を考えたい人ほど、親和性が高そうとは思ったかも。」
逆沢「多神教は、神様を選んだり、使い分ける必要がありそうだしね。剣か槍か? 炎の精霊か水の精霊か? 選ぶ楽しみがあるという意味ではゲーム的な楽しみもあって、だからファンタジー世界とは相性も良いと思うけど。逆に万能な武器が一つあればそれでいいって人からすると、一神教の方が相性もいいのかね~?」
鼎「仏教にしろ道教にしろ、東洋的な多神教は、神様が正解を与えるのではなく、人間が自ら悟りを開くみたいな感じで、多分に哲学的だよね。西洋の神学とは毛色がかなり異なるというか。」
愛原「西洋の神学は、暗号の解読に近いかもな。神の正しさがまず前提にあって、その神の意図をなんとかして正しく読み解こうというのが神学というか。」
逆沢「預言書の解読みたいなのが神学といえば聞こえはいいけど、要はこじつけだろ? どうやって権力者の行いに正当性を持たせるか? 免罪符みたいなのもそうだし。まぁ、その酷いこじつけの積み重ねが嫌われて、宗教改革なんかも起こったわけだし。」
鼎「正解を導き出すための神学というよりは、都合のいい正解に辿り着くように解釈を捻じ曲げるのが神学といった方が正しいのかな?」
逆沢「やっぱ宗教はクソだわ。そんなものにすがる奴も気もしねえ~。」
愛原「迷える子羊に進むべき道を示すのが宗教の目的ではあるからな。これ自体は多神教も一神教も変わらない。ただ一神教の方が分かりやすいというのはあるかもな。悟りを開くとか、自分の頭で考えて選び取るみたいな概念ではなくて、まず絶対的に正しい存在があるところから全てが始まるからな。」
鼎「古代より人間は、正解を欲しがる生き物であり続けたし。絶対的に正しい唯一の神というのは、そのニーズにぴったり合致したというのはあるのかな? 爆発的に信者が世界的に増えていった理由の一つとして。」
逆沢「自分の頭で考えるのが苦手な低学歴層ほど高いニーズがあっても当然ってことか? 神というか、正確には神の代理人を名乗る者のいう事を盲目に信じていれば済むわけだから。」
鼎「けどオウム真理教の信者の中には高学歴の人も少なからずいたというし。真理や真実というものに辿り着きたい欲求が強ければ、知性の程度に関わらず、取り込まれる可能性はあるような気もするよ。」
逆沢「真実に目覚めたい人がいる限り、一神教も陰謀論も無くならないってか?」
愛原「厄介なのは、人を支配したいと考える支配者層にとっても、高いニーズがある事だな。自分自身が神の代理人を名乗るか、神の代理人を擁立するか抱き込めれば、簡単に人を盲従させる事ができるからな。なので高学歴層や支配層の中でも、一神教を強く推す者はそれなりに多い。というか多神教よりもはるかに強い強度で、一神教が強く政治と結びついた背景がそこにあると言ってもよい。」
逆沢「ここ数十年で、欧米で無神論者や世俗派が急増しているといっても、そいつらは人を支配する事に無関心な側の個人主義的エリートの話に過ぎない。同じエリートでも人を支配する事に強い意欲を持っていたり、人を積極的に導いていく事で社会に影響力を与えたいタイプのエリートは、むしろ極右的な一神教により傾倒してもおかしくないって感じか?」
愛原「宗教と距離を置く無神論者や世俗派が急増しているにも関わらず、世の中が極右化している理由の一つといえるかもな。宗教に関心のないエリートは、概して政治活動にも無関心。だから世の中に影響を与えることはほとんどない。それに対して、宗教に関心の高いエリートは、世の中を変える事にも強い意欲があるから、自然とそちらに興味を持ちやすいと解釈できるかもしれない。」
逆沢「支配したい強者にとっても、正解が知りたい弱者にとっても、一神教は有効なツールって事か? なんか宗教というよりも洗脳装置という感じね~。」
愛原「まぁ、学のない信者からみれば、一神教と多神教の区別もつかないし。新興宗教なら、なおその傾向も強まるが。ただ本来の意味での多神教は、神の代理人を名乗りたい人からすると、扱いが難しいかも知れないな。排他性をむき出しにするほど、多神教としてのスタンスが揺らぐというのもあるだろうし。多神教は、他の神様の存在も認めることから、一方的な正義を押し付けるほど、矛盾が発生しやすい側面もあるからな。」
鼎「もちろん色んなメーカーが自社商品を選んでもらえるように必死にアピールするように、多神教の神様も似たようなことはすると思うけど。」
愛原「ただ自社以外のライバル社を全て悪魔扱いはしないだろ? 消費者に対しても、ウチの商品を選ばない奴は悪魔だから痛めつけるなんて言わないし。あくまで消費者に選んでもらうという、最低限謙虚な立場は忘れない。本来の多神教はそういうものだ。」
鼎「多神教は、性質的に解釈が人によって分かれて当然だから、宗派もいくらでも細かく分かれるし。宗派の分裂が深刻化すると国が全面的に特定宗教のバックアップをするのもが難しくなるというのも、あるかも知れないよね。」
愛原「日本の仏教と一口に言っても、宗派はやたら多い。もちろんその中には対立関係もあるが、宗教戦争に発展するような西洋の一神教の激烈さには、とても及ばない。戦国時代の一向宗くらいが数少ない例外で、基本的に武力で相手を滅ぼそうみたいな発想自体行わない。なんなら神道や儒教や道教とも普通に融合したりもする。」
鼎「修験道は、仏教と神道と道教のミックスだし。陰陽道も道教に仏教が交じり合ったものだし。禅宗系の仏教は儒教要素をかなり取り込んだりもしてるよね。春日大社と興福寺が同じ敷地にあったり。祇園祭は仏教の厄災払いを八坂神社が取り入れて始まったものだし。神社に仏具があったり、寺に鳥居がある例も普通にあったりするというか。」
逆沢「多神教は多様性を体現した典型例ともいえそうね。相手のものでも役に立つと思えばすぐに取り入れるし。対立したり、相手を嫌う自由も含めて、多様性というのを存在で表しているというか。」
愛原「対立自体は、一神教でも多神教でも珍しくない。政治イデオロギーでも、リベラルだって相手と対立する事は珍しくないようなもので。ただ一神教的な、対立するのが当たり前。相手と屈服させた上で赦す事はあっても、こちらが譲歩して仲良くするなんて最終目的としてあり得ない。みたいな極端にまで至らないだけで。」
鼎「選ぶ自由も、変質する自由もあるみたいな感じだよね。仲良くしたり、取り入れたり。あるいは対立したり、関わらないようにしたり。時には方針自体を変えてみたり。どの選択肢を選んでも自由というか。少なくとも対立しなければならない、みたいなマストではないというか。」
逆沢「唯一神と名乗ってしまったら、相手の神はまがい物と決めつけて対立せざるを得なくなる。そこが一神教の強みであり、限界でもあるって感じか?」
愛原「世界観にもよるが、複数の神や宗教が存在する世界に、唯一神と自称する神や宗教が現れたら、そいつが争いの火種になるのは、ある意味、当然かも知れんな。物語的には面白くする存在かも知れないが。」
逆沢「複数の国家が存在する世界に、突然、世界征服を企む帝国が現れるようなものだからね~。そりゃ争いの火種になるわ。」
愛原「ただ、一神教的な勢力が強いのは間違いない。罪悪感がないのがまずヤバいし。使命感も持ってるため、モチベーションも高い。」
逆沢「ただ、ファンタジー世界の一神教の場合は、選民思想が強すぎるせいか、布教活動も抑え気味だから、攻勢限界点に達しやすいのが弱点ではあるけどね。」
鼎「リアルの一神教みたいに、積極的な布教活動までやってきたら、もっと手に負えなくなるって事かな? 屈服させられた勢力の民が次々改宗させられて、奴隷や先兵としてさらに追加戦力に組み込まれてしまったら、本当に危なそうというか。」
愛原「よくあるファンタジーの悪徳新興宗教のように、教祖の悪事を暴くだけで信者が見放して教団が壊滅してくれれば理想なのだが、実際の信者は、そう簡単に信心を失わないというか。一神教はよりその傾向が顕著だからな。宗教の為なら戦争すら平気で起こせる。慈悲の名目で人を殺戮したり奴隷にしたりも平気でできる。善意で残虐行為を平気でできる、恐るべき戦闘集団でもあるからな。」
逆沢「こんなん、どうやって倒すねんってくらい、敵役としては手ごわそうね。まぁだから、ファンタジーでは広く布教を行わないという弱点とかを付与しているのかも知れないけど。」
鼎「とか言って、味方としても運用しにくいよね。異教徒の存在を認めない思想が主人公側だと、ものすごく感じが悪そうというか。」
逆沢「あー。だからファンタジーの世界では、多神教がデフォルトなのか? 味方にはしたくないけど、敵にしても面倒くさいから。」
愛原「そもそも中世魔法ファンタジーの基礎を作った作家たちは、外ならぬキリスト教圏の住民だからな。その彼ら自身にしても、心のどこかで多神教文化の憧れや、一神教的価値観にどこか疑問を抱いていた可能性は否定できない。一神教文化圏の渦中では、表だってそれを否定するとコミュニティーから攻撃を受けて魔女狩りの対象にされるから、黙ってただけで。」
逆沢「嫌すぎる同調圧力ね~。まぁ異教徒扱いされたらどんな酷い目に遭わされるか分からないコミュニティーでは、そうせざるを得ないんだろうけど。非寛容な社会が、いかに息苦しいか、改めて感じさせるわ。ていうか一神教国家をファンタジー作品に登場させても、美化が難しそうなのも、まぁ分かるというか。」
愛原「なぜファンタジー世界では多神教の世界観が多く感じるのか? 一神教を作品の世界に取り込むと、どういう化学反応が起きるのか? リアルな一神教との違いなど。解釈は個人の問題として、とりあえず一石を投じてみた。まぁ神聖魔法が分かりやすく存在する世の中なら、俺も魔法の奇跡の一つくらい起こしたいから、どこかの宗派には属してみたくなるだろうし。こんな無神論者や世俗派に近い視点での話はできなかっただろうけど。」
鼎「仮に神の奇跡がもっと分かりやすく存在する世の中であれば、どんな神様に仕えてみたいかな?」
愛原「改宗を強制したり、改宗を拒むような神様以外なら、一通り試したくなるかもな。ネットのサブスクの解約ですら面倒くさいところは、俺的にNGなんで。少なくとも、入信しないと危険があるみたいな状況に追い込まれない限りは、俺的にそういう信教の優先順位は高くないな。」
逆沢「お前にとって、宗教はサブスクと同レベルかよ!」
愛原「これ以上は、さらにくだらない話になりそうなので、今回のテーマはこの辺で。」
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| 2025年 | 8月24日 | 自覚なき悪の集団 | 8月10日 | 「飲む、打つ、買う」娯楽規制 |
| 7月27日 | 極論を献策する軍師 | 7月13日 | 自分の失敗を認めない人 | |
| 6月29日 | 圧倒的な強者による支配や管理の抗い方 | 6月15日 | 税金を誰から取り、誰に再配分すべきか? | |
| 6月1日 | 反知性主義 | 5月18日 | 現時点でのAIの活用方法 | |
| 5月4日 | 争点を定めること。ゴールポストを動かすこと。 | 4月20日 | 更新が遅れる理由 | |
| 4月6日 | 現状の民主主義に代わる新システム | 3月23日 | 無能な働き者とスカベンジャー | |
| 3月9日 | 真実に迫る者、真実に気付く者 | 2月23日 | 黙秘という罪、口先人間の罪 | |
| 2月9日 | 防災システムの一元化構想 | 1月27日 | 平和に飽きた人 | |
| 1月12日 | 性欲と精力 | 12月29日 | 人気者のスキャンダル | |
| 2024年 | 12月15日 | 科学信仰と邪教信仰 | 12月1日 | 流言飛語に対する仕組みづくり |
| 11月17日 | 愚かな大衆2 | 11月3日 | 愚かな大衆 | |
| 10月20日 | 為政者の稼ぐ力 | 10月6日 | 悪の陣営に与する理由 | |
| 9月22日 | 人類が招く人類存亡の危機のパターン | 9月8日 | 地球統一政府 | |
| 8月25日 | 戦争を無くす方法と戦争を支持する人 | 8月11日 | バブル崩壊の一類型 | |
| 7月28日 | 怪物化する俗物チーターの一類型 | 7月14日 | 悪事を誘引する事で利益を得る人たち | |
| 6月30日 | 二重相場制 | 6月16日 | コンサルタントという外付け軍師 | |
| 6月2日 | 事務の達人 | 5月19日 | なろう領主による平和的経済活性術 | |
| 5月5日 | 真剣勝負を観戦する喜び | 4月21日 | 無知という名の免罪符 | |
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| 3月10日 | 腐敗した組織を内部から改める難しさ | 2月25日 | 第三者の憶測に基づく介入 | |
| 2月11日 | 結婚しない理由 | 1月28日 | 結婚という契約(相互扶助義務と貞操義務) | |
| 1月14日 | 警察が動きたがらない理由 | 12月31日 | 初級者なりの対戦の楽しみ方 | |
| 2023年 | 12月17日 | サイト刷新とトップページ変更のお知らせ | 12月3日 | 報道資本主義とブラックジャーナリスト |
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| 2022年 | 12月18日 | 俺ならもっと面白いゲームを作るのにという妄想 | 12月4日 | カルトと熱狂 |
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| 7月31日 | チート能力者に対する反応 | 7月17日 | 要人 | |
| 7月3日 | 戦略的準備VS戦術的対処 | 6月19日 | 正義VS秩序 | |
| 6月5日 | パワー・スピード、そしてスタミナ | 5月22日 | キャラの身長の設定 | |
| 5月8日 | 自由の保障 | 4月24日 | 去っていく仲間 | |
| 4月10日 | 戦争ゲームの指導者の目線 | 3月27日 | 悪に屈する時 | |
| 3月13日 | 歴史ゲームにおける歴史の再現性について | 2月27日 | 歴史学の価値について | |
| 2月13日 | 趣味に飽きる時、熱狂できる時 | 1月30日 | 私刑 | |
| 1月16日 | やってる感 | 1月2日 | 捜査・諜報に必要なもの | |
| 2021年 | 12月19日 | 壊された人 | 12月5日 | リソース運用型ゲーム |
| 11月21日 | 後継者争い | 11月7日 | 戦力分析と番狂わせ | |
| 10月24日 | 選挙放談2021 | 10月10日 | 文明崩壊後のサバイバル | |
| 9月26日 | 中立な報道 | 9月12日 | 隔離空間でのアドベンチャー | |
| 8月29日 | 侵略者が撤退した後 | 8月15日 | 正義なき力を生み出す者 | |
| 8月1日 | 問題点(悪)の所在 | 7月18日 | 責任の所在 | |
| 7月4日 | 教育政策 | 6月20日 | 職の貴賤 | |
| 6月6日 | 外患(外敵)よりも恐ろしい内患 | 5月23日 | スローライフと幸福論 | |
| 5月9日 | 社会に貢献する凡人たち | 4月25日 | 情報戦の制し方 | |
| 4月11日 | 予備戦力 | 3月28日 | 不正の告発と隠蔽 | |
| 3月14日 | 職人(ドワーフ) | 2月28日 | 地位に見合う責任と報酬の話 | |
| 2月14日 | 娯楽産業 | 1月31日 | 名君・名宰相 | |
| 1月17日 | 選別(トリアージ) | 1月3日 | 大きく育ちすぎた作品 | |
| 2020年 | 12月20日 | つまらないラスボス戦 | 12月6日 | 予知の活用方法 |
| 11月22日 | 信じたい事しか信じない人たち | 11月8日 | 老化の始まり(能力のピーク) | |
| 10月25日 | 敵の成長率 | 10月11日 | 属人性 | |
| 9月27日 | 信用(信用創造) | 9月13日 | 犯罪都市 | |
| 8月30日 | 同行するヒロイン、同行しないヒロイン | 8月16日 | まとめ役としてのリーダー | |
| 8月2日 | なろう系主人公とやれやれ系主人公 | 7月19日 | 安楽死 | |
| 7月5日 | イデオロギーの矛盾や対立を超えて幸福を実現する方法 | 6月21日 | アピールする人、出る杭を打つ人 | |
| 6月7日 | 間違いを改める方法 | 5月24日 | コロナよりも、ゾンビよりも、米軍よりも恐ろしい集団の空気 | |
| 5月10日 | 部隊長の決断 | 4月26日 | 集団ヒステリーと同調圧力 | |
| 4月12日 | 札束を無限に刷り続けるとどうなるか? | 3月29日 | 借金取りの恐怖 | |
| 3月15日 | 禅譲 | 3月1日 | 秩序志向のプレイヤーと混沌志向のプレイヤー | |
| 2月16日 | (こまめな)人事異動(のススメ) | 2月2日 | 忠誠度という名のゲームパラメータ | |
| 1月19日 | 恨み | 1月5日 | 鞍替え | |
| 2019年 | 12月22日 | 景気 | 12月8日 | 承認欲求に囚われないために |
| 11月24日 | 黒幕としてのスポンサー | 11月10日 | プロスペクト理論とモブの生き残り戦略 | |
| 10月27日 | 追い込まれた悪人キャラのダメージ・コントロール戦略 | 10月13日 | いじめっ子キャラの特徴 | |
| 9月29日 | 命令に背くNPC | 9月15日 | 平等・公平を維持するためのコスト | |
| 9月1日 | 能力値とスキル | 8月18日 | 地位を与えられた者(中間管理職) | |
| 8月4日 | パニックホラーもののリーダー | 7月21日 | パニックホラーものの主人公 | |
| 7月7日 | 許される人と許されない人 | 6月23日 | 愚民政策 | |
| 6月9日 | 壊された人への対応 | 5月26日 | 新時代の脅威 | |
| 5月12日 | (攻撃の)大義名分 | 4月28日 | 前回の反省とキャスティングの話 | |
| 4月14日 | 汚染された情報の拡散 | 3月31日 | 理想の選挙制度 | |
| 3月17日 | 黙示 | 3月3日 | あの世の世界 | |
| 2月17日 | うまくいかなかった革命後をどうするか? | 2月3日 | 策略としての挑発 | |
| 1月19日 | 腐敗した司法(正義の裁きの担い手) | 1月5日 | 強きを挫き弱きを助くVS弱きを挫き強きを助く | |
| 2018年 | 12月23日 | 悪の根源≒マウントしたいという欲望 | 12月9日 | Steamのゲーム |
| 11月25日 | 成り上がったダメ人間 | 11月11日 | 自分を強化する技VS敵を弱体化する技 | |
| 10月28日 | 限界への挑戦 | 10月14日 | 「弱者=守られるべき善人」でない場合 | |
| 9月30日 | 脅しによる支配 | 9月17日 | 信用できない情報だらけの社会の場合 | |
| 9月2日 | 太鼓持ち | 8月19日 | 連続攻撃 | |
| 8月5日 | 信用スコアに支配された社会 | 7月22日 | 内通者 | |
| 7月8日 | 人件費コスト管理ゲーム | 6月24日 | 忠義者キャラ | |
| 6月10日 | 欠陥つき有能キャラの処遇 | 5月27日 | 邪悪な独裁者に支配された組織のメンバーの挙動 | |
| 5月13日 | 邪悪な独裁者が健全な組織を乗っ取る方法 | 4月29日 | 論破 | |
| 4月15日 | 正義の味方という名の制裁者 | 4月1日 | 平気で嘘をつける人たち | |
| 3月18日 | 公正世界仮説 | 3月4日 | 被害者叩き | |
| 2月18日 | 政治力 | 2月4日 | 統率力 | |
| 1月21日 | 優秀すぎるライバルが現れたとき | 1月7日 | 素性を表す記号としての肩書き | |
| 2017年 | 12月24日 | フリゲの雑談 | 12月10日 | 賤民階級 |
| 11月26日 | 個性づけとしてのパラメータ | 11月12日 | 宿敵宣言 | |
| 10月29日 | 大同団結 | 10月15日 | 品質について | |
| 10月1日 | 華麗な策略、汚い策略。その違い | 9月17日 | 平等主義と反平等主義 | |
| 9月3日 | ファン型オタクとマニア型オタクの違い | 8月20日 | ツイッターの利点と問題点 | |
| 8月6日 | 大抜擢された人材 | 7月23日 | 誇りと傲慢 | |
| 7月9日 | 傲慢とマウンティング | 6月25日 | 権威を利用するナイトども | |
| 6月11日 | 悪事プレイ(のススメ) | 5月28日 | 異界人(宇宙人)の干渉 | |
| 5月14日 | 集団の思考ルーチン | 4月30日 | 人間っぽさ=非効率的な思考ルーチン | |
| 4月16日 | 名声欲 | 4月2日 | 無言の圧力と忖度 | |
| 3月20日 | ロスト・ハイ・テクノロジー | 3月5日 | 破壊神の信者 | |
| 2月19日 | 一人称形式で見える視野の範囲 | 2月5日 | 歴史的人物の当時の評価 | |
| 1月22日 | 未来予測 | 1月8日 | 人相見(人物鑑定) | |
| 2016年 | 12月25日 | 商業レビュアー | 12月11日 | 成長戦略の目玉としてのカジノ |
| 11月27日 | パニック | 11月13日 | 生存ゲーム的なシチュエーション | |
| 10月30日 | 強敵感 | 10月16日 | 感情移入という視点からのキャラクターメイク | |
| 10月2日 | 供給過剰社会 | 9月18日 | 血筋 | |
| 9月4日 | 統一されるべき尺度 | 8月21日 | 暑さと寒さ | |
| 8月7日 | (優秀な)下っ端 | 7月24日 | 超便利社会=超疲弊社会 | |
| 7月10日 | 社会的弱者を量産し、彼らを悪の先兵に誘う者 | 6月26日 | 少子化社会という舞台 | |
| 6月12日 | 有事法制(緊急事態における法のあり方) | 5月29日 | 悪のセレブサロン | |
| 5月15日 | 成功者が成功後にやりたいと思うこと | 5月1日 | ゲーム世界とリアル世界の違い | |
| 4月18日 | 過去に戻ってやり直すということ | 4月3日 | 八百長 | |
| 3月20日 | 異邦人(外国人労働者) | 3月6日 | 陣形 | |
| 2月21日 | 功績泥棒 | 2月7日 | 三国志13をプレイ | |
| 1月24日 | 裏切り者 | 1月10日 | 善政家 | |
| 2015年 | 12月27日 | 精神~命よりも大切なもの | 12月6日 | 独立戦争 |
| 11月23日 | ジャーナリスト | 11月8日 | 精神力 | |
| 10月25日 | 優しい指導者 | 10月11日 | 助けを求める人たち | |
| 9月27日 | 兵站 | 9月13日 | 善玉が起こした悪事や不祥事 | |
| 8月30日 | カイゼン | 8月14日 | 盗作・ゴースト | |
| 8月2日 | 表稼業 | 7月20日 | 正論を用いない説得工作 | |
| 7月5日 | ディストピア | 6月21日 | 財政破綻 | |
| 6月7日 | 防諜 | 5月24日 | サイコパス | |
| 5月10日 | 戦犯 | 4月26日 | ハト派とタカ派 | |
| 4月12日 | 不遇な先駆者 | 3月29日 | プロギャンブラー(バクチで生計を立てる人) | |
| 3月15日 | 世界の管理者という名のラスボス | 3月3日 | 命令コマンド | |
| 2月15日 | 攻略本・攻略サイト | 2月1日 | お遊びコマンド | |
| 1月18日 | 精神異常状態 | 1月4日 | NPCの選択判断ルーチン | |
| 2014年 | 12月14日 | 男女キャラクターの比率 | 11月30日 | 不安と安心の役割 |
| 11月16日 | 現実主義者の正体 | 11月3日 | アイテムゲット | |
| 10月19日 | 真相にたどり着けない者 | 10月5日 | 挫折 | |
| 9月14日 | 嫌いだけど素晴らしい人達 | 9月7日 | 売れている作品と面白い作品の違い | |
| 8月24日 | 援軍 | 8月3日 | ブラゲとパケゲ | |
| 7月20日 | 根性論と科学的知見に基づいた肉体改造 | 7月6日 | ディスリスペクト(軽蔑・disり) | |
| 6月22日 | あやかり系主人公 | 6月8日 | 中毒 | |
| 5月25日 | 箱庭ゲーム | 5月11日 | ダブルスタンダード | |
| 4月20日 | 偽りの理想郷 | 4月6日 | 防御力 | |
| 3月23日 | 自分用ゲーム作り | 3月9日 | 育成する指導者、選別する指導者 | |
| 2月23日 | 忠誠 | 2月9日 | 変化するキャラクター | |
| 1月26日 | 一芸職人VS器用貧乏 | 1月11日 | 評判 | |
| 2013年 | 12月23日 | 身分制度 | 12月8日 | 陰謀 |
| 11月24日 | 秘密 | 11月10日 | 努力が報われるゲーム | |
| 10月27日 | ゲームの自由度について | 10月13日 | 出来の悪い二代目 | |
| 9月29日 | 怒り | 9月15日 | 撤退戦術 | |
| 8月30日 | ヒール(悪役) | 8月15日 | 覆水盆に返らず | |
| 7月28日 | 予知・予測 | 7月13日 | かつてのヒーロー | |
| 6月30日 | 覚醒(新能力発現・急成長) | 6月15日 | 犠牲 | |
| 6月3日 | 単独開発 | 5月19日 | ダメ人間 | |
| 5月5日 | 悪徳宗教を必要とする人々 | 4月21日 | 悪の連帯責任 | |
| 4月7日 | 3種類の立場からみた作品批評 | 3月24日 | 中立性を装った愚痴・悪口など(仮) | |
| 3月10日 | 人気対戦競技の条件 | 2月24日 | 幻想空間 | |
| 2月10日 | お金 | 1月27日 | 尊敬できる敵 | |
| 1月13日 | やる気・気合 | 12月29日 | ルール | |
| 2012年 | 12月15日 | 厨二病 | 12月2日 | 売れ筋 |
| 11月17日 | 改心 | 11月4日 | 議論 | |
| 10月21日 | 優秀な人材の起用・登用方法 | 10月7日 | 憎しみにとらわれた人達 | |
| 9月22日 | 友情やコネによる人事起用の危うさ | 9月8日 | 権力欲に取り憑かれた人達 | |
| 8月19日 | 敗北の受け止め方~捲土重来を期すために | 8月5日 | 作者(表現者)が作品を通じて伝えたい思い | |
| 7月29日 | 人が自ら死(自殺)を決意するとき | 7月15日 | 選択肢を選ぶことによる覚悟(リスク) | |
| 7月1日 | 選択肢があるということ | 6月16日 | 宣伝と人気 | |
| 6月2日 | ホンネとタテマエ | 5月19日 | コンプガチャに学ぶ確率論とイカサマの話 | |
| 5月6日 | 鑑識眼 | 4月30日 | 平等と競争 | |
| 4月14日 | 公務員ヒーロー | 4月1日 | SF設定 | |
| 3月18日 | 情報収集 | 3月3日 | 原発考察 | |
| 2月19日 | プライド | 2月5日 | お笑い | |
| 1月22日 | ラスボスの処断方法 | 1月8日 | 創造→創作 | |
| 2011年 | 12月30日 | 独裁者 | 12月9日 | 二次創作品 |
| 11月27日 | 万人向けからマニア向けの時代へ | 11月13日 | 無敵能力の人たち | |
| 10月29日 | 正式名称 | 10月15日 | 利の人、情の人 | |
| 10月3日 | ポジティブ・ネガティブ | 9月16日 | 利権 | |
| 9月3日 | 借金 | 8月21日 | 何も変わらない事の恐怖 | |
| 8月5日 | 発信したいオタクと共感したいオタク | 7月25日 | 戦う地方、媚びる地方 | |
| 7月17日 | 充電期間 | 7月10日 | ひとそれのアンケート結果 | |
| 7月2日 | 供給過剰気味のゲーム(&娯楽) | 6月21日 | 東日本大震災3 | |
| 6月5日 | 上司に反発 | 5月21日 | 修正する度量 | |
| 5月14日 | 挑戦する勇気 | 5月1日 | 調子 | |
| 4月17日 | 専門スキル | 4月3日 | 東日本大震災2 | |
| 3月18日 | 東日本大震災1 | 3月5日 | ネトウヨと不良キャラの共通点 | |
| 2月19日 | 信用ラインと警戒ライン | 2月5日 | 信じられない者ばかりの世界観 | |
| 1月23日 | 武器を交えない戦争 | 1月16日 | しゃべらない主人公 | |
| 1月7日 | 異世界に飛ばされた凡人 | 12月25日 | 後ろ向きな嫉妬心 | |
| 2010年 | 12月19日no2 | 人それのゲーム難易度 | 12月19日no1 | 社会人型キャラ |
| 12月11日 | 新作公開してから一週間 | 12月5日 | 新作ゲーム紹介 | |
| 11月20日 | 理想と現実 | 10月29日 | 新作公開予定 | |
| 10月18日 | 派閥 | 10月1日 | 仲間 | |
| 9月19日 | キャラクターイメージ | 9月6日 | 理想を持った人間。そうでない人間 | |
| 8月21日 | 革命後 | 8月8日 | 長編のオチのつけ方 | |
| 7月24日 | 勇者は世直しができるか? | 7月10日 | 全力集中プレイと長期戦略プレイ | |
| 6月27日 | RPGのチームバトル | 6月13日 | 傭兵団 | |
| 5月29日 | 相手の思考をよんでみよう | 5月14日 | 扇動する者、される者 | |
| 5月7日 | こっそりアンケート設置お知らせ、ほか | 5月3日 | 地方を主人公の舞台にしてみよう | |
| 4月17日 | コンピュータは人間を上回れるか? | 4月2日 | 政権交代から6ヶ月が過ぎて | |
| 3月22日 | フィクション | 3月12日 | 困ったパーティメンバー | |
| 2月21日 | 責任 | 2月6日 | 教育 | |
| 1月23日 | トップダウン式製作とボトムアップ式製作 | 1月10日 | ゲーム作成スタッフ | |
| 2009年 | 12月25日 | 政権交代から3ヶ月が過ぎて | 12月12日 | 血液型 |
| 11月29日 | 編集日記・編集後記 | 11月14日 | AVG(+SLG)制作中 | |
| 10月31日 | シナリオ | 10月18日 | ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには2 | |
| 10月3日 | オリジナル | 9月19日 | ゲーム作りで完成までこぎ着けるためには | |
| 9月6日 | 実在モデルをどこまで採用できるか | 8月24日 | 素材? | |
| 8月14日 | 今時の報道スタイル | 8月8日 | ユーザーサポートにメールを送ってみました | |
| 7月25日 | 恋愛シミュレーション2の魅力? | 7月11日 | 人気と実力 | |
| 6月27日 | 打ち切り | 6月19日 | エロゲ規制強化の流れからみるゲーム考 | |
| 6月6日 | 貴族階級 | 5月23日 | 悪の戦闘員 | |
| 5月10日 | 異なるキャラクターの視点でみてみよう | 4月24日 | 強者がますます強くなる・・・ | |
| 4月11日 | ゲームエディタ | 3月29日 | 愛郷心 | |
| 3月22日 | 匿名ネット社会 | 3月6日 | 暗躍する超能力者たち | |
| 2月22日 | 信者キャラ | 2月15日 | 必殺技 | |
| 2月1日 | アンチヒーロー(悪役型英雄) | 1月23日 | カタストロフィーを未然に阻止しよう | |
| 1月16日 | フェアな戦い | 1月3日 | あれから幾年後 | |
| 2008年 | 12月28日 | 国盗りSLGの景気対策 | 12月20日 | 現実世界をゲーム化してみよう |
| 12月5日 | 内部対立 | 11月29日 | 推理もの?? | |
| 11月22日 | 悪人とも言い切れない罪人 | 11月7日 | 正史 | |
| 10月31日 | 萌えない女性キャラ | 10月18日 | 関西弁 | |
| 10月5日 | 大阪 | 9月21日 | 避けられない強大な敵 | |
| 9月7日 | 人気・魅力・カリスマ | 8月29日 | 黒幕 | |
| 8月23日 | 運と実力 | 8月9日 | COMの思考ルーチン | |
| 8月3日 | 新シナリオ「HeiseiNippon」公開 | 7月19日 | 軍師 | |
| 7月5日 | 各国の思惑を構成するもの | 6月21日 | 催眠術 | |
| 6月7日 | 和解 | 5月24日 | 知恵者 | |
| 5月16日 | 千年生きてみよう | 5月3日 | 生き残ることと勝ち残ること | |
| 4月18日 | 冷酷な指導者 | 4月5日 | お金の使い道 | |
| 3月15日 | 若さ | 3月7日 | 性能と運用 | |
| 2月29日 | アンケート現況発表(質問2について) | 2月22日 | 広報戦略 | |
| 2月10日 | 差別 | 1月27日 | 敵のスペック | |
| 1月13日 | 神の加護、神聖魔法 | 12月30日 | フリーゲームのレビュー | |
| 2007年 | 12月16日 | 国盗りゲームのパターン | 12月1日 | 謎について |
| 11月16日 | ゲーム世界での対人設定2(その他視点) | 11月3日 | ゲーム世界での対人設定1(味方視点) | |
| 10月20日 | レジスタンス勢力 | 10月5日 | 終盤~エンディング | |
| 9月21日 | 世襲について | 9月8日 | 悪役(ヒデブ派5隊長など) | |
| 8月24日 | 確率について | 8月10日 | セーブ&ロード | |
| 7月27日 | 成長について | 7月15日 | SRPGにおける白兵部分のゲーム的処理 | |
| 6月30日 | SRPGのマップのシステム | 6月17日 | 徴収と略奪 | |
| 6月2日 | 兵科あれこれ | 5月19日 | 理想の君臣関係 | |
| 5月4日 | 経済力うんぬん | 4月21日 | 戦略ゲームと戦術ゲーム | |
| 4月6日 | 公開情報と非公開情報 | 3月24日 | 個人戦用の武器等 | |
| 3月9日 | 兵士の武器 | 2月25日 | ゲーム作りとゲーム遊び | |
| 2月11日 | 少数派(属性持ち)向けゲーム | 1月28日 | バージョンアップ | |
| 1月13日 | 宮田軍にてこ入れ? | 12月30日 | フリーゲームの宣伝 | |
| 2006年 | 12月15日 | 投票・アンケート | 12月1日 | 最強の敵 |
| 11月18日 | 動かしやすいキャラと動かしにくいキャラ | 11月4日 | デバッグ | |
| 10月22日 | 現代・近未来ものについて | 10月6日 | 趣味の社会人クリエイター | |
| 9月15日 | 新作?の状況について | 9月8日 | BGMについて | |
| 8月27日 | 登場人物の口語表現 | 8月12日 | 女性キャラ | |
| 7月28日 | 主人公選択式ゲーム | 7月16日 | マイサイトについて | |
| 7月2日 | 死について | 6月17日 | 風刺について | |
| 6月2日 | シナリオタイプあれこれ | 5月19日 | ゲーム作りの進め方について | |
| 5月5日 | ゲーム作りを始める時について | 4月21日 | 高能力キャラの表現方法 | |
| 4月8日 | 悪い敵 | 3月31日 | 名前について | |
| 3月18日 | 伝え方と伝わり方 | 3月12日 | キャラクターのプロフィールについて | |
| 3月5日 | アマとプロによる基本プロット考 | 2月25日 | 自作CGについて | |
| 2月19日 | 著作権について | 2月12日 | バックグラウンドの設定について | |
| 2月5日 | SRPG95の次回作に対する期待 | 1月29日 | 分岐と自由度について | |
| 1月22日 | 難易度について | 1月15日 | 勢力別能力値考察 | |
| 1月8日 | 主人公について | 1月1日 | ユニットの能力値をどういじるかについて | |
| 2005年 | 12月30日 12月23日 12月16日 12月9日 12月2日 11月25日 11月18日 11月11日 11月5日 10月31日 | |||